紀州七代大彦の木の家づくり日記

「ここちよく美しい暮らしのために」
和歌山大阪にて「一軒一軒ていねいに150年」家づくりに取り組み続けています

大物が納まった&ナイスアイデア

2012年02月29日 | 家づくり。使いやすさの話(収納・階段・使

今日は4年に1回の2月29日。
うちの曾祖父の時代から可愛がって頂いたお得意様のおばあ様も、この日が誕生日でした~。僕も小さい頃から可愛がって頂いたおばあ様もうお亡くなりになって随分経つけど、時間って経つのが早いですね~。

さてさて、今日はリノベーション工事も最最終盤のF様家。

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縁側の大きな窓もどうやら納まりました。

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これが前の姿。
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サッシュの仕事ではあるけれど、
あちらこちらを残したママ、この大きな窓だけ替えていくのも、なかなか難しいところ。
上手く納めてくれた、うちの大工さん達ありがとうです。

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土塗り下地板張りの壁も、板をめくって~下地の土を直して~しっくい塗って~で完成。

こういう所も、技術ですね~。
技術がなくなれば、修繕などは完全に無理で、全部やり替えになってしまう所。
やっぱ色んな職人さんの技術は守っていかなきゃです。
結局、その方がコストもかからず、社会的な意義も大いにありますしね。

こうして、リノベーション・リフォームの部位を説明しだすと、あれもこれも。ってなってきてもの凄い量になっちゃうので、
ここらでやめて、最後に一つ。
大工さんのナイスアイデアをご紹介。

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こういう昔ながらの日本家屋。
田の字型といいまして、フスマや障子をあけると8帖や6帖の和室達がつながっていく間取りの場合。

真ん中になるお部屋などは部屋の4周がほとんどフスマなどの建具になって、壁がどこにもない。。
なんて事があります。

そうすると、困るのがコンセント!
そうなるとよく見かけるのですが、柱の前に露出で電線をはわして、ぼこっと出張ったコンセントボックスがついている。。。

やっぱりリノベーションするんだから、それは何とかしたい。
けど、今回この座敷部分は壁の塗り替えや天井張り替え位で、壁を増やしたりはない。。
あらたに壁ができてこなけりゃ、コンセントは埋めれません。。。
う~ん…う~ん…
と考え込んでた僕を尻目に、うちの棟梁の出したアイデアが、

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これ。
分かります?
フスマが走る敷居部分のあまってる所に、家具用のコンセントを彫り込む。。

う~ん、ナイスアイデア!!
タタミを一部切って、フロアコンセントか?なんて考えてた僕とは雲泥の差です。。

まっ、敷居の前にコンセントがつくと、踏んだり目立ったりするから、いつも良いやり方ではないけれど、
F様家の座敷で考えるなら、完全にベストなやり方。
まいりました(笑)

考えてみればなんて事はないけれど、思いつきそうで案外思いつかないアイデアだと思います。
今後のリノベーションに大いに活かせますね~。
こうして、頭の中の抽斗(ひきだし)をふやしていくと、またいつか必ずビシッと役に立つ事がでてくるんですね~。

ということで、今日はココまで。
ナイスアイデアだと思った方はどんどんご利用下さいませ(笑)

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