ちょっと前に、和歌山の高野口にパイル織物工場を見学に行ったなんてお話をした事覚えています?
和歌山の誇る伝統産業一つであるパイル織物。電車から国会議事堂までの椅子張りであったり、高級ホテルの内装であったり、もちろん海外でも多く使われているこの織物だそうです。
そもそも大彦が七代お世話になっている和歌山市(大彦があるのは和歌山城の近くです)は、奈良の吉野から流れる「紀の川=吉野川」の河口。
だから、昔から紀州材というよりも、紀の川の水運を使って吉野材を運んでくる歴史がありました。(まっ、紀州とか吉野とかは勝手に人間が引いた線なんでしょうけど)
だから、祖父や曽祖父が建てさせてもらったお家を今直しても、吉野の桧や杉が使われています。
高野口パイルも紀の川沿いに発展した町。
今回は、わざわ座さん(趣旨などはこちらを参照ください)の地域の布を使った「クッションスツール」を地域のつくり手が造るという趣旨に賛同いたしまして、
和歌山北部の母なる河「紀の川」が結ぶクッションスツールを造っているわけなんです。
うちの山本棟梁が吉野杉(家づくり現場で使う余りの木)で造ったスツール。これにパイル織物で造った生地を巻いていただくために昨日織物屋さんに持ち込みました。
今月中には出来上がってくる予定。そしてこれは「わざわ座さん」の総合展示で、ジャパンホームショーに展示される一つとなる予定。なんだかとっても楽しみですね〜。(またまたご紹介しますね)
それから、
「ものはついで」ということで、
こんなハンガーも造りました。
これもわざわ座さんの小泉誠さんデザインのもの。材料は現場の間柱の余りの吉野桧です。
あとは、まだ書類のワゴンも造ってますし、
大物「わざわ座木製キッチン」も紀泉台モデルハウスⅡのキッチンを造り替えてまいります。これは皆様から『実物を見てみたい!』とかなりご希望をいただいていたもの。
ようやく重い腰をあげて造りますので(笑)出来上がったらモデルハウスへご覧に来てくださいね!
はい。というわけで、今日はココまで。また次回〜!
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