~ラテン語をゆっくりと自習するブログです~
PAGINA DIADUMENIANI
Latin for Beginners_2576
【本文】
sunt quoque arietēs quī mūrum et portās discutiant.
【新出ラテン語句】
ariēs discutiō
【コメント】
本文のラテン語を訳してみると以下のようになるかと思います。なお、誤りがあれば御容赦願います。
○ sunt quoque arietēs quī mūrum et portās discutiant.
(訳)
城壁と門を破壊するために、破城槌もある。
(解説)
“sunt +名詞” は「~がある」の意味です(Latin for Beginners_1778 参照)。
arietēs は ariēs(破城槌)の複数形です。ariēs は第5変化名詞のようにも見えますが、第3変化男性名詞です。また、ariēs には「牡羊」の意味もありますが、ここでは「破城槌」のことと思われます。
quī ... discutiant は arietēs を先行詞とする関係代名詞節です。動詞 discutiant は接続法になっており、Latin for Beginners_2569 で読んだ注(7)でみたように、“目的の接続法” の構文になっています。
discutiō は「打ち砕く」等の意味ですが、ここでは「破壊する」と訳してみました。
この関係代名詞節は、直訳すると「城壁と門を破壊するための(破城槌)」となりますが、ここでは「~破壊するために、」と副詞節的に訳してみました。
今回で、Latin for Beginners_2569 から読んできた一文がやっと終わりました。
-初学者のためのラテン語-
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