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HG キュベレイ vol.14 「レビュー&総括」

2007-06-16 09:08:20 | ガンプラ - HGUC キュベレイ
ようやく先日完成しました!
いやはや,実に長かった…。
何度失敗したことか…。何度やり直したことか…。
そのおかげで,そこそこ満足ゆく完成度になったと思います。
それではみなさんに披露したいと思います。

Model Number:AMX-004 'QUBELEY'
Total Height:20.6m
Weight:35.2t
Total weight:57.2t
Material:Gundalium Alloy
Armaments:Beam Saber, Funnel(×12)
一年戦争終結後,ジオン残党の「アクシズ(=ネオ・ジオン)」が秘密裏に開発したMS。
ニュータイプ専用MAとして開発された「エルメス」の後継機で,サイコミュの小型化によりMS化が可能となった。
パイロットはアクシズ総裁のハマーン・カーン。彼女の高いニュータイプ能力があってこその機体でもあり,事実上ハマーン専用機である。
グリプス戦役末期に登場し,激戦を繰り広げるが,常に戦闘における優位を保った。
それは他MSには搭載されていないファンネルによるオールレンジ攻撃が可能であったためである。
その後,第一次ネオ・ジオン戦争でも活躍するが,グレミーの反乱などによりネオ・ジオンは崩壊,キュベレイもΖΖガンダムとの戦闘において撃破されている。

HGなので1/144スケールなのですが,キュベレイ自体がもともと大きな機体であることと,ほかのMSに比べて横幅があることもあって,MGのガンプラと並べても見劣りしません。
逆に前回製作したHGシャア専用ザクと並べると,一回り大きくて同じHGだとは思えません…。

塗装ですが,こだわりにこだわった白い部分をきれいに塗装することが出来たと思います。
写真だといまいちパールの輝きを捉えがたいのですが,表面の光沢は見て取ってもらえるのではないでしょうか?
そのほかの色もおおむねイメージどおりに仕上がりました。
青の部分だけは,もう少し真っ青な色に仕上げられるとよかったかな,とは思っていますが…。
ここには写っていませんが,ビームサーベルも塗装しています。
もともとはクリアーイエローのプラスチックで出来ていて,そのままでも「ビームサーベル」っぽいのですが,塗装でもそれらしさを出すことにチャレンジしてみました。
まず全体をクールホワイトで塗装し,パール塗装を施したあと,ビームサーベル先端から射出口にかけてグラデーションがかかるようにクリアーイエローで塗装してします。

やはりキュベレイは地上戦よりも宇宙戦専用機なので,立ったままのポージングではイマイチ…。
というわけで,別売りの台座を使って宇宙戦をイメージしたポージングをしてみました。
ファンネルを従えて相手に向かうイメージです。
実は…このポージング,MGキュベレイのパッケージそのままです(笑)
黒い背景に実に映える塗装で,妖艶な感じさえ感じ取れるような…。
台座は「ガンダムベース①ブラック」を使用しています。
ファンネルは,台座に取り付けた針金で宙に浮いたような感じにしています。オリヂナルです(笑)
今はこのポージングで飾っています。
ってか,これ以上のポージングはないような…。


以上が,レビューでした。
今,とても満足しています。
でも…実際はところどころにアナがあるし,制作上何度も失敗していたりします。
ということで今回の製作の総括をしたいと思います。
○良かった点
 ・初めてのグロス塗装だったが,細かい点を除き,おおむね成功した。
 ・「自分基準」での完成度を目指し,その通りに出来た。
 ・おおむねイメージ通りの色を作ることが出来た。
 ・マスキングがうまくいった。
○まずかった点
 ・パールを調子に乗って一度に厚く塗りすぎ,下地のホワイトを侵食してしまい失敗したこと。
 →最初は「砂吹き」を施し,下地を保護したあとに,重ね塗りをして厚く塗装してゆく。
 ・#2000のやすりがけをする際,いくつかの角を磨きすぎて塗装を剥いでしまった。
 →角は注意深くおこなう。
 ・塗装の失敗をリカバリーするためのドボンにより,パーツが脆くなった。
 →ドボンは本当の裏ワザ。ドボンをせざるをえないほどの失敗をしないようにする。
 ・まじまじと見ると,けっこうホコリを巻き込んで塗装している。
 →自分が求める完成度にもよるが,いちおう塗装前にほこりを払うぐらいのことは忘れずにする。
○そのほか
 ・サフ吹きはしなくてもいいかも,と思えてきた。プラパーツの表面を#800ぐらいで十分均しておけば,隠ぺい力の強い塗料で下地を作れば問題ない(?)
 ・色の濃いクリアー塗料では下のパールの輝きが活きない。今回で言えば,クリアーパープルやクリアーブルーなど。

こんなところでしょうか。
正直言って,今の私の技術力でグロス塗装にチャレンジしたのはけっこう無謀でした(笑)
表面をいかに平滑に保つか,に細心の注意を払って作業をせねばならず,かなりの集中力と技術力を求められることがわかりました。
ホコリの処理がその極みです。
ただ,普段飾っていて1m以上離れて鑑賞しているに限って言えば,上記のまずかった点はほとんど目立ちません。
そしてその程度の完成度が,私の求める完成度だったので,一応は「よし」としたいと思います。

以上で「HG キュベレイ」の製作を終えたいと思います。
これで終えてしまうのがすこしもったいないような気がします…。2ヶ月の間作ってきたものなので…。
しばらくは充電期間をおいて,また次回作に臨もうと思います。
ご覧になってくださった方々,ありがとうございました。
そういえば,カラーレシピを載せるのを忘れていました。
参考にされる方にどうぞ。。。

○表面処理
ランナー跡はアートナイフで大体の部分を切除後,#400→#800でやすりがけをしている。
ヒケは目立つ部分のみ,やすりがけにて処理している。
継ぎ目消しは瞬間接着剤にて接着後,やすりがけにて処理。
その後,#1000サーフェイサーでサフ吹き。

○基本塗装(全てGSIクレオス社Mr.Color)
白の部分:クールホワイト→ホワイトパール
ピンクの部分:クールホワイト→ホワイトパール→スーパークリアーⅢ+クリアーレッド少々
青の部分:クールホワイト→ホワイトパール→クリアーブルー
紫の部分:クールホワイト→ホワイトパール→クリアーレッド+クリアーブルー
灰色の部分:クールホワイト→ホワイトパール→スモークグレー
ショルダーバインダー裏:クールホワイト→ホワイトパール→クリアーレッド+スモークグレー+クリアーオレンジ
ビームサーベル:クールホワイト→ホワイトパール→クリアーイエロー

○スミ入れ(全てタミヤ社エナメル塗料)
白の部分:レッド+ブルー+ホワイト
ピンクの部分:レッド+ホワイト+ブラック
紫,青,灰色およびショルダーバインダー裏の部分:ブラック

○トップコート
スーパークリアーⅢをエアブラシにより,”砂吹き”を2層,ついで3層重ね吹き。

○仕上げ
#2000でやすりがけ→「粗目」のコンパウンド→「細目」のコンパウンド

HG キュベレイ vol.13 「ポリッシュ,そして完成…」

2007-06-14 21:38:59 | ガンプラ - HGUC キュベレイ
作り始めて2ヶ月強。
ようやくこの日を迎えることが出来ました。
ついに完成です!
では完成までの今日の工程をどうぞ!

前回で全パーツにクリアーを何層も重ね吹きしました。
これでポリッシュに耐えうる厚さを得たわけです。
クリアーを吹いた状態でも一応の光沢は得ているのですが,よく見ると…
このように,表面はボコボコしているんです。
きれいな光沢を得るためには磨き上げる必要があるのです。

まず,表面のボコボコをある程度均すために#2000の紙やすりで水研ぎします。
あまり力を入れすぎないように,何度も丁寧にやすりがけします。
雑にやると,パーツを割ったり,角をすり減らしてしまうことになってしまうからです。
この段階での失敗は…イタすぎる…ので注意!
どの程度磨けたかは,ちょくちょく水気をふき取って確認しましょう。
濡れたままだと意外と確認しづらいものなので。

ある程度均すことが出来たら,次は磨き上げです。
#2000と言えど,この状態では表面はざらついています。
むしろ,やすりがけする前より光沢は減っています。
光沢を取り戻すために,今度は別のものを用いて磨き上げるのです。
使うのはコンパウンドです。いわゆる磨き粉と呼ばれるものです。
柔らかい布(たとえばメガネ拭き)に少しコンパウンドを取り,それで表面を磨きます。
最初は「粗め」,次に「細め」でやるときれいな光沢が得られるはずです。
きれいに,丁寧に磨いてゆきます。
指先が痛くなりますが,がまんがまん…。

最後に水でゆすいで,ポリッシュ完了。
見てください,この光沢を!
最初の写真に比べ,部屋の照明がきれいに映っています。
ちょっと引き目での写真でも光沢がわかると思います。
がんばった甲斐があったものです!

そして,磨き上げた全パーツを組み立てていきます。
思えば組み立てるのは2ヶ月ぶり。そう,仮組み以来。
それまでは一つ一つの小さな部品だったものが,キュベレイに変化してゆくのは,それまでの苦労があったおかげで楽しいものです。
そして…組みあがりました…!
カメラだと光沢が写りにくいのが残念ですが,肉眼ではきれいに光っています。
感動モノです!


というわけで,ここに「HG キュベレイ」が完成しました!
とりあえず今日はここまで。
レビュー及び総括は次回までのお楽しみにしたいと思います。
その時にはかっこよくポージングした写真も撮りたいと思います。
こうご期待!


HG キュベレイ vol.12 「クリアー塗装」

2007-06-12 21:58:52 | ガンプラ - HGUC キュベレイ
さぁ,いよいよ最終段階です。
そう,全体にテカリを出すための「クリアー塗装」です。
「やっとここまできた」という感じです。。。

今回用いたのは,新発売の「スーパークリアーⅢ」。
従来のものに比べて,透明度と塗膜の強度が増したそうです。
塗面のほこりを払ってから,まずは「砂吹き」です。
「砂吹き」とは,全体がざらつくようにサッと吹くことです。
なぜテカらせる前に,わざわざこんな吹き方をするのか。
それは,下に塗られているエナメル塗料やデカールなどを保護するためです。
ラッカー系は溶剤が強く,エナメルやデカールを侵食してしまうのです。
それを防ぐために,まず「砂吹き」で粗く吹き,エナメルやデカールの上に薄い膜を吹いてしまうのです。
「砂吹き」は30分ほど空けてだいたい2