傳鐘亭 blog

IdoとEgoの赴くままに……

種運命 18話

2005-02-20 01:48:59 | 雑感
夕方六時のアニメで降伏した兵士を跪かせて背後から後頭部を拳銃で撃つシーンには驚いた。
逃げ遅れた兵士や捕虜を棒でたたいたり石投げつける位なら時々見かける抽象的表現だけど降伏した兵士を民間人が即決処刑するのは……。

従来の戦争裁判の結果から鑑みると一般的には今回の話の舞台になった街に於ける大西洋連合の不法行為は戦争に勝利した国家又は国家群が行う私刑的戦争裁判による戦犯の復讐的大量処刑か実行者である大西洋連邦が民間人への不法行為を罪状として自前で行う軍法会議で裁かれなければならない。

一般的な軍法的解釈をするとザフトが進駐してきた時点で占領地区又は開放地区の治安維持のために陸軍部隊や憲兵なり艦隊なら陸戦隊を上陸させて正式な捕虜として捕獲して正当な取り扱わないとまずい。
今回は前線指揮官で士官相当のアスランが処刑行為を黙認しているのも戦後に禍根を残す可能性がある。
この場合、もしザフトがこの戦争で敗北した場合、アスラン・ザラやこの作戦部隊指揮官は大西洋連合からBC級戦犯で訴えられる可能性があり有罪の場合は死刑になるだろう。

これをTV表現の問題として考えた場合、前作の「種」ではフレイねぇさんとキラのベッドシーンが問題になったが私は今回の民間人による捕虜の即決処刑(虐待)の方が遥かに深刻な問題だと思う。

アニメだからと目くじらを立てるな!と言われそうだけどあえて言います。

幾らアニメの中とはいえレジスタンスや民衆の怒りを表現するために降伏した兵士を屈辱的な方法で即決処刑するというジュネーブ協定やハーグ陸戦協定の無視や軽視と言う誤解を招く表現に疑問を感じます。
(そもそも、ジュネーブやハーグ陸戦協定等では軍人以外が戦争行為を行うことを禁じています)
反戦のつもりで斯様な表現を取ったとしているのなら不快感を禁じ得ない。
(アニメでC.Eと言う設定だから捕虜取り扱いに関する協定が無いとか言うのも無しね)
それでも、もしこの表現をやるとしても夕方の時間帯のアニメではなく深夜番組で放送すべき内容だと思う。

表現の自由も重要だが、誤りや誤解を招く表現に対しては慎重になるべきだと思う。
この番組は夕方放送である程度視聴率がある分この手の表現の影響が怖い……。






考え過ぎかなぁー?

劇場版AIR 弐杯目

2005-02-20 00:47:26 | 雑感
仕事帰りに池袋により弐度目になる劇場版AIRを見る。
会社を出る前に調べてみたら、いつの間にか毎日20:20からのレイトショーやっているし上映期間も当初3/4までだったのが3/18まで延びてるし。
時々劇場情報をチェックした方がよさげ。
取りあえず今日の最終(20:20)は混雑はしていなかったが半分以上は埋まっていた感じだ。

さて、中一週で弐回目を見たのだが、初日より落ち着いてみることが出来た。
気になったのがフィルム痛んでない?って感じ、なんか初日に見たときより微妙に汚いというかフォーカスが甘いというか……。

あと、TV版もいいけどやっぱり劇場版の積極的な観鈴ちんやHな神奈さまがイイねぇー。
俺の萌どころを的確についてくるのが素敵!
18禁ゲーム版の取って付けた感じのするHよりも自然な感じがするのは私だけでしょうか?。

結論
弐度目を観ても劇場版への評価が揺るがない俺は勝ち組だ!
もう一回見に行こう。