ようやく先日完成しました!
いやはや,実に長かった…。
何度失敗したことか…。何度やり直したことか…。
そのおかげで,そこそこ満足ゆく完成度になったと思います。
それではみなさんに披露したいと思います。
Model Number:AMX-004 'QUBELEY'
Total Height:20.6m
Weight:35.2t
Total weight:57.2t
Material:Gundalium Alloy
Armaments:Beam Saber, Funnel(×12)
一年戦争終結後,ジオン残党の「アクシズ(=ネオ・ジオン)」が秘密裏に開発したMS。
ニュータイプ専用MAとして開発された「エルメス」の後継機で,サイコミュの小型化によりMS化が可能となった。
パイロットはアクシズ総裁のハマーン・カーン。彼女の高いニュータイプ能力があってこその機体でもあり,事実上ハマーン専用機である。
グリプス戦役末期に登場し,激戦を繰り広げるが,常に戦闘における優位を保った。
それは他MSには搭載されていないファンネルによるオールレンジ攻撃が可能であったためである。
その後,第一次ネオ・ジオン戦争でも活躍するが,グレミーの反乱などによりネオ・ジオンは崩壊,キュベレイもΖΖガンダムとの戦闘において撃破されている。



HGなので1/144スケールなのですが,キュベレイ自体がもともと大きな機体であることと,ほかのMSに比べて横幅があることもあって,MGのガンプラと並べても見劣りしません。
逆に前回製作したHGシャア専用ザクと並べると,一回り大きくて同じHGだとは思えません…。
塗装ですが,こだわりにこだわった白い部分をきれいに塗装することが出来たと思います。
写真だといまいちパールの輝きを捉えがたいのですが,表面の光沢は見て取ってもらえるのではないでしょうか?
そのほかの色もおおむねイメージどおりに仕上がりました。
青の部分だけは,もう少し真っ青な色に仕上げられるとよかったかな,とは思っていますが…。
ここには写っていませんが,ビームサーベルも塗装しています。
もともとはクリアーイエローのプラスチックで出来ていて,そのままでも「ビームサーベル」っぽいのですが,塗装でもそれらしさを出すことにチャレンジしてみました。
まず全体をクールホワイトで塗装し,パール塗装を施したあと,ビームサーベル先端から射出口にかけてグラデーションがかかるようにクリアーイエローで塗装してします。
やはりキュベレイは地上戦よりも宇宙戦専用機なので,立ったままのポージングではイマイチ…。
というわけで,別売りの台座を使って宇宙戦をイメージしたポージングをしてみました。
ファンネルを従えて相手に向かうイメージです。
実は…このポージング,MGキュベレイのパッケージそのままです(笑)
黒い背景に実に映える塗装で,妖艶な感じさえ感じ取れるような…。
台座は「ガンダムベース①ブラック」を使用しています。
ファンネルは,台座に取り付けた針金で宙に浮いたような感じにしています。オリヂナルです(笑)
今はこのポージングで飾っています。
ってか,これ以上のポージングはないような…。
以上が,レビューでした。
今,とても満足しています。
でも…実際はところどころにアナがあるし,制作上何度も失敗していたりします。
ということで今回の製作の総括をしたいと思います。
○良かった点
・初めてのグロス塗装だったが,細かい点を除き,おおむね成功した。
・「自分基準」での完成度を目指し,その通りに出来た。
・おおむねイメージ通りの色を作ることが出来た。
・マスキングがうまくいった。
○まずかった点
・パールを調子に乗って一度に厚く塗りすぎ,下地のホワイトを侵食してしまい失敗したこと。
→最初は「砂吹き」を施し,下地を保護したあとに,重ね塗りをして厚く塗装してゆく。
・#2000のやすりがけをする際,いくつかの角を磨きすぎて塗装を剥いでしまった。
→角は注意深くおこなう。
・塗装の失敗をリカバリーするためのドボンにより,パーツが脆くなった。
→ドボンは本当の裏ワザ。ドボンをせざるをえないほどの失敗をしないようにする。
・まじまじと見ると,けっこうホコリを巻き込んで塗装している。
→自分が求める完成度にもよるが,いちおう塗装前にほこりを払うぐらいのことは忘れずにする。
○そのほか
・サフ吹きはしなくてもいいかも,と思えてきた。プラパーツの表面を#800ぐらいで十分均しておけば,隠ぺい力の強い塗料で下地を作れば問題ない(?)
