DARMA☆KANTI(ダルマ☆カンティ)/DarmaKayna(ダルマ・カイナ)

インドネシア、バリ島の竹のガムラン、リンディック(ティンクリック)を演奏するユニットです。

保育園で演奏しました/ダルマカイナ

2010-12-04 | 活動報告
先週2010年11月26日(金)、戸塚のとある保育園にて、ダルマ・カイナ、6歳以下限定ライヴにデビュー!
ご一緒した本日の踊り子は、小原妙ちゃんと深石弘美ちゃんの美しき優しき二人であります。
妙ちゃんの職場であるこの保育園で、バリの楽器たちが無垢な瞳に出会ったその瞬間、、、何よりも気おされたの
は、畳シート三畳の舞台に座る達磨の三人組。
200の熱い瞳は、音でもなく楽器でもなく私たちでもなく、ただそこにある魂とエネルギーだけをみつめていて、「楽しませたい!」
という表面的な思いより、
「私たちは、自分と仲間とこの音楽を心から大切にしています!」
という思いを伝えねば、と一瞬にして悟りの境地に・・・


と感動的になったかならないかのタイミングに、妙ちゃんと弘美ちゃんの二匹のチャンドラワシが朝のふりそそぐ光の中に登場です。
現代風ふきぬけで出来ている建物だけあって、踊り子を美しくみせる仕掛けはナチュナルに出来上がっています。

「あっでっかくて黄金色した鳥さんだ~!」と心を奪われる200の瞳たち。
そうこなくちゃあ。「やっぱりお子さまね、フッ(笑)」とニヒルなほほえみを浮かべながら、完璧なコテカンとリズムの応酬を披露するダルマたち。
かっこいいぜ~!ダルマ。
本番はいつもいいぜ~!ダルマ。
練習からこうしようぜ~!ダルマ。
踊り子はいいね~!ダルマ。


しかしその後に待っていたのは、思いがけない悲喜劇。
それは、「みんな~、次は曲にあわせて手と足を動かそうね~!」とチャンドラワシの妙ちゃん、もとい妙子先生がアナウンスしたことから始まった、チャーラッ、チャーラッ(『ジョーズ』)。
タブ曲『旅人』の遅いパートに合わせて手をたたき、速いパートに合わせて足をバタバタさせ、200の瞳たちはウォーミングアップを済ませると、次は、お待ちかね『ジョゲッ』ですって!
妙子先生と保育園の先生方の絶大な協力のもと、四拍子のお遊戯をジョゲッに合わせる練習をしてくれていたので、200の瞳は、ティンクリの音にウキウキ。
はい、ジョゲ前奏、パッデデーデートゥッデートゥ。
弘美ちゃん御簾から登場。あらっ色っぽいね。誰から誘う?パッデートゥ。
・・・とそこへ待った~と重なるMC。(カジャールに合わせてうたってみましょう!→)
「ちゅーん、ちゅーん、クワッ、クワッ…お尻をふって・・・みーんな立とうねぇ~!」。
①両手で鳥のくちばしになる
②ひじをあげおろしして翼になる
③お尻をふる
④クルクルと回る。。。
なんとこの鳥のお遊戯のフリがジョゲにぴったりはまってしまったのでした。
この後は、早回しでお伝えします。
子ども、フリができる⇒楽しい⇒先生、MC盛り上がる⇒子ども、フリを繰り返す⇒とびはねてみたりする⇒MC盛り上がる⇒妙ちゃんが子どもの中にはさまれ見えなくなる⇒MC盛り上がる⇒弘美ちゃんの尻フリはお遊戯でなく色っぽすぎる⇒MC盛り上がる⇒北野映画『座頭市』の大団円のようなダンスとなる・・・⇒を追いコントロール不可になるに従って、ダルマは無生物状態に近くなり、「あっ子どもたちとの瞳の交流が…」などといっている場合ではなく、「ただのレコードになーれ。多分聞こえてないと思うけどね」という初めての境地に到達・・・


しかし、子どものピュアな瞳と心は本当にダイレクト。
心の大切な部分を温かい何かでヒタヒタと満たしてくれました。
みんな楽しかったんだねぇ、ありがとう!
私たちは、いつもこんなふうに聴いてくれた人に笑顔になってもらうように演奏することが大切なんだね!
ついつい忘れてしまいそうになる感覚です。
思い出させてくれて、ありがとう!
最後になったけれど、何か月もかけて、熱心に企画し、保育園の先生たちに協力してもらった妙ちゃんに脱帽と感謝です。
そして、一度も合わせられなかったのに、華麗に踊ってくれた弘美ちゃんにも感謝。
そして、オープンハートで受け入れて、準備をしてくださった保育園の先生方、どうもありがとうございました!
インドネシア風給食、癒される味でした。。。
あっ、ダルマ、保育園巡業依頼、みなさま心よりお待ちしております!
 (みやこ)



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