
小学校4年生くらいの少年が自転車でやってきた。
前カゴに虫を入れる容器と、大きな白いタモを持って。
話しかけるように、私の前で自転車を止めたので「何を捕っているの?」と訊くと、カナヘビだそうである。一匹は捕ったとかで、のぞいて見ると容器の中に大きいのが入っていた。
・・その尻尾の長さに少しばかりビビる私。
「これが好きなの?」と訊くと、少年は満足気に大~きく頷いた。「捕ってどうするの?」と畳み込むと、たくさん捕って家で飼うのだそうだ。
・・うっ、う~む。。。この子の母親が気の毒に思えてきた。
しばらくの間、少年と私は似たような場所で別のものを探していた。
クローバーをよく見ようとしたら、木の根元の草藁で、シマヘビが日向ぼっこをしている。細いがかなり長い。少しずつ、そ~っと私は後戻りをした。
少年に向かって「そこにシマヘビがいるから気をつけて!」と言ったが、こちらが思うような反応はなかった。うんとかあぁとか言ったかもしれない。そもそも爬虫類系は得意分野なのだろう。
ふと見ると、少年はさらに道なき高所へ登っていくところだった。あの辺に足を踏み入れる勇気など、端から私にはないのだった。



春の野原さながら この時期にもクローバー↑が元気に広がっている



アメリカ犬鬼灯(いぬほおずき)3枚

レンズを通せば なかなか綺麗に見えるもの
9月からこっち、ずっと方々から頂いた新米を食べているのだが、そろそろ終わりそうになってきた。
と思ったら、夫が新米を買った!といって、大袋を持ち帰ってきた。なぜそんなことをするのか、意味が分からないが、まぁ彼にも何らかの事情があったのであろう。
ここは有難く黙って頂いておく。玄米なので、その都度食べる分だけ精米しなくてはならないのだが、それが幾分面倒といえばいえる。しかし、玄米なら長く置いておけるので心配はない。
で、精米に行こうと思っていたら、余所からまた新米を頂いた。約10キロほど。妙にツイているような気もしないではないが、ここで来年の”運”?まで使ってしまったのではないかとの、微かな不安がよぎる。
そんなショーモナイことを考えるのも、今までが”不運の連続”だったからだろうか。どう考えても情けない人生であろう(苦笑)