・色の濃いクリアー塗料では下のパールの輝きが活きない。今回で言えば,クリアーパープルやクリアーブルーなど。
こんなところでしょうか。
正直言って,今の私の技術力でグロス塗装にチャレンジしたのはけっこう無謀でした(笑)
表面をいかに平滑に保つか,に細心の注意を払って作業をせねばならず,かなりの集中力と技術力を求められることがわかりました。
ホコリの処理がその極みです。
ただ,普段飾っていて1m以上離れて鑑賞しているに限って言えば,上記のまずかった点はほとんど目立ちません。
そしてその程度の完成度が,私の求める完成度だったので,一応は「よし」としたいと思います。
以上で「HG キュベレイ」の製作を終えたいと思います。
これで終えてしまうのがすこしもったいないような気がします…。2ヶ月の間作ってきたものなので…。
しばらくは充電期間をおいて,また次回作に臨もうと思います。
ご覧になってくださった方々,ありがとうございました。
そういえば,カラーレシピを載せるのを忘れていました。
参考にされる方にどうぞ。。。
○表面処理
ランナー跡はアートナイフで大体の部分を切除後,#400→#800でやすりがけをしている。
ヒケは目立つ部分のみ,やすりがけにて処理している。
継ぎ目消しは瞬間接着剤にて接着後,やすりがけにて処理。
その後,#1000サーフェイサーでサフ吹き。
○基本塗装(全てGSIクレオス社Mr.Color)
白の部分:クールホワイト→ホワイトパール
ピンクの部分:クールホワイト→ホワイトパール→スーパークリアーⅢ+クリアーレッド少々
青の部分:クールホワイト→ホワイトパール→クリアーブルー
紫の部分:クールホワイト→ホワイトパール→クリアーレッド+クリアーブルー
灰色の部分:クールホワイト→ホワイトパール→スモークグレー
ショルダーバインダー裏:クールホワイト→ホワイトパール→クリアーレッド+スモークグレー+クリアーオレンジ
ビームサーベル:クールホワイト→ホワイトパール→クリアーイエロー
○スミ入れ(全てタミヤ社エナメル塗料)
白の部分:レッド+ブルー+ホワイト
ピンクの部分:レッド+ホワイト+ブラック
紫,青,灰色およびショルダーバインダー裏の部分:ブラック
○トップコート
スーパークリアーⅢをエアブラシにより,”砂吹き”を2層,ついで3層重ね吹き。
○仕上げ
#2000でやすりがけ→「粗目」のコンパウンド→「細目」のコンパウンド
いやはや,実に長かった…。
何度失敗したことか…。何度やり直したことか…。
そのおかげで,そこそこ満足ゆく完成度になったと思います。
それではみなさんに披露したいと思います。
Model Number:AMX-004 'QUBELEY'
Total Height:20.6m
Weight:35.2t
Total weight:57.2t
Material:Gundalium Alloy
Armaments:Beam Saber, Funnel(×12)
一年戦争終結後,ジオン残党の「アクシズ(=ネオ・ジオン)」が秘密裏に開発したMS。
ニュータイプ専用MAとして開発された「エルメス」の後継機で,サイコミュの小型化によりMS化が可能となった。
パイロットはアクシズ総裁のハマーン・カーン。彼女の高いニュータイプ能力があってこその機体でもあり,事実上ハマーン専用機である。
グリプス戦役末期に登場し,激戦を繰り広げるが,常に戦闘における優位を保った。
それは他MSには搭載されていないファンネルによるオールレンジ攻撃が可能であったためである。
その後,第一次ネオ・ジオン戦争でも活躍するが,グレミーの反乱などによりネオ・ジオンは崩壊,キュベレイもΖΖガンダムとの戦闘において撃破されている。



HGなので1/144スケールなのですが,キュベレイ自体がもともと大きな機体であることと,ほかのMSに比べて横幅があることもあって,MGのガンプラと並べても見劣りしません。
逆に前回製作したHGシャア専用ザクと並べると,一回り大きくて同じHGだとは思えません…。
塗装ですが,こだわりにこだわった白い部分をきれいに塗装することが出来たと思います。
写真だといまいちパールの輝きを捉えがたいのですが,表面の光沢は見て取ってもらえるのではないでしょうか?
