吉元 大二

吉元 大二の心の庭

自分の体に訊く 11

2011-05-14 02:39:20 | 日記
今晩は。
今日は、続きの前に私がやっているストレッチなり
体操の全体像をお話しします。

ただ、毎回申し上げておりますが、これは私なりの
方法ですので、皆さんはきっと違う方法でご自分に
合った方法を見つけられると思います。

私がやっているのは、最低限これだけをやっていれば
体の柔軟性や気の流れを保つ事が出来る。と思って
組み立ててきたものです。

そして、それらのメニューをやりながら自分の体に訊
いていきます。
「訊く」という事は、どういう事なのか?というと
今風の言葉で言うと
“痛気持ちいい反応”(イタキモチイイ)でしょうか。

例えば、ラジオ体操の中にある、両手を左右に伸ばして
体をま横に倒した時に、伸びている側と縮んでいる部分
がでてきますよね?

その時に縮んでいる方は“肉や皮が寄せ集められて重な
っているのを感じます”し、反対の伸びている方は、ある
一定の所を超えると“気持ちいい”から、チョット痛いと
いう風に感じますよね。

その両方の感覚は、体からの声ですよね、、?
ここがポイントなのです。

ところで、
ラジオ体操って、普通何も考えずにやっている人が多い
のですが、こんなもったいない事はありません!

あの中に取り入れられた「振り」(踊りじゃないから振り
じゃないかもしれませんが、、、)は、実によくできた
素晴らしいものなのです。
それを、力なく、何も考えずにただブラブラやっている
のは本当にもったいないと思います。

つまり、このラジオ体操の一つ一つに、これまで申し上
げてきた呼吸法を使い、また体の使い方によって発生
する自分の体からの声(反応)を訊くことで、素晴らしい
効果が得られるからです。

それで、どれだけ自分の体を改善できるか?
その声をキャッチするかしないか?は自分自身です。
でも、それがキャッチできれば、それは素晴らしい事に
なります。
なぜなら、自分で体の痛みや心のおもりを取り除いてい
く事ができるようになるからです。

然も、畳(たたみ)三畳の広さがあれば、どこででも
いつでも、然も一人でできるんですよ。

スミマセン。また脱線してしまいました。
戻ります。その「痛気持ちいい」ですが、私も初めのころ
は『もう少し、もう少し延ばせられるはずだ、。』などと
ついエスカレートしてやっていました。

それは絶対禁物で、そのために筋肉を硬化させてしまい
3年ほど、右太ももも内側を痛めてしまいました。
また右腰を痛めて炎症を起こし、しばらくは動かせないよ
うなつらい状況にしてしまいました。

自分の体からの声に気づかなかったんですね、、、。

なので、「痛気持ちいい、、。」の止めどころを知る事が
大切ですね、、、。

それと、体の異動や動きによって生じる「筋肉の変化」に
少しずつ注意を向けてください。
すると、段々に体がどうしたいのか?どう動きたいのか?
が感じられるようになってきます。

だからこそ、あらかじめできているマニュアル通りに履修
するのではなく、自分の体に従うのです。

前回、チョットお話ししましたが、ハードな後には少し
ゆるゆるな動きで調整したり、緊張させた部位とは真逆の
所をバランスをとるように調整させてみたりという具合に
です。

またまた脱線。
“全体”の話しにもどります。
前回までの、軽い前段階の準備体操が ① だとして
それが終わったら、② 腕立てと腹筋をやります。

ただ、腕立てのまえに陸上のクラウチングスタイルのよう
な軽い屈伸をやる事があります。
なぜなら、足の裏側を緊張させる事になるので、いきなり
腕立てに入って、足の筋肉をハイテンションにさせる前に
整えさせる必要があるからです。

一つには、年を取ってますから筋肉繊維が、もうそんなに
強くないんですね。すぐ、ぶちっとキレやすい状態になっ
ているので、だまし、だまし、なだめながらやる必要が
あるんです。

さて、そこで
女性はなかなか腕立てができません。
そういう時は、腕立ての姿勢だけでいいんです。
詳しくは、次回腕立てと腹筋のお話しときに、、。

腕立てと腹筋が終わった後の立ち方が、一つのバロメー
ターになります。
ここで、柔軟をやる場合がありますが、坐骨神経痛ぎみに
なっているかどうかチェックして、ちょっと足の付け根
から骨盤の横に痛みのような違和感を感じる時はやりません。

そして、ここから「合掌から天を突く」の呼吸法をやって
からラジオ体操に入ります。これもバレエあり、日舞あり
で普通のラジオ体操とは全く異なることを意識して下さい。
もし力も呼吸法も意識せず、ただ体をリズムに合わせて
動かしているのがラジオ体操だと思われているのなら
そういうラジオ体操は忘れてください。

それと、もうひとつ大事な事が!
このラジオ体操では、あの慣れ親しんだラジオ体操の音楽
は忘れてください。

音楽に合わせると、その人の呼吸の長さや、伸ばしている
時間などが、人それぞれ違う訳ですから「体に訊く」なん
て事はできなくなります。
その意味でも、普通のラジオ体操は、全く忘れてください。
詳しくは、ラジオ体操で。

ラジオ体操の後、必ず行うのが「ギリシャの彫像のポーズ」
と私が自分勝手に言っているものですが、
これも、ラジオ体操やアキレス腱を伸ばす運動をしている
内に、「痛気持ちいい」を延長させていって作った「振り」
です。
それと、立ったままで行う「ひねり回転」です。

つまり、全体像としては
① 初めの準備運動
② 腕立て・腹筋
③ ラジオ体操
④ 整理運動

となります。

朝になってしまいましたね。今日はこの辺で、、、。
おやすみなさい。