吉元 大二

吉元 大二の心の庭

自分の体に訊く 3(再)

2011-09-22 00:41:28 | 日記
今晩は。
今日の台風は凄かったですね、、、。
皆さんどのようにお過ごしになって
いたのでしょうか?

さて、“体に訊く”について、文章ばかりで
わかりづらいという指摘をいただいていたの
で、お見苦しいとは思いますが写真をとりま
したので、ここで遡ってご説明します。

4月にお話ししました。“体に訊く”の最も
大事な基本のひとつである呼吸法について
説明した、“体に訊く 3”の動きについて
写真で再度ご説明します。

1.まず、楽な形で直立します。足は軽く開
  きます。(体操の一番初めの呼吸法では
  踵をつけて、45度位開いた方がいいよう
  に思います。)



2.手と手を合わせて合掌します。
  お腹のチョット前。おへそのチョット上
  くらいの位置で。
  そう、かなり下でしょ。
  


  合わせた手の指の先は、まっすぐ上を向きます。



3.そこから、ゆっくりと息を“鼻”だけで
  吸いながら合掌している手を息を吸う速
  さに合わせながら、まっすぐ上にあげて
  行きます。
  だから、一気に吸わないでください。
  一気に上げないでください。

4.胸の前、顔の前、と過ぎていき、合掌し
  たまま、どこまでも上へ伸びて行く感じ
  で、意識はまるで打ち上げられたロケッ
  トのようにです。




手を上に上げていった時に、自然に「体」も
体全体ごと上に引き上げられていくように
すると、かかとも自然に上がって行きます。



5.そして合掌した手が、頭の上、頂点に達
  した時に、吸う息もこれ以上吸えないと
  いう状態になるよう手と息を合わせます。

6.一番の頂点に達したら、ここからすぐに
  吐きにはいきません。

7.頂点に達した所で、ほんの一瞬そのまま
  の状態で我慢をします。     
  そして、そこからゆっくりと息を吐いて
  いきます、、、。急ぎません。

<息を吐く>
 
1.今、頂点にある合掌している手ですが
  手のひらと手のひらが合わさっている
  ところから、外側に開くようにくるっ
  と手の甲と手の甲とを合わせるように
  反転させます。
  これを、ゆっくりではなくパッと軽く
  やります。 

(スミマセン。ここは写真を取り忘れました。)         

2.反転させて、手の甲と手の甲が合わ
  さった状態から、ゆっくりと大きく
  両腕を十分伸ばしながら下へ下げていき
  ます。
  この時に、手の平で空気を押しつける
  ように、空気の抵抗を感じるように
  する事が大事です。 
    

  
  水泳の平泳ぎを思い浮かべてください。
  前へ出した両手を大きく開いて、水を
  かきますね。あのイメージです。 
  頭の上、頂点から空気をかき分ける感
  じです。



  そこから開いて降りてくる時に、両手
  で空気を抑える感じから、そのまま体
  が上昇していくような感覚になる事が
  あります。



  それは、自然とつま先立ちになってい
  くために、体が持ち上がっていくよう
  に錯覚するからです。



  慣れてくると、軽めの肩こりの症状で
  あれば、この時に首や肩を覆っていた
  塊がハラハラと剥がれ落ちていくよう
  に感じる事があります。

  この呼吸と体のリズムをまず掴んでく
  ださい。

  これが、全てにつながります。
  禅の呼吸も、武道の呼吸も同じだと
  思います。

  然し、座禅をしながら呼吸のコツを
  つかむのは非常に難しいものがあり
  ます。

  そこを、体の自然の流れを生かして
  体の中と心に訊きながらだと、簡単に
  体得していく事ができるのです。

  と言って、これをマスターしないと
  先に進む事はできないというのでは
  ありません。
  そんな事を考えたら厭になってしま
  います。

  そんな事を気にしなくても、
  この“動き”と“呼吸”を繰り返し
  ている内に、この後のストレッチや
  体操に入って行きながら自然に身に
  ついてきます。
  
  そして、「自分の体に訊く」事と言
  う事が自然にわかるようになります
  し、出来るようになってきます。

  それだけではなく、体の動きで言う
  と、「お腹は前からお尻の方へへこ
  み」、「お尻は後ろから前へ押され
  る」事が繰り返される事になるので 
  つまり、スラッとした体型を維持す
  るうえで不可欠な「腰と腹部の両方
  の支えでまっすぐ立つ」姿勢がとれ
  るようになってきます。