そのほかの色もおおむねイメージどおりに仕上がりました。
青の部分だけは,もう少し真っ青な色に仕上げられるとよかったかな,とは思っていますが…。
ここには写っていませんが,ビームサーベルも塗装しています。
もともとはクリアーイエローのプラスチックで出来ていて,そのままでも「ビームサーベル」っぽいのですが,塗装でもそれらしさを出すことにチャレンジしてみました。
まず全体をクールホワイトで塗装し,パール塗装を施したあと,ビームサーベル先端から射出口にかけてグラデーションがかかるようにクリアーイエローで塗装してします。
やはりキュベレイは地上戦よりも宇宙戦専用機なので,立ったままのポージングではイマイチ…。
というわけで,別売りの台座を使って宇宙戦をイメージしたポージングをしてみました。

実は…このポージング,MGキュベレイのパッケージそのままです(笑)
黒い背景に実に映える塗装で,妖艶な感じさえ感じ取れるような…。
台座は「ガンダムベース①ブラック」を使用しています。
ファンネルは,台座に取り付けた針金で宙に浮いたような感じにしています。オリヂナルです(笑)
今はこのポージングで飾っています。
ってか,これ以上のポージングはないような…。
以上が,レビューでした。
今,とても満足しています。
でも…実際はところどころにアナがあるし,制作上何度も失敗していたりします。
ということで今回の製作の総括をしたいと思います。
○良かった点
・初めてのグロス塗装だったが,細かい点を除き,おおむね成功した。
・「自分基準」での完成度を目指し,その通りに出来た。
・おおむねイメージ通りの色を作ることが出来た。
・マスキングがうまくいった。
○まずかった点
・パールを調子に乗って一度に厚く塗りすぎ,下地のホワイトを侵食してしまい失敗したこと。
→最初は「砂吹き」を施し,下地を保護したあとに,重ね塗りをして厚く塗装してゆく。
・#2000のやすりがけをする際,いくつかの角を磨きすぎて塗装を剥いでしまった。
→角は注意深くおこなう。
・塗装の失敗をリカバリーするためのドボンにより,パーツが脆くなった。
→ドボンは本当の裏ワザ。ドボンをせざるをえないほどの失敗をしないようにする。
・まじまじと見ると,けっこうホコリを巻き込んで塗装している。
→自分が求める完成度にもよるが,いちおう塗装前にほこりを払うぐらいのことは忘れずにする。
○そのほか
・サフ吹きはしなくてもいいかも,と思えてきた。プラパーツの表面を#800ぐらいで十分均しておけば,隠ぺい力の強い塗料で下地を作れば問題ない(?)
・色の濃いクリアー塗料では下のパールの輝きが活きない。今回で言えば,クリアーパープルやクリアーブルーなど。
こんなところでしょうか。
正直言って,今の私の技術力でグロス塗装にチャレンジしたのはけっこう無謀でした(笑)
表面をいかに平滑に保つか,に細心の注意を払って作業をせねばならず,かなりの集中力と技術力を求められることがわかりました。
ホコリの処理がその極みです。
ただ,普段飾っていて1m以上離れて鑑賞しているに限って言えば,上記のまずかった点はほとんど目立ちません。
そしてその程度の完成度が,私の求める完成度だったので,一応は「よし」としたいと思います。
以上で「HG キュベレイ」の製作を終えたいと思います。
これで終えてしまうのがすこしもったいないような気がします…。2ヶ月の間作ってきたものなので…。
しばらくは充電期間をおいて,また次回作に臨もうと思います。
ご覧になってくださった方々,ありがとうございました。
そういえば,カラーレシピを載せるのを忘れていました。
参考にされる方にどうぞ。。。
○表面処理
ランナー跡はアートナイフで大体の部分を切除後,#400→#800でやすりがけをしている。
ヒケは目立つ部分のみ,やすりがけにて処理している。
継ぎ目消しは瞬間接着剤にて接着後,やすりがけにて処理。
その後,#1000サーフェイサーでサフ吹き。
○基本塗装(全てGSIクレオス社Mr.Color)
白の部分:クールホワイト→ホワイトパール
ピンクの部分:クールホワイト→ホワイトパール→スーパークリアーⅢ+クリアーレッド少々
青の部分:クールホワイト→ホワイトパール→クリアーブルー
紫の部分:クールホワイト→ホワイトパール→クリアーレッド+クリアーブルー
灰色の部分:クールホワイト→ホワイトパール→スモークグレー
ショルダーバインダー裏:クールホワイト→ホワイトパール→クリアーレッド+スモークグレー+クリアーオレンジ
ビームサーベル:クールホワイト→ホワイトパール→クリアーイエロー
○スミ入れ(全てタミヤ社エナメル塗料)
白の部分:レッド+ブルー+ホワイト
ピンクの部分:レッド+ホワイト+ブラック
紫,青,灰色およびショルダーバインダー裏の部分:ブラック
○トップコート
スーパークリアーⅢをエアブラシにより,”砂吹き”を2層,ついで3層重ね吹き。
○仕上げ
#2000でやすりがけ→「粗目」のコンパウンド→「細目」のコンパウンド