孤独の閉じこもりから
しゃがみこんでいたとき孤独だった
孤独と感じたからしゃがみこんでいたのかもしれない
辺りは狭くて暗くて寒かった
明日の扉は閉ざされ今日するべきことは無かった
するべきことが見つからないので明日が閉ざされていたのかもしれない
あれもこれも億劫 食べることさえ面倒だった
そんなけだるい時間のあと とつぜん 私は気づいた
自分を追い込み、つっかえ棒をしていたのは私自身だったと
意味ナイ、ツマラナイと 被害者の椅子に座り続けていたのだと
私は孤独のジャンパーを脱いだ 「安楽椅子」からおりた
背中を畳に広げ縮こまった体を伸ばした
それから飯を食べた 今日まずするべきことだと知ったのだ
百字ノート
血の浄めを求めて
妬みとひがみと怒り、それで血が濁っている。生来か環境の産物か解らぬ
が、黒い血管が体内を巡ってきた。だが、耳に讃美歌が聞こえ、目に聖書の言
葉が映った日、その日から私は血の浄めを求め始めたのだ。「病んだ者をこそ
癒やす」と、自らの聖い血を十字架上で流された方、その方と出会った日か
ら。
★たんぽぽの 何とかなるさ 飛んでれば
★いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。