  その姿勢こそ、単なる体型ではなく
  「形として美しく見える」一番の
  基本になると思います。

  では、今日はこの辺でおやすみなさい。


自分の体に訊く 21

2011-09-20 03:59:41 | 日記
ゴメンナサイ。
1カ月も空いてしまいました。
写真を撮りました。今まで文章ばかりで
分かりづらかったところも写真を入れて
再度、ご説明していきます。

とりあえずは、先に進みます。

ラジオ体操で言う、6番目
「体を前後に曲げる」です。

が、これもラジオ体操とは大きく違います。
ただ、型というか振りというか動きの流れは
ほぼ同じです。

1.まず状態の力を抜きます。
  息を吐きながら、上半身を前に倒します。
 (胸が膝に付くような意識で。
  お尻を天に突きあげるような意識で。)
 
  全体の力までは抜きません。下半身が
  ぐずぐずになってしまうからです。
  ここから先は、下半身、特に腰とお尻
  は要になりますのでそこは集中します。

  

2.下半身、特に突き上げているお尻と膝と
  踵が繋がっているように意識して下さい。
  上半身は力を抜いて、軽くブラブラさせ
  たりして、何ものにも捉われない自由さ
  を感じ取ってください。
  つまり、ラジオ体操とは違い、すぐに体を
  起こさないのです。

3.しばらく自由さを感じたら、体を上に
  引き上げます。
  この時も、踵の裏から大地のエネルギー
  をもらって、膝、お尻、腰と上がって
  行って、背骨の脊髄が一つ一つ繋がって
  いくのを感じ取るように、ゆっくり上が
  っていきます。

4.今度は反対に後ろに反るのですが、
  体を引き上げて、そのままの流れで後ろ
  にそることはしません。

  体を引き上げてきて、すぐ後ろに反るの
  ではなく、いったん静止します。
  呼吸を整えて、体のポジションを決めて
  から、大き息を吸ってから
  後ろにゆっくりと息を吐きながら反って
  行きます。

バック1

後ろに反りかえる時に、足の裏とお尻の位置が
重なっています。

後ろに深く倒さないでこの姿勢をキープする
ためには、実は大変な筋力とバランス感覚とが
必要になるのです。

なので、踵の上に腰がのっている感じで、踵
と腰とで体全体を支えます。

腰の痛み、背中の痛みなどにも、かなり効果が
あるように思います、

バック2

こちらの場合は、より深く反った場合です。
然し、腰の痛みとかには<バック1>の方が

効き目があるように思います。
<バック2>の方が、深く反ってる分だけ
キツイのではないか?と一瞬思います。

然し、深く入れるのは、膝をぐうと前に突き出
しているからなのです。

<バック1>では、腹筋と背筋とにも力を集中
させ、緊張させている事で、頭が後ろに行かず
、つまり後ろに転倒する事を防いでいるのです。

より深く入った事による気持ち良さなどもあり
ますが、むしろ簡単です。

注意しなければならないのは、どちらも頭に
血が昇る事です。

ゆっくりと反って行きます。後ろに倒れないよ
うに、腹筋と背筋にかなり力を集中させます。

体を引き起こすと、めまいが起きた時のように
くらくらする事もあるので、おき上がったら
そのまま体全体の力を抜いて、ブラブラさせ
てからでないと動けません。


ここも、普通のラジオ体操とは違うところです。