吉元 大二

吉元 大二の心の庭

自分の体に訊く 16

2011-05-23 21:46:07 | 日記
今晩は。

まずは、いつもお読み下さっている方に改め
てお礼をいいます。

こんな長い文章だけのブログにお付き合いい
ただき本当にありがとうございます。

土曜は一刀流の稽古に、昨日は剣道の稽古
に行ってきました。いい稽古ができました。
いい稽古と言うのは、今の自分にとってまさ
に「必要なもの」とか「必要な事」を明らかに
してくれたと言う事なんですね。

不思議なのは、剣術と剣道では道場が違うの
ですが同じ事を先生や先輩からいわれました。
主に技術面の事を言われているのですが、
実はその事はそこにとどまりません。
“心が形になって現れる。”と、一刀流では
先輩から、剣道では先生から言われたのです
が、私が人間として、今どうあるべきか?を
問うているんですね、、、。

一刀流と剣道では技術的にも考え方も全く違
うものなのです。
(最終的には一緒になるのですが、、、、
いつかお話ししようと思います。)
それなのに昨日言われた事は、全く同じ事を
言われたのです。凄いな、、。と思いました。

さて、いよいよ体操に入ります。
普通、体操の初めと終わりに深呼吸をします。

然し、ここでは以前お話した「合掌の呼吸」
をします。
体操と同じように初めと終わりに呼吸をします
が、初めと終わりとでは、やり方と目的が異な
ります。

体操初めの呼吸

踵を合わせて立ちます。合わさった踵の上、
にお尻が来るように、そしてお尻の上に頭が
乗るように、真っすぐ立ちます。

“踵とお尻と頭が一本の線で結ばれている”
事を意識する。これが一番大事です。

これを意識することで、自然とお腹をへこませ、
お尻は前に突き出す動きが生じるからです。

それによって体の中に“芯となる棒”ができ
ます。前からと後ろからとに押されて、真っすぐ
体を支える形になるのです。

植木鉢にさし木をするときに、周りをしっかりと
土で囲まないと倒れてしまいますね。
それと同じです。

踵を付けて立って、足の先は正面に向かって
45度開きます。つまり、足と足の間は90度
開きます。

この状態で、「自分の体に訊く3」でお話し
した“合掌から、天に向かう”呼吸法をする
のですが、踵をつける意味は体の中に“芯”
を立て、そこに“気”を通わすために必要に
なります。

かなり、集中して気を吸い、頂上で吐き、
ゆっくりと吐きながら両手を開きながら降ろ
してきます。吐き切るまで下まで降ろし、
両手を体の前で交差します。

この時は吐き切って真空上体というか、息が
止まっている状態です。止めてるのではなく
吐き切って呼吸をしていない状態です。

当然、苦しくなります。そこで、軽く両手を
開きながら、自由に軽い呼吸をします。
胸から、腹から、頭の中まで開放します。

そして、また合掌し“気”を集中させて息を
吸いながら、合掌の手をあげながら呼吸法を
します。

この呼吸法を2回して、体の中の“芯に気を
満たして”から体操に入ります。

次回はいよいよ、バレエを意識した体操です。
では、お休みなさい。