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祈りを、うたにこめて

祈りうた(百字ノート  不幸の色も七色に変わる、今日の唾をのみこむ)

百字ノート 

不幸の色も七色に変わる

 

 「誕生は天の恵みだ。人間が決められるものではない」と謙虚になる人で

も、「死は己のもの。命は自分の好きにできるのだ」と驕る場合がある。恵み

だったはずの生までも憎んで。不幸にはたくさんの色がある、そして自分の不

幸こそ最低の黒一色だと譲らない。だが、実はその色とて固定しはしない。そ

の人の考え方生き方次第で七色にも変化していくものなのだ。

 

 

 

しあわせの歌 

今日の唾をのみこむ

 

んどいなと思いながら朝の寝床を出る

したの辛さを今から感じてしまうようなけだるさ

たしにまとわりつく不穏な感情 自分のなかに他人が棲みついているような

なかや首筋のゴリゴリがほぐれたらどんなに身軽になれるだろう! 

 

んみょうな顔で「だいじょうぶ?」と聞かれた

あ、やっぱり弱って見えるんだな、わたしは

らおうとした頬がちょっとひきつった

めて上手な嘘つきになりたい、心優しいひとの前では

 

3 

んけいが細いので心が疲れる これ、ストレス負け?

れもできまい、これも難しい すぐにそう決めつけてしまうひがみ根性

たしがいなくても困る人はいない そう思うことも寂しい

っかちでプライドだけは高い 焦る心が肺を圧迫しているのだ、正直なところ

 

 

ごとが終わったら一杯、または軽い運動をジムで―それは縁のないこと

そぶことのできぬ性分には 暗い夜の暗い部屋が落ち着くのだ

ざと笑ってみた すると声のない口だけが開いた だが笑えたのだ、確かに

すじをちょっとだけ伸ばしてみた ゴクリと 今日の唾がのみこめた

 

 

★たんぽぽの 何とかなるさ 飛んでれば 
★いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。

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