DARMA☆KANTI(ダルマ☆カンティ)/DarmaKayna(ダルマ・カイナ)

インドネシア、バリ島の竹のガムラン、リンディック(ティンクリック)を演奏するユニットです。

今年一年ありがとうございました!

2010-12-31 | 活動報告

2010年12月30日、ダルマカイナ本年叩き納めに向かうは、友人Pが働く某ホテル。スタッフパーティーでの慰労演奏。
Pの、スピーディーでキレのある太鼓に合わせて踊ってくれるのは、1時間のガチンコ勝負で着付けとメイクを完璧に仕上げたダルマガール、MみちゃんとRちゃん。
急にやらせて頂く事になったから、一度も合わせられなかったけど、さすがしょっちゅう一緒に飲んでるだけあるね!心はひとつ!な本番でした。

(今年最後のステージは、ダルマにふさわしく、沢山のシャンパンとワインをバックに。)

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今年一年、観に聴きにきて下さった皆様、演奏する場を与えて下さった方々、CD制作に関わって下さった皆様、心の中で密かに応援してくれたそこのアナタ、そして一緒に演奏した仲間のみんな、ありがとうございました。

これからも楽しい事いっぱいやりましょう!2011年もダルマをどうぞよろしくお願い致します~それではみなさま、よいお年を。

Text  maso


他力本願~録音風景。2曲目

2010-12-26 | CD制作
「カエルのランデヴー」


この曲を一番最初に演奏したのは、3人のダルマ・カイナではなく、もうちょっと大きい編成のダルマ☆カンティ。
だから、今回のレコーディングも、ダルマ☆カンティのみんなに参加して頂きたく、ウングン(カエルの声を模す楽器)をやってもらえないかお誘いしてみた。
ところが、残念ながら2人は日程があわず、ひとりだけ、久保田京子ちゃんが快諾!
おまけに、レコーディングのお手伝いをしたいと申しでてくれた。
ありがたい、仲間、darma。


という事で、京子ちゃんには、レコーディング当日、朝から写真撮影とビデオ撮影をお願いした。
(その写真はジャケットに掲載。いつもはふざけてばかりいる我々だから、こんな真剣な顔は見慣れなくて違和感たっぷり!!笑)


さて、いよいよ録音。
もとになる演奏とウングンは別録りなので、「せっかくだからカジャール(拍をとる楽器)やってね」って突然のリクエストにもかかわらず、さすが!普段一緒にやっているから難なくこなしてくれる京子ちゃん。
ところが、ダルマ・カイナの我々がダメダメの演奏。
というのは、朝の10時から、1曲およそ1時間半の過密スケジュールで長い間録音してきたから、一番最後に録音のこの曲は、3人ともヘトヘト。
集中力は1分ともたず、darmaの唯一の持ち味である勢いも失速、どうするの?ダルマ!!
まるで修行のような過酷な時間、何回テイクしても思うような演奏ができない。
予想以上に時間がかかったのだが、レコーディングエンジニアのKatapy様の温かい励ましとご尽力で、なんとか終了。


「さあ、次はウングンを録音しますよ!」
って、あともう20分しかない!
楽器の解体と諸々の片付けに10分として、ウングン録音時間はあと10分!!
ウングン演奏者の4人(Katapy、久保田京子、田仲文、足立真里子)がヘッドフォンをして、さっきの演奏を聴きながらウングンに集中。
でも、ウングンって、ものすごく強く息を吹かないと音が出ないのです。
おまけに、最初は調子がよくても、吹く息でしめってくると、途端に音がでなくなる。
なんとかもってくれ!!
酸欠で倒れそうになりながらも、一発本番。
おかげ様(?)で、モケモケ具合が逆に本当のカエルっぽくなって、「バリの田んぼにいるみたい」なんて、じがじーさん。


そんなこの曲ですが、京子ちゃんに参加してもらえて、ダルマ☆カンティと素敵な仲間達で演奏した2007年の思い出も一緒に録音できた気持ちでいっぱい。
京子ちゃん、ありがとう!
そして、今回は参加できなかったけど、ダルマ☆カンティのKちゃん、menkuiちゃん、いつかまた一緒に!


この曲、「カエルのランデヴー」の誕生秘話はこちら
曲に歴史あり。2曲目。前編
曲に歴史あり。2曲目。後編


text:maso




他力本願~演奏者ご紹介。1曲目

2010-12-17 | CD制作
「旅人」
チェロ~松下修子さん


正直に書こう。
この曲の演奏者については、ギリギリのタイミングで神から啓示がやってきた。


9月のレコーディングの日取りが決まってからも、この曲だけは、誰とどうコラボするか、全く心当たりがなかった。
Darmaの記念すべき最初のオリジナル曲なのに、今まで踊りとのコラボをした事はあったけど、演奏とのコラボはした事がなかったから、「こんな感じ」ってイメージはあったのだけれど、どんな楽器がよくて誰にお願いすればいいのか、さっぱり思いあたる所がなく途方に暮れていた。


そんなある日、ガムラン仲間の松下修子さん(通称:しゅうしゅう)からメールがきた。
「◯◯に行きたいのだけど、久しぶりすぎて道を忘れました~どうやって行くのだった?」


しゅうしゅうは、一緒にガムランを勉強している仲間だけれど、本業がチェロを弾く人(プロ!)で、最近は教えたり演奏したりで忙しく、ガムランの講座はずっと欠席していた。
個人的にも、2年前くらいに、目黒でデートしたのが最後だった。
そんなしゅうしゅうから、久方ぶりのメールが来たもんだから、「そこに行くには、こうこうで~」って普通にメールを返信しながらも、私は普通でない感覚ににやけていた。
来た、神の啓示。。。


