紀州七代大彦の木の家づくり日記

「ここちよく美しい暮らしのために」
和歌山大阪にて「一軒一軒ていねいに150年」家づくりに取り組み続けています

栃の一枚板テーブル!

2019年11月19日 | イイ建築・家具の話

ちょっと前一枚テーブルを造っています。なんてご紹介したの覚えています?

ほぼ完成いたしましたのでご紹介を。

銘木屋さんでお客様と一緒に選んできた栃(とち)の一枚板。1m×2.2m位ある大変立派な一枚板です。

そうそう「木のテーブル」でも木の板がベニヤの様に薄くスライスした木の単板を貼り付けているのが一般的。それに比べて厚み方向が一枚の板(つまり貼り合わせていない)ものが無垢板のテーブル。けれど、それでも幅方向に一枚というのはあまりなくて、普通何枚かの無垢板をつないでテーブルを造ります。だって、公園などで生えている木を見てください。幅1mの一枚板をとるような大きさあります?想像すると相当巨大な木からしか幅1mなんて板が取れないことが分かります。

だから幅方向も一枚の無垢板=一枚板はとても貴重で凄いもの。となります。

もちろん①単板貼り付け板→②無垢板つなぎ合せ→③一枚板の順番で板の値段もあがっていくわけ。②の無垢つなぎ合わせは無垢の質感もあり、経年しても味がでてきますし、もう十二分かと思いますが(①でも良いものは全然良いんですよ)、更にこだわって③が欲しいというお客様もいらっしゃいます。それは一枚板の風格は最高だし、お家におけばその存在感も素晴らしいし、まさに一生モノ。それがたまらなく好きという方も、弊社のお客様には少なからずおられます。

先程は簡単に「お客様と選んできた」なんて述べましたが、弊社の近くには、この栃の板が大好き!で、全国的にも「栃」と言えば〇〇と言われるくらい有名で在庫量もバッチリの銘木屋さんがおりまして、そこは大変恵まれた環境にあるおかげなんです。

その板を作業場でひたすらカンナで削ります。板といっても水平ではありませんから、テーブルとして使えるように水平に削りに削ります。

栃独特の美しい杢目(もくめ)もでて、素晴らしい風格の板tなりました。

今回はお客様のご希望でアイアンの脚。長年の付き合いの金物屋さんに拵えてもらいました。やっぱり抜群の腕なんですよね〜。綺麗にこさえてくれました。

はい。これでほぼ完成。アイアンの脚はあまりやった事がなかったのですが、これ良いですね。

あとはお客様にご覧いただいて喜んでもらうだけ。早くお見せしたいですね〜

 

 

和歌山・大阪「心地よい木の家づくり」 大彦(株)

 

 

 

 

 

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