


夏至から数えて11日目を半夏生(ハンゲショウ)といいます。慌てて「ン」を抜かさないでくださいね・・ひぇ~~(笑)
夏至は6月21日でしたから、7月2日の昨日から半夏生というわけで、ここ数日がそれに当るようです。
半夏、別名・カラスビシャクという草が生える頃が、半夏生とか。田植えと大雨が関係する日でもあり、一年の折り返し地点、節目の重要な時期でもあります。
夏至を境に夜がだんだん長くなってゆきますが、それでもまだ夜は短くて明け易い、’短夜(みじかよ)’の感覚でございます。
短夜を枕にちかき銀屏風 蕪村
そして次に七夕がやってきます。七夕の行事は、もとは陰暦の七月七日に行われていました。その日は暦の上では秋になります(陽暦の8/7は立秋にて) ↓なので俳句もこう。
七夕や秋を定むる夜のはじめ 芭蕉
通常は陽暦の七月七日を七夕とするところが多いですが、観光その他の理由で、八月七日に行うところもございます。(旧七夕は、カレンダーを見ますと・・今年は8/26だそうですね)
牽牛と織女、すなわち彦星と織姫星、この二つの星がランデヴーするのを星合(ほしあい)と呼びます。
ロマンティックな言葉ですわね~(='m')
普段はこの二つの星の間には、大きな天の川が流れていますので、自由に逢えないのです。
ところが七夕の夜だけは、カササギという鳥がたくさん集まってきて翼を並べそろえ、天の川に橋を作ってくれるのだそうです。その橋を渡って、やっと逢うことができる~♪というわけでございます。
さて、七夕の行事ですが、やはり中国大陸から伝えられたものと、日本にあった「棚機つ女(たなばたつめ)」の信仰とが一緒になった、とものの本には書いています。
中国では古くからあった牽牛・織女の星伝説、それから生まれた「キコウデン」の行事が、日本に伝えられたそうです。いろいろ難しいお話があるのですね。以下簡単に(笑)
星にお祈りをする風習ですが、今は色紙短冊に願い事を書いて竹の葉っぱに吊すのですが、もとは’願いの糸’という、「五色の糸」を竹竿に掛けていたようです。糸が紙に変わった、ですね。
また七夕の前日には、お習字が上手になるようにと、「硯洗(すずりあらい)」というお清めの風習もあります。
そして翌日の七夕には、ハスの葉に宿る露の玉を硯に移し、心をこめて墨をすり、五色の紙にそれぞれのお願い事を書いて、笹の葉に結びつけてお祈りをする、と。なかなか優雅でございますね*^^*
蓮田が近くに無く、蓮葉の露の玉が簡単に手に入らない現状では、水道水などになりましょうか、それも時代の流れ・・致し方ございませんデス( ̄人 ̄)
昨日の水田わきに咲き出したノカンゾウ(野萱草)三枚↓です。咲いたばかりの、一番綺麗なところを見てあげてくださいませ。花びらが一重ならノカンゾウ(※ヘメロカリス)、八重咲きならヤブカンゾウ(藪萱草)といいます~。o@(^-^)@o。♪



えっと…違っていたらゴメンナサイ。
とてもややこしいのですが、カラスビシャクは「半夏」という、
漢方薬にも使われるサトイモ科の植物だと思うのですが…
カラスビシャク(烏柄杓)は春から今頃にかけて我が家の
雑草園にも生えまして、そのユニークな形が大好きです。
以前、私も自分のブログで記事にしたことがあります。
(2008年5月23日)
この半夏(=カラスビシャク)が生える頃なので季節としての
「半夏生」という命名もあるそうです。
ドクダミ科の「半夏生=半化粧」とサトイモ科の「半夏」…
う~ん、混乱しますよね~。(>_<)
そうそうこちらのヤブカンゾウは赤がつよいのですね。こちらでは朱に近いです。田圃の緑に映えていますね。
はい、ありがとうございます!
私も寝る前に何かおかしいなぁ・・これはヘン!と気付いて、急いで修正するつもりでブログを見ましたら、とんこさんからもコメントでご指摘が~(゜艸゜*)
そうなのです、とある本でドクダミ科の半夏=烏柄杓(カラスビシャク)となっていて、おそらくその著者さんも勘違いをしていたのですね。私もふら~っと感染して、元のハンゲショウと混同してしまったようです(;^_^A アセアセ・・
カラスビシャクは、サトイモ科ハンゲ属。根茎の部分は’半夏’と呼ぶ漢方薬になるのですね。胃弱に効く’半夏しゃしん湯’という薬があります、昔に飲んだことがありましたのを。。思い出しました
別名は半夏、狐の蝋燭、ヘビノマクラ、と。これは半夏生とは全く別物でした、マムシグサの仲間です。あ~お恥ずかしい。
しかも歳時記では、植物と時候のハンゲショウも意味が違いますのよね、字は同じですが・・。
わぁ~とりあえず間違いの部分は削除・修正しました~申し訳ございません(_ _ )/ハンセイ
またとんこさんのコメントが、途中で切れたようです。このgooブログでは、半角の>←こういう記号が入りますと、その次の部分から削除されてしまうのです、不可思議な現象ですが・・
もっと書いていただいたのでしょうに、本当にゴメンナサイね。ご親切感謝いたします
俳句を、ありがとうございます!
ノカンゾウはここでは赤が強かったですね、場所によっては朱が強いのもあります。
ヤブカンゾウは、透き通った橙色ですね。毎年見ていた場所のヤブカンゾウは、今年は雑草と共に刈られてしまった様で、残念です。
コメントをありがとうございました(^人^)
はじめまして、時々 だんだんさんとところでお会いしています。
貴女は相当な文学者 と 言いますか記憶力の良い方.....
この様な 彦星と織姫のお話私は小さい頃から聞いているのにみーんな忘れて居ます。
芭蕉の句もこんなにご存知なのですね、芭蕉 と 一茶 は大変好きな人です、一説によりますと 弟子の 曾良 は徳川幕府の隠密との事 それゆえに 師である 芭蕉と日本全国あんぎゃくの旅に同行したとか、真偽の程は?
ノカンゾウの美しさに見惚れています。
先日、ヤブカンゾウはみましたが、これにはまだ出会っていません。
ヤブよりスッキリしていていいですね。
胃と肝臓が悪くなるとイカンゾウというそうです。
これは病院に行けば咲いています。(笑)
あまり居ると箒で吐き出されそうです。
今日は東京と横浜に出かけます。
またお会いする日までお元気で・・・
ニュースでやっていました。
そのためか他のところでも半化粧のアップが有りました。
人気のようです。 でも、写真が・・・
花ではなくても季節の話でしたね。
ても、花のはなしで・・・
今、こちらでは、マタタビの葉が半化粧です。花が咲くと虫をおびき寄せるために化粧をする。
目も耳、鼻もない植物がどうして、そんなことを
ほかでおいてきた句を、そのまま
来ぬ人を 占うように 半夏生
こちらはヤブカンゾウばかりで、ノカンゾウはほとんど見ません。そろそろ咲くかな
半夏生のお話から、七夕のお話。
いつもながら、巧みな文と、美しいお写真に、すっかり引き込まれましてございます。
そういえば・・・もうすぐ七夕なのねぇ。。。
私はタナバタならぬバタバタだわ~(涙
ではでは、またね~☆
ロマンあふれるお話しに、カラスビシャクまで・・・(笑い)。
カンゾウがたくさん咲いておりますね。
こちらは、昨夜飲み会で肝臓を心配しております。