てげてげブログ

中国の生活について書いてます。
てげてげに…。

2008-11-01 00:28:00 | びっくりしたこと
杭州へ行った時。
帰りの時間が大幅にずれて、サービスエリアで夕食をとる
ことになりました。
そこの料理、好きな料理を入れてもらう形式のところ
だったんですが、私が選んだのはかなりおいしかったです。

で、隣の先生は、鶏肉の料理を選んでいました。
「ちょっと見て」と言われて見てみると、なんと鶏の頭が…。
仲良くいっしょに煮込まれてました…。
うわー、豚の頭はみたことあるけど鶏は…。
ちょっとショッキングでした。
豚の頭もショッキングですが。

それを前で見ていた英語の先生。
後でバスの中で「鶏の頭食べた?」と聞いていました。
それを聞いてジョークだと思って笑った私に、
「私は肉を食べていたころ(現在ベジタリアン)すべて
食べるようにしていたよ」とまじめに答えました。
なるほど、確かにそれも肉になった動物への礼儀ですね…。

余談ですが、彼女は西湖を歩いていた孔雀を見て、「うちの農場の
孔雀を食べていたよ」と言っていました。
孔雀食べるんですか!七面鳥だけだと思ってた。

余談の余談ですが、アメリカにホームステイした時、
「これはturkeyのサンドイッチだよ」と言われ、
「ターキーって何?」と聞いたら、ホストブラザーが
七面鳥のマネをしてくれました。それを見た私、それを
孔雀だと思って「アメリカ人は孔雀を食べるんだ!!」
と大変びっくりしました。
後で誤解だったことに気付きましたが。
でも、その誤解も間違いではなかったんだ…
と10年以上もたった今、知りました。

話は鶏の頭に戻りますが、この前、インターネットで
「日本と中国の違い」についての論文を読みました。
それには、「中国では主賓が北京ダックの頭を食べるし、ブタの頭は
御馳走」と書いてありました。
そうなんだ…!
頭はさすがにうってなりますねえ…。
日本ではめったに見ることないですよね。

でも、魚の活き造りとか、日本人にとっては新鮮さの証でも、
外国人にとっては「残酷だ」って食欲なくすのと同じような
ものなんでしょうね。
確かにどんどん動かなくなっていくのを横目で見ながら
食べるっていうのは残酷ですよね…。
用は慣れでしょうか?

外国にいると、肉を全部食べようって意気込みが伝わってきます。
鶏まるごと(首はない)がたくさんあるのは当たり前。
ポルトガルはウサギを食べるんですが、スーパーには
皮をはいだウサギ(耳はない)がそのままパックに入ってたりします。
ウサギ…鶏肉よりもジューシーでおいしいんですが、
さすがにそれは自分で料理できず、レストランで食べました。

肉屋には牛やら豚やらヤギ(?)やらがぶらさがってます。
もちろん皮はありません。
牛と豚はさすがにそのままじゃなかったと思いますが、
ヤギみたいなのは全身に近かったような気がします。
最初見た時はちょっと怖かったですね。
でも、「生き物を食べてるんだな~」と実感するように
なりました。

日本のスーパーではすべてこぎれいに小さく切られて
パックに入っているので、調理しやすいけど、
「生き物を食べてる」という気はあまりしませんね。
まさか「肉」でこんなにいろいろ異文化を感じるとは
思いませんでした。





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