紀州七代大彦の木の家づくり日記

「ここちよく美しい暮らしのために」
和歌山大阪にて「一軒一軒ていねいに150年」家づくりに取り組み続けています

ラワン合板底目天井。

2012年03月12日 | 家づくり用語

3月に入っても、なかなか暖かくなりませんね~。
今日早朝のテレビの天気予報で、
アナウンサーより「一体いつになったら、冬物しまえるんですか?」と聞かれた天気予報士?の女性の方が、
「寒くなくなったらです!!」
と答えていましたが(笑)、何だかいつまでも寒くて嫌になっちゃいますね~。。

さて、寒くても何でも現場では元気良く大工さんが仕事しております。

W様家では、これ。
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リビングダイニングの「ラワン合板底目天井」の仕事がすすんでいます。
緑色の点々とみえるものは「かり釘」と呼ばれる物で、仕上がるととられてしまいます。

この天井、好き嫌いもはっきり分かれる仕上げですが、
芸大系というか、建築家の吉村順三先生や永田様、堀部様、中村様などの系統がお好きな方(うちのお客樣方には多いのです)には、かなり人気のある仕上げでして、スッキリと質感もあるし、何とも表現し難いですが、「感じの良い」天井です。

ちなみに仕上がると、
Img_0630 Img_0796




こんな風になって、Goodです。

P3073881





合板一枚一枚を張ってくわけですが、
この写真で言うなら手前から奥方向は、合板と合板を少し隙間をあけて張って「目地」を設けて、それを通す。(黒い線の様に見えているのが「目地」。そしてこれが「底目」と呼ばれます)
だけど右左方向にはその「底目」は設けずに、ピシッと張る。

そんな所がちょっとミソで、気をつけている所です。

但~し、一つ注意。
これ、「ラワン合板」という、非常にシンプルで素朴、安価な材料を使うわけで、ただ工夫もなく普通に張れば、完全に「物置」みたくなっちゃいます。
シンプルで素朴な素材だからこそ、色を合わせたり選別を慎重にし、張り方もきっちり丁寧にして『垢抜けて』見える様にしなきゃいけません。

まっ、そこが難しいんですけどね~。。





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