その後、8月(録音1ヶ月前)に会った時、しゅうしゅうに今回のCD作成プロジェクトの話をしてみた。
ガムランではなく、チェロで参加して欲しいと。
しゅうしゅうは快諾、興味を示してくれた。


それからも、しゅうしゅうは忙しく、曲やイメージのやりとりは全てメールで。
(最近は、音もメールで送れて便利だね!)
実際に我々と合わせたのは、なんと!録音前日。
でも、しゅうしゅうはいろいろ考えてきてくれていた。
「こんなのはどお?」って、いろんなパターンを弾いてくれ、Darmaは「じゃあ、こうしてみて」ってリクエスト、そんなやりとりが沢山あって、今回のこのアレンジが完成。
「ここはジェゴガン、ここはライヒ、次にみやしろんで、次がルバブ」
(これ、わかった人はかなりの東京ガムランおたく!!)
ガムランを知ってるからこそのチェロ、とのコラボレーション。


でも、それでは終わらない。
翌日の録音当日、しゅうしゅうは「音を上に合わせようかと思うんだけどどお?」って。
ガムランは2台の音のチューニングをわざとずらして、うねりが出るように設計されているのだが、その上めの音にチェロの音を合わせた方がいいのでは?、とういう提案があった。
よくわからないんだけど弾いてみて、って弾いてもらったら、全然違う。
チェロが前に出てくる。
なるほど!さすが!プロの耳とプロの技術!!


今まではただただ、しゅうしゅうと一緒に飲んでて楽しい(とっても気を使う人なのです!)、一緒にガムランやってて楽しい、ガールズトークも楽しい、そんな仲良しなおつきあいだったのだけど、匠の「耳」と「腕」を知った瞬間。
それに、演奏してる時の顔が違うもの!
その後のミキシングのこだわりも凄かった。


チェロとガムランを愛するが故のしゅうしゅうを感じた、この一曲。
見事に、「旅人」の風景や心情の変化を、チェロで奏でてくれている。
神の啓示は間違っていなかった、本当にしゅうしゅうと一緒にやれて良かった。
いい曲にしてくれて、しゅうしゅう、ほんとにほんとにありがとう!
ガムランもまた一緒にやろうね!


この曲「旅人」の誕生秘話はこちら
曲に歴史あり「旅人」前編
曲に歴世あり「旅人」後編

text maso



DarmaKaynaミニアルバム「rutsubo~るつぼ」完成!

2010-12-12 | CD制作
2010年12月12日発売!
DarmaKayna「rutsubo~るつぼ」
竹のガムラン、リンディックをこよなく愛するダルマカイナが、1曲ずつ素敵なゲストミュージシャンを迎えて作り上げた、全曲オリジナル、メイドinジャパンな1枚です。


Darmacd


?曲目&ミュージシャン
1.旅人
  松下修子(チェロ)
2.カエルのランデヴー
  Katapy・久保田京子・足立真里子・田仲文(ウングン)
久保田京子(カジャール)
3.ジングル・バリ
  小原真巳(グントラック)
4.LAGU BABI~小豚哀歌
  横田誠(チブロン)
5.fishing person's~D.K.ver.~
  Katapy(フレームドラム)
てらじん地球人(ディジュリドゥー)
櫻田素子(カジャール)


スペシャルゲスト 皆川厚一( ? )


DarmaKayna:足立真里子・田仲文(リンディック)
新留美哉子(スリン・チェンチェン・カジャール)


?制作スタッフ
recording&mixing:Katapy
mastering:吉田シゲロウ(Honeycomb-Star Studio)
graphic design:shukoo
title logo design:海月(Quai-getsu)
darma logo design:Sango
main visual photograph:小原孝博


?お問い合わせ先
darmakayna@yahoo.co.jp
ご郵送致します。(別途郵送料を頂きます。)
氏名・ご住所など明記のうえ、上記アドレスまでご連絡下さい。
おりかえし、ご連絡させて頂きます。
定価1500円(税込)


?CD作成のこぼれ話は、ブログ右上のカテゴリーから「CD作成」をクリックして頂ければ、まとめてバックナンバーがご覧頂けます。
ジャケットデザイン制作の裏話、曲の誕生秘話とその歴史、ゲストミュージシャンの素顔、などなど。。。
読んで、聴いて、、、是非是非、あなたも「rutsubo~るつぼ」の中へ。。。








スラバヤで演奏します~

2010-12-09 | イベント告知
今年も、バリ舞踊家の長谷川亜美さんにお誘い頂き、とっても美味しいインドネシア料理屋SuraBayaさんで演奏させて頂く事になりました~。


昨年のちょうど今頃、スラバヤ横須賀店さんで初めてご披露したのが、「ジングル?バリ」。
(当ブログ2010年11月23日のページをご覧下さい。)
あれから1年経ったのね~実り多きこの1年を振り返りつつ、今年も「ジングル?バリ」お届けします。
そして!できたてホヤホヤのミニアルバム!販売します!!!
お近くの方、ぜひぜひ遊びにいらして下さいませ。


2010年12月12日(日)スラバヤ調布店(京王線「調布」パルコ7F)
2010年12月19日(日)スラバヤ港北店(横浜市営地下鉄「センター北」ノースポートモール5F)
いずれも
17:30~と19:30~の約30分間。(時間は変更になる場合があります)
ミュージックチャージはなし。
?出演:バリ舞踊:BASUNDHARI(バスンダリ)
    演奏:DarmaKayna(ダルマカイナ)


インドネシア料理レストランSuraBayaのHP
http://www.surabaya.jp/