皆様、暑い夏いかがお過ごしでしょうか。春先の震災の影響も、この辺ではようやく影を潜めつつあり、日常を取り戻しつつあるようです。そんな中、休みを利用して、先日2度目のボランティアカットに行って参りました。
1度目に行った、宮城県の亘理町に電話をかけて様子を聞いてみたのですが、幸いほとんどの避難所で、仮設住宅への引っ越しが完了していて、まとまった希望者が出にくいとの返事でした(仮設に移ってしまうと、そのような連絡はとりにくくなってしまうんですね)。次々に避難所そのものも閉鎖され、あの時いらした方々も、新しい暮らしを始められたようだと察せられて、ホッとした次第です。とはいえ、後で書きますが、まだまだ大変なことに代わりはないのですけど・・
そんなわけで、どうしたものかと思案をしつつ、宮城から福島まで、幾つかの避難上に問い合わせたところ、南相馬市の原町区というところへ、カットにうかがうことが決まりました。ここは、地震の被害もさることながら、報道でご存知の方も多いと思われます。原発の問題で、長く避難生活を続けている方々が居られるところです。早速電話とメールで要旨をお伝えすると、すぐにファックスが届きました。 ボランティアの受け入れ票です。これを以てこちらの市役所へ行くと、途中の有料道路の通過料金が免除されます。申請の翌日、再度市役所へ出向き、書類を受け取りました。 各高速道路の乗り継ぎ先を示した書類で、お金の代わりに料金所でこれを渡します。
朝の四時にスタートです。今回は、友人美容師3人が同行してくれました。 まだ暗いです。
集合場所で車を乗り換えて、知人のワゴン車で出発しました。お陰で荷物がたくさん積めて良かったです。
京葉から首都高、そして東北道です。常磐で行きたいところですが、原発付近で迂回を余儀なくされることがわかっていたので、最初から道を選びました。もっとも、到着にはそれなりに時間がかかりました。途中、佐野のパーキングで休憩です。
早速カット開始です。平日昼間ということもあって、主にご高齢の方が中心でした。男性もたくさん切りました。今回、3人で来る予定が、一人増えたお陰で、思いの外早く、全希望者(20名ほど)のカットを終えられました。
午前中で、こちらでのカットが終わってしまい、皆で話し合ったところ、まだやれる!ということになり、現地の人に教えていただいた、原町第2中学校というところへ、午後から向かうことに。途中、車内で、同行した人の奥様からの差し入れのおむすびを頂いたりして。しばし休憩です。
それから車で10分程移動して、中学校に着きました。早速カット開始です。
こちらの避難所は、学校全部を使って、教室を居住区域にしていました。やはり、仮設住宅への引っ越しがすすんでいて、一番多いときにくれ部レ場半分くらいに減ったそうです。でも、そのせいで返って、設備が縮小されたりして、不便になったことも多そうでした。良く晴れた日の校舎は、とても暑くて、クロスを掛けると汗がどんどん流れます。仮設住宅が当たっても、不便な場所だったり、結局2年で出ないとならなかったり。つらい現状をたくさんうかがいました。
こちらでも20~25人ほどカットして、今回は終了です。時間は午後3時半頃でした。ご挨拶を済ませて、学校を後にします。
今回、ご厚意で温泉チケットをいただき、皆で入ってから帰路につきました。サイコ~!
しばらく、無言の時間が過ぎました。心で黙祷しつつ、被害にあった方々に思いを馳せました。
でも、子供たちは元気です!
彼らがいれば、必ず、復興は成し遂げられるでしょう!日本の未来を頼みます!それまでは、何とか私たちが頑張るから!