卒業式

中国は今卒業シーズンです。

昨日、日本語学科の卒業式でした。
中国では少しずつ卒業式を行うようです。
昨日は日本語学科、英語学科、法律学科などの卒業式でした。
式自体はけっこう日本と同じ。
先生方のお話、卒業生代表の話、などなど。

卒業証書は流れ作業だけど、台上で卒業生全員に
渡してました。

服装は、皆、ラフ…。
普段着でした。
四角帽って言うんですか？
あれとマントかぶるのは写真撮影の時だけのようです。
写真は前撮り。

というわけで、式はあっという間に終わってその後謝恩会も
なく、あっさりしてたんですが、中国では、卒業式よりも、
その前に行われるパーティー（？）の方が重要みたいです。

パーティー。月曜にありました。
皆が「パーティー」と言うから、謝恩会みたいなの
想像して行ったんです。
そしたら全然違いました。
卒業生が全員出場する学芸会と言っていいと思います。

歌うたったり、劇をしたり、踊ったり。
英語学科と日本語学科の卒業生がクラスごとに出し物をします。
素人芸をずっと見て終わり…？と最初は思ったけれど。
これがなかなか。
皆、芸達者。
変に恥ずかしがらないので見てる方も安心して見れました。
言葉がわからない私でも楽しめるほどおもしろかったです。
観客側も盛り上げ上手で、これも楽しめた原因の一つかな。

とは言え、歌ってる人に拍手を要求され、まじめにずっと
手をたたき続けた私。
隣に座ってた日本語学科の女の子たちに、
「疲れたらやめてもいいんですよ。自由です」
と言われ、
「やっぱり日本人ってまじめんですね～」
と変なところで感心（？）されました、トホホ…。

そろそろ日本語学科の番。
日本語学科の皆大丈夫かなあ？
けっこうみんな恥ずかしがり屋だけど…。
と心配してた矢先。

なんと、男性バレリーナ4人登場！
わー、英語学科、すごい！と思ったら。
振り返った男の子をみると、なんと、知ってる顔！
日本語学科の男の子4人組でした…。

2人は隣のクラスで知らない人でしたけど、
2人はよーく知ってる人でした。
しかも、一人はこういうこともなんとなく似合う人だけど、
もう一人は、まじめで大人しい男の子です…。
でもけっこうノリノリで…というか一番ノリノリで…。
左に行ってフラフープ風の動き、右に行って
フラフープ風の動き…。
もう大爆笑でした。

どこでバレリーナの衣装見つけたんだろう…。

学生に、「日本もこういうパーティーありますか？」
と聞かれたんですが、私の大学ではなかったので
「ない」と答えました。たぶん、日本ではこういうの、
ないですよね？
でも、あったら楽しいだろうなあと思いました。
うーん、でも、ここまで笑いが絶えず、もりあがること、
できるかなあ…。
やっぱり日本人って、場を盛り上げることって苦手な
気がします…。

卒業式とはいえ、私にとっては1年生だろうと2年生だろうと
もう会えなくなる人たちばかりで。
今は学生と道で会うたびに「これが最後かな～」
とちょっとしんみりしてしまう、卒業シーズンなのでした。