9月のＯＢＮ

新装開店？なったブルーグラスナイト。年中『閉店セール』やってる紳士服屋さんみたい、って言わないでね。
世話人の頭の中では、いったんクリアして、0からのスタート、と思っているようです。ずっと続けてきたことの意味も確かにあるのでしょうが、参加者(演奏者ではなく）からのレスポンスが欲しい、ということかな？と私は勝手に思っています。

今回は、八尾のワルツ王ことボビーＯ西さんがゲストです。レギュラー出演も数組。私たちは、基本皆勤を目指しているので(皆勤する事に意味がある訳ではないのですが、ミナミの一等地のライブハウスで、気持ちいいＰＡで毎月1回演奏できる、なんてそうそうあるもんじゃないでしょ？）もちろん参加です。後は、Ｋ大ＯＢのサザマン∞、千日前ブルーグラスアルバムバンド、マーベラス桜井と彼の熱いフィドルバンドのギター弾き、Ｆ井さんがソロで。


何故か、ずっとレギュラーでトップバッターのラッシーのお二人が、楽器を持たずに客席にいらっしゃいます。連絡がうまくつかなかったのだとか。おかしいなあと思ったんだ。案内にラッシーの名前がなかったから。来月からは、また元のように演奏されることでしょう。
到着した時は、Ｆ井さんのステージでした。客席のＮ口くんに挨拶して近づくと、『ほらな、やっぱり呼ぶよりそしれ、やな。』何のこと？『遅いから、いつ来るの？もうステージ始まったよ、って今メール送ったとこやねん。』千日前の出番のはずだったそうです。ところが、相方が遅れてるので、急遽Ｆ井さんにやってもらって、後のメンバーはバックに回ったそう。Ｎ口くんはギターなので客席でスタンバイです。相方がギターを持って(今回はサイドギター担当）ステージに上がり、私はカメラを忘れたので、単なるお客としてステージを楽しみました。

さて、次の出番は？サザマン∞でした。おやおや、相方は立て続けの出番です。しかも、デイジーヒルはその次だとか。休む暇はありませんね。でも、私は一人で音出しをしなければいけません。ちゃんとできるだろうか？控え室に篭って練習しました。

外に出ると、ママさんが「あの方、知り合いじゃないの？」振り返ってみると、Ｏ西さんのかつての盟友で、彦根の歌姫、きたむらいづみさんの師匠である、バンジョーのＳ水さんでした。社長業でお忙しいのに、Ｏ西さんの出番と聞いて、顔を出してくださったようです。

さて、デイジーヒル、今回は

1.Sunset Creek
2.Think of What You've Done
3.Wishing Well Blues
4.Feels Like Home
5.人生の扉

本当は、ラストの前に、ビル･モンローに捧げるTrue Life Bluesをやる予定だったのですが、Ｏ西さんが、やる気充分でスタンバイされてたので、1曲飛ばしました。考えてみたら、6曲もやるなんて厚かましかったですね。

これらの曲は、それぞれ思いがあって、1.は、箱根フェスの思い出（会場が夕日の滝キャンプ場なのです。）、2.は、滋賀フェスでコーラスを付けさせてもらう曲。(普段、私はこの曲をＥでやってますが、今度一緒にやるメインヴォーカルは、Ｇで歌うのです。で、私も一度Ｇで歌ってみたくなりました。はい、やればできるやん、って思いました。）3.は、箱根フェスでこれでもか、という位聴いた曲。20年も前の歌が何故今こんなに流行っているのでしょう？私は自慢じゃないけど18年前に歌い始めました。でも、もう封印しようかなあ・・・。4.はやっと歌詞を覚えたので歌いたくなったのですが、案の定、ステージで玉砕。あかんなあ、もうちょっと、身体が勝手に覚えているレベルにならないと、歌詞を覚えてる、とはいえないでしょう。5.は、これまでブルーグラスナイトだということで歌っていなかったのですが、ちょっとやってみたくなりました。ママさんにたいそう受けました。ビールとゆずシャーベットまで奢って貰いました。

Ｏ西さんは、これでもか、とワルツを披露して下さいました。すばらしい歌声と、ロアのマンドリン。バックは『ほぼ秋元慎バンド』がつとめます。Ｍのりちゃんとのコーラスもかっこいい！しばし聞き惚れてしまいました。でも、出演バンドが少なかったので、たっぷり歌ってもらっても終了がいつもより早い。外に出たら、何となく濃いメンバーが残っていて、そのまま『山三』へ。私はものすごく久しぶりです。おいしいお酒とそれを引き立たせるおいしいアテ。楽しいお喋りと笑い。で、あっという間に時は過ぎて、そうそう、まだ水曜日だったんだ、早く帰らなきゃ、と後ろ髪を引かれながら、店を後にしたのでした。