初めてサロンに立ってから、今日まで美容師をしてますが、その間には何人か、技術やデザインの面で憧れたり影響を受けたりした美容師がいました。
これからしばらく、思い出すままに綴ってみたいと思います。一般の方には退屈な記事かも知れませんが、あしからず(^^ゞ(不定期連載)
まず最初は
IMAI(いまい)の有村雅弘さん 美容室に入りたて頃ののわたくしは、熱心さに欠け毎日よく怒られていて(苦笑)。仕事そのものに興味が湧くまで若干の時間を要したのです(^^ゞ その、ヤル気の出始めた最初の最初の頃、技術の習得に燃えて勇み立ったものの、何をどうしていいかわからない(笑) そこで、『トモトモ』という新米美容室向けに発行されている美容師雑誌を参考に、カットの練習を始めました。その時ある号に載、エライ綺麗なスタイルが出てまして。ストレートで、アゴ下のラインでピシッと切り揃えたボブ(ワンレン)のカットなんですが、バランスもいいし、巧くキマってるんですよ。
その作者が、この有村さんでした。 丁寧に解説を入れながら、初心者(もっとも私は初心者ではなかったけど…笑)にもわかりやすく、記事を進められていました。スタイル自体も良かったけど、それと同時に、有村さんの言葉が、決定的に私の心に衝撃を与えたのです。それは… 『似合わせる』
という一言。
今では普通に考えられますが、ん~…私だけなのかなあ…当時からその前までの美容師の仕事って、お客様の御指定通りに、肩なら肩、アゴならアゴの長さで、ボブならボブ、レイヤーならレイヤーを、見せられた写真の通りに『ちゃんとコピーするように』切るのが一般的だったと思うんですよ。で、ウマイヘタの基準は、如何にまっすぐ切れているか、とか、つながりがきれいかとかで。
もちろんバランスの見方やデザイン提案もしたけれど、それは最初のスタイル決めの段階の話で、一度お客様がスタイルをお決めになったなら、それを切りながらさらに細かく似合うようにアレンジしていくと言う発想と言うか概念と言うか、そういったものをオープンにする風土がなかった時代だったんですねえ。 出されたものをそのまま切って、お客様が自分の事をわかってて、最初からいいスタイルを指定してくれば、似合うようになったし、あまり似合わないスタイルをリクエストされても、なんか違和感感じながらも、とりあえず切る。お客様も内心イマイチだな~と思っていても、カットそのものは間違ってないから、なんか違和感あるけど、仕方ないか…という雰囲気。仮に『おまかせ』でお願いされても、お客様の顔かたちに基づいて、よりその人に似合うように…というよりは、カタログをみながら『じゃ、これいってみましょうか?』てな感じで、スゴい曖昧(^^ゞ(苦笑) だから、その『似合わせる』っていう言葉を聞いた時は、非常に衝撃的でした。そぉか~!お客様の指定通りじゃなくても、似合うように変えていいんだ~!?という、今では当たり前のような事に、中々気づかず仕事していたんですよ(汗)。
ま、当時の先生や先輩は苦い顔してましたけどね(苦笑)。 どちらかと言うと徒弟制度の名残が強かったサロンで、先生の仕事が一番、という見方がありましたから、雑誌を見て知識や技術を仕入れていくと、あまりいい顔されなかったものです。 しかしこの『似合わせる』と言う言葉、知ったその日から今日まで、ずっと私を貫いている不変のテーマであり言葉であり、追求する大きな課題になっています。
それに気づかせてくれた有村雅弘さん、雑誌でしか見たことないけれど、今も元気にIMAIでご活躍です。
まだまだ私もこれからです。練習しよ☆
これからしばらく、思い出すままに綴ってみたいと思います。一般の方には退屈な記事かも知れませんが、あしからず(^^ゞ(不定期連載)
まず最初は
IMAI(いまい)の有村雅弘さん 美容室に入りたて頃ののわたくしは、熱心さに欠け毎日よく怒られていて(苦笑)。仕事そのものに興味が湧くまで若干の時間を要したのです(^^ゞ その、ヤル気の出始めた最初の最初の頃、技術の習得に燃えて勇み立ったものの、何をどうしていいかわからない(笑) そこで、『トモトモ』という新米美容室向けに発行されている美容師雑誌を参考に、カットの練習を始めました。その時ある号に載、エライ綺麗なスタイルが出てまして。ストレートで、アゴ下のラインでピシッと切り揃えたボブ(ワンレン)のカットなんですが、バランスもいいし、巧くキマってるんですよ。
その作者が、この有村さんでした。 丁寧に解説を入れながら、初心者(もっとも私は初心者ではなかったけど…笑)にもわかりやすく、記事を進められていました。スタイル自体も良かったけど、それと同時に、有村さんの言葉が、決定的に私の心に衝撃を与えたのです。それは… 『似合わせる』
という一言。
今では普通に考えられますが、ん~…私だけなのかなあ…当時からその前までの美容師の仕事って、お客様の御指定通りに、肩なら肩、アゴならアゴの長さで、ボブならボブ、レイヤーならレイヤーを、見せられた写真の通りに『ちゃんとコピーするように』切るのが一般的だったと思うんですよ。で、ウマイヘタの基準は、如何にまっすぐ切れているか、とか、つながりがきれいかとかで。
もちろんバランスの見方やデザイン提案もしたけれど、それは最初のスタイル決めの段階の話で、一度お客様がスタイルをお決めになったなら、それを切りながらさらに細かく似合うようにアレンジしていくと言う発想と言うか概念と言うか、そういったものをオープンにする風土がなかった時代だったんですねえ。 出されたものをそのまま切って、お客様が自分の事をわかってて、最初からいいスタイルを指定してくれば、似合うようになったし、あまり似合わないスタイルをリクエストされても、なんか違和感感じながらも、とりあえず切る。お客様も内心イマイチだな~と思っていても、カットそのものは間違ってないから、なんか違和感あるけど、仕方ないか…という雰囲気。仮に『おまかせ』でお願いされても、お客様の顔かたちに基づいて、よりその人に似合うように…というよりは、カタログをみながら『じゃ、これいってみましょうか?』てな感じで、スゴい曖昧(^^ゞ(苦笑) だから、その『似合わせる』っていう言葉を聞いた時は、非常に衝撃的でした。そぉか~!お客様の指定通りじゃなくても、似合うように変えていいんだ~!?という、今では当たり前のような事に、中々気づかず仕事していたんですよ(汗)。
ま、当時の先生や先輩は苦い顔してましたけどね(苦笑)。 どちらかと言うと徒弟制度の名残が強かったサロンで、先生の仕事が一番、という見方がありましたから、雑誌を見て知識や技術を仕入れていくと、あまりいい顔されなかったものです。 しかしこの『似合わせる』と言う言葉、知ったその日から今日まで、ずっと私を貫いている不変のテーマであり言葉であり、追求する大きな課題になっています。
それに気づかせてくれた有村雅弘さん、雑誌でしか見たことないけれど、今も元気にIMAIでご活躍です。
まだまだ私もこれからです。練習しよ☆
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