ふんわりとした淡雪のような色 空を見あげて優しく咲いていた白い薔薇
日々、目立たない小さな物語の中に暮らしています。楽しさや嬉しさやささやかな感動は、自分だけの宝物です。金めの物と違って、盗られたりする心配もなし
そんな地味な豊かさを、これからの心の糧として蓄えていけたら、有難いことだと思っています。norikoさんのところのような、素敵なブログをめぐるのも心の糧になっています。
タイムマシーン現象ですか?自分も先のことは分らないですけれど、そうなったらたぶん戻る時代は決まっています。私が確かに存在していたと思えるある時代へ、すぐに飛んでいくのでしょうね。他人から見たら悲惨でも、自分の中では純粋に幸福でいられるのも「認知症」のひとつの典型ではないでしょうか。
人間は何かを手離した時、別の何かを得られるのでしょうね。コメントをありがとうございました
ご主人の素敵な家具のこと、コメントを入れてから「カテゴリー」から見ればよいことに気付きました~
私もは虫類は苦手なのですが・・
少年との出会いが素敵な夕焼け空や花が咲く写真とともに物語の世界に導かれたようで引き込まれました。
この少年を通して私も幼い頃無心に自然と遊んだ頃と重なったのでしょう。
ちなみにまったく関係ありませんが
タイムマシーン現象=認知症になると若い頃の最もはつらつとしていた頃に戻ることがありそれをこう呼びます。
私もいつか認知症になったときこんな風に無心遊んで楽しかった頃に帰るのでしょう。
そうそう!学校なんかにヘビを持ってくるヤツがいました。たぶんそれほど好きではないけれど、平気で触れるというところを見せたかったのかもしれませんね。強さの誇示?
私はまだ蛙とか亀なら何とかなります。しかしヘビは駄目です。ヘビもね、人間に嫌われるために生まれてきたわけではないので、可哀想だとは思いますが・・。あのパンダのように可愛ければ、大事にされるのでしょうが
家のベランダには蝙蝠が棲んでいますし、常連のカナヘビは庭のデッキに棲みついています。いい年してきゃあきゃあは言えないので、ぐっと堪えていますよ
コメントをありがとうございました
だいたい秋のお彼岸が過ぎると冬眠する、と言われていますが、とんでもございません。まだまだご活躍ですよ。だって、暖かいですから~・・要注意
永眠だなんて
そろそろ冬に近くなったので、お寂しくなられましたか?そういえばピーチャンもいなくなり。。
コメントをありがとうございました
母親とはいえ、か弱きオンナですから、爬虫類系はやはり家に置きたくないと思いますよ^^;
でも子供の頃は色々な物に興味があると思うので、そこは我慢しなくてはいけないですね~、ツライ・・けど、虫や動物に興味を持つ子は頭が良い・・なので仕方がないから受け入れる?
うちの息子は、小さな虫でも怖くて触れませんでした。娘はバケツ一杯蛙を捕って来る子でした。同じように育てても、それぞれ個性があるのですね。ザリガニ捕りは二人とも好きでしたが。面白いものです
温かいコメントをありがとうございました
薄紫のスミレ?・・かもしれません。でもこれ一輪だけ、それに普通のスミレよりお花が大きい。謎です~
アメリカイヌホオズキは、あの悪茄子にソックリです、強烈な棘はないですが。小ぶりで優しい風情で可愛いですよ!
しかーし、ワルナスビには私はホント、長年往生しているのです。もはや憎しみしかありません~
もういいよと思うのに、新米が来てくれます。山小屋さんに送りたいけれど、
コメントをありがとうございました
金蛇水神社・・不気味な名前の神社ですね。ヘビに関係あるのでしょうか?
こちらは「タカオ神社」というのが多いようなのです。タカは高ですが、オは全部違った漢字を当てています。何か謂れがあるのでしょう。「高尾山」或いは「高野山」を連想してしまいます。
う~ん、名も無い神社めぐりもいいかも^^私の場合、あくまで雑草を探すためですが・・やはりお賽銭は入れたほうが良いでしょうかね?
お優しいコメントをありがとうございました
お早い時間からご活躍ですね!
ホオジロを拝見しました。雀と間違えそうですが、目の上と下が白いですね。鳥も可愛いものですね~、でも鈍くさいのでうまくその姿を探せません
ヘビは何処にでもいますから、注意して歩いていますよ。それ以上に抜け殻もよく見ます
コメントをありがとうございました
洋服のポケットに忍ばせて、みんなの前でヌルリッと出します。
畑の中を逃げて行く蛇を見つけると、ドーンとアタックしたりします。
あの気持ちは今も分かりません。
みんな普通の大人になっているのです。
寒さに弱い僕も冬眠したいのですが、
永眠になりそうなのでやめときます。(笑)
花と咲く日も長くないし。
運も使い切ってもうなくなったし。
生きてる意味もなさそうだけど。。。
・・・時の流れは素敵なことと思っています。
暖かいので冬でも咲いている場合があります。
アメリカイヌホウズキは名前はホウズキとついていますが、ナス科の外来種です。
ワルナスビのようにトゲはありませんが、雑草として増えています。
有毒ですから、食べないでくださいね。
新米がトーコさんのようなベテランの家に届くのですか?
「冗談じゃない!」といって私のところに送ってください。処分して差し上げます。(笑)
郊外の岩沼の金蛇水神社を思い出しました。
特に信心しているわけでもなく、変わった名前だな
と覚えていたのです。
少年との出会いの話、たいへん面白く思いました。
少年は更に上に登って何をするのかな。とか考えました。
可愛い野の花と少年の話、合わせてのどかな感じがしました。
私も蛇は苦手ですが…。
こういう景色、大好きです。
見て、心癒されます。。
小学生の少年との出会い話、・・・。
いいものですね。
シマヘビとの出会いとは、ちょっとお疲れだったようですね。
イヌタデ、イヌホオズキ、白いバラなど見て楽しめました。
新米、美味しいですね。
嬉しい時期ですね。
昨日は、応援ポチなどありがとうございました。
涙が出るほど、嬉しかったです。
今後も、よろしく、お願いしますね。。
どうされたのですか?例の果実酒(ヤマボウシの実)のテイスティングのせいじゃないんですか~
そうそう、納屋に蛇は付き物です。積み置きの薪の間にも棲んでいます。いやぁ悪夢だわ~
温泉にも蛇が出ることがありますから、こちらでは周囲に蛇の忌避剤を撒いたりしていますよ。露天風呂なんか・・多少、要注意です
お風邪なのに、コメントをありがとうございました
ちと風邪気味です。
そう、貴女には、もう運は訪れないでしょう!
そんなに新米ばかり独り占めして!
我が実家の納屋には、青蛇さんが住み着いておりまして、
時々、梁の上から舌をピロピロさせて見下ろしてます。
やはり爬虫類はご容赦のだんだんです。