っということで雪舞う中、ランチは加賀藩三代藩主前田利常公の正室・珠姫様の菩提寺「天徳院」へ。





お目当ては、その参道入り口に佇む金沢の人気蕎麦店「小立庵」だ!うぅ〜こんな寒い雪の中、ガラガラっと思いきやっ意外とお客さん来ているようだ。流石人気店?
定番の蕎麦メニューが揃っているものの、今日はここの名物でメディアにも引っ張りだこの”じぶそば”と決まっている!



ところが、”じぶそば”と”つけじぶ”と2つもあるじゃない?スッタフの方に聞けば「どちらも同じように人気でどちらも名物です」とのこと。えぇ〜悩ましいじゃないかぁ〜?
どちらも食いたいが今日は極寒だからね。断腸の思いで・・・「金沢じぶそば」に決定だ〜!待つこと20分で金沢名物のじぶそばと初対面!



「金沢には江戸時代よりじぶ煮なる料理があります。かぶら寿司とともに加賀料理の代名詞になっています。当店の「金沢じぶそば」「金沢つけじぶ」はそのじぶ煮をアレンジし季節の加賀野菜を使用し金沢の名物に育てています。そんな思いが込められて出来た温かいおそばとつけそばです。」とのこと。
まずは山葵をといてからね。おぉ〜治部煮のとろみが熱々で美味〜い!


具には加賀野菜&郷土料理がたっぷり使われているとのこと。まずは、加賀麩だ!
鮮やかな彩り麩!金沢ならではのすだれ麩は治部煮はもちろんのことすき焼き、鍋、ちらし寿司、煮物、炊き込みご飯などみ欠かせないのだ。ちくわぶはじめモチモチ食感の麩は大好きだからね。美味〜い!




続いては加賀野菜の番だ。加賀野菜ってご存じか?「さつまいも、加賀れんこん、たけのこ、加賀太きゅうり、金時草、加賀つるまめ、ヘタ紫なす、源助だいこん、金沢せり、打木赤皮甘栗かぼちゃ、金沢一本太ねぎ、二塚からしな、赤ずいき、くわい、金沢春菊」の15品目が認定されているのだ。
その中からさつまいもと加賀れんこんが代表だ。う〜ん、しっかりとした歯応えが最高だ!


そして、治部煮と言えば忘れてはならないのが鴨だ!もちろん、ガッツリと厚切りの鴨肉が入っているのでご安心だ。この分厚さなのに脂っぽさがないのでえらくあっさり。なのに歯応えしっかりしているので噛む度に鴨の旨みが口いっぱい滲んでくるのだ〜。
これだけ熱々で重めな餡がかかっているので、ツルツルっと軽快に啜る訳にはいかないものの、こんな条件下でもこの平打ち蕎麦は負けずにしっかりとしているので、元々かなりコシ強い蕎麦なのだろう?


そして、何より全体的にすごく旨さをアップしてくれているのが山葵だ。この濃厚とろみ餡の甘さに山葵が強烈にあってめちゃ美味い!これっ1度食っちゃうと山葵なしは考えられないもんね。言われれば治部煮にも必ずついていたねぇ〜。忘れてた。
いやぁ〜ホント山葵のアクセント最高と言える!これっホント癖になる味わい・・・これだけではわからんだろう?ぜひ食してみて欲しいものだ。



何かの豆腐?っと思ったらこれっデザートだったんだよ。正体は驚きのそば粉ぜりーだったのだ。へぇ〜プリンじゃなくゼリーなの?更にびっくりだ。
う〜ん、ゼリーなのか?プリンなのか?残念ながら自分にはよくわからんが、言えることは甘さ抑えめでスッキリと美味〜い!いやぁ〜このシンプルさいいんだよなぁ〜。そば粉ゼリー初体験でした。


いやぁ〜とろみのおかげか?意外とボリュームもあり満足だ。金沢のソウルフードとも言える治部煮のアレンジグルメがあるとはよく知らなかっただけに嬉しい初挑戦となった。
この手の合わせ技は名古屋グルメは得意中の得意なので慣れているが、古都・金沢というだけで不思議と歴史観が勝手に加わっちゃって、趣さえ感じてしまう?
これが名古屋と金沢の違いなのかもね?すごく美味かっただけに次回ぜひ金沢つけじぶにチャレンジしたいものだ。ご馳走様でした。

話変わって、帰りの高速はは悲しいが心配した通り北陸道(敦賀IC〜米原JCT)が16時から予防的通行止め、更にその先の名神高速は一宮ICまで同じく通行止めとなり、仕方なく途中から下道で自宅を目指すことに・・・それも大雪で積雪した道を・・・もう完全にへこたれた。精も根も尽きた状態でなんとか無事帰宅できたけど・・・。
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