九州日仏学館の文化講座「フランスワインを知る」
第2回『コルシカ島とプロヴァンス地方のワイン』でした。
(1) レ・ドマニエー 2007(プロヴァンス、グルナッシュ&シラー&サンソー)
ドメーヌ・オットー
(2) クロ カナレリ 2004(コルシカ地方フィガリ、ヴェルメンティーノ)
シャトー・ド・カナレリ
(3) クロ アリヴ 2007(コルシカ地方パトリモニオ、ニエルチオ)
パトリモニオ・プル・ニエルチオ
右から(1)(2)(3)
ほぼひと月、全5回の短い講座ですが、
Y先生がこの春滞在したフランスでの体験談とともに、
「現在のフランスワイン」を紹介、説明してくださっています。
今回は南仏、特にコルシカ島の写真をたくさん見せていただきながら、
ロゼ、白、赤と3種類のワインを試飲しました。
(1) プロヴァンスのロゼ。
オレンジがかった淡いサーモンピンク、
私は桜貝の色だと思いました。輝きと透明度があります。
酸味のある柑橘系果実の香りが主、桃の花の香りも少し。
微かに「スパイスの香り」とのこと、
これは私には分からなかった。。(汗)
味わいはさっぱりしており、嫌みのない酸味が爽やかです。
余韻に蜂蜜の香りを感じる、のだそうです(←やはり分かってない 涙)
(2) コルシカの白。
微かに麦わら色のニュアンスを感じるレモンイエロー。
熟した黄リンゴ、トロピカルフルーツなどのフルーティな香りに、
バニラや木のニュアンスを感じるのは新樽所以。
ミルキーな舌触り、果実味豊かな甘みを感じ、
直後にほどよい酸味が来ることで味わいが引き締まります。
余韻に蜂蜜の香り、これは納得。
これまで私、甘みのあるワインを美味しいと思ったことありませんでしたが、
このワインはとっても気に入ってしまいました。
あとでネットで調べてみようと思います。
(3) コルシカの赤。
少しオレンジがかったガーネット色、粘性は高めです。
動物的な、生肉のような香りの中にコショウやユーカリの香りが混じります。
果実味豊かな味わい、ここでも動物的な香りが広がり、
乾いたタンニンが最後に残ります。
コルシカの言葉で「ニエルチオ」という品種名は、
イタリアでは「サンジョベーゼ」になります。
つまりキャンティの品種ですが、印象がとても違うのは不思議。
この赤、余韻に心地よい渋みを感じるものの、とても柔らかく、
お料理(勿論お肉料理。煮込みがいいなあ)と共に味わいたい。
コルシカ島へは南仏の港から約12時間、船で1泊したのだそうです。
(もちろん飛行機ならもっと早く行けます)
九州より少し小さめのこの島は、ナポレオン出生地として有名ですが、
日本人観光客は殆どいないらしい。
それは、気候によって海空それぞれ欠航が多いこと、
少々物騒でテロなども多いこと、などの理由で、
旅行会社がツアーに組み込まないから。
でも行ってしまえばいたって大らかな土地柄、というのが先生の弁。
南仏なまりとも違うコルシカの言葉があり、歴史があり、
美しい自然と誇り高い人々の様子を聞くうちに
ワインを通して広がる世界の面白さ、強く感じました。
第2回『コルシカ島とプロヴァンス地方のワイン』でした。
(1) レ・ドマニエー 2007(プロヴァンス、グルナッシュ&シラー&サンソー)
ドメーヌ・オットー
(2) クロ カナレリ 2004(コルシカ地方フィガリ、ヴェルメンティーノ)
シャトー・ド・カナレリ
(3) クロ アリヴ 2007(コルシカ地方パトリモニオ、ニエルチオ)
パトリモニオ・プル・ニエルチオ
右から(1)(2)(3)
ほぼひと月、全5回の短い講座ですが、
Y先生がこの春滞在したフランスでの体験談とともに、
「現在のフランスワイン」を紹介、説明してくださっています。
今回は南仏、特にコルシカ島の写真をたくさん見せていただきながら、
ロゼ、白、赤と3種類のワインを試飲しました。
(1) プロヴァンスのロゼ。
オレンジがかった淡いサーモンピンク、
私は桜貝の色だと思いました。輝きと透明度があります。
酸味のある柑橘系果実の香りが主、桃の花の香りも少し。
微かに「スパイスの香り」とのこと、
これは私には分からなかった。。(汗)
味わいはさっぱりしており、嫌みのない酸味が爽やかです。
余韻に蜂蜜の香りを感じる、のだそうです(←やはり分かってない 涙)
(2) コルシカの白。
微かに麦わら色のニュアンスを感じるレモンイエロー。
熟した黄リンゴ、トロピカルフルーツなどのフルーティな香りに、
バニラや木のニュアンスを感じるのは新樽所以。
ミルキーな舌触り、果実味豊かな甘みを感じ、
直後にほどよい酸味が来ることで味わいが引き締まります。
余韻に蜂蜜の香り、これは納得。
これまで私、甘みのあるワインを美味しいと思ったことありませんでしたが、
このワインはとっても気に入ってしまいました。
あとでネットで調べてみようと思います。
(3) コルシカの赤。
少しオレンジがかったガーネット色、粘性は高めです。
動物的な、生肉のような香りの中にコショウやユーカリの香りが混じります。
果実味豊かな味わい、ここでも動物的な香りが広がり、
乾いたタンニンが最後に残ります。
コルシカの言葉で「ニエルチオ」という品種名は、
イタリアでは「サンジョベーゼ」になります。
つまりキャンティの品種ですが、印象がとても違うのは不思議。
この赤、余韻に心地よい渋みを感じるものの、とても柔らかく、
お料理(勿論お肉料理。煮込みがいいなあ)と共に味わいたい。
コルシカ島へは南仏の港から約12時間、船で1泊したのだそうです。
(もちろん飛行機ならもっと早く行けます)
九州より少し小さめのこの島は、ナポレオン出生地として有名ですが、
日本人観光客は殆どいないらしい。
それは、気候によって海空それぞれ欠航が多いこと、
少々物騒でテロなども多いこと、などの理由で、
旅行会社がツアーに組み込まないから。
でも行ってしまえばいたって大らかな土地柄、というのが先生の弁。
南仏なまりとも違うコルシカの言葉があり、歴史があり、
美しい自然と誇り高い人々の様子を聞くうちに
ワインを通して広がる世界の面白さ、強く感じました。