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伊勢湾海運、空港隣接拠点で航空貨物梱包の自動設計機械稼働

2006-02-11 17:13:52 | 段ボールについて

伊勢湾海運は中部国際空港(愛知県常滑市)の物流拠点で、貨物梱包の自動設計機械を3月に稼働させる。コンピューターが貨物それぞれの形状に合う段ボールの寸法を割り出し、自動的に切断、加工する。標準的な作業時間は従来の8分の1程度となり、貨物物流の時間短縮につなげる。

 2000万円強を投資し、日本製図器工業(大阪市、福田穂浪社長)の自動切断機械「コングスバーグXL」を導入する。CAD(コンピューターによる設計)技術を使い、届いた貨物のサイズに合った梱包の外寸、内寸を算出。強化段ボールなどを切断し、折り目を加えて仕上げる。1立方メートルの貨物梱包は約5分で済み、「空港隣接拠点での導入は初めて」(日本製図器)という。

 段ボール梱包は木箱に比べて軽く虫がつきにくいことから、物流関係者の関心を集めている。伊勢湾は段ボール詰めの作業時間短縮を中部の荷主や物流会社にアピールし、貨物の取り扱い拡大を目指す。


地域経済(中部)2006/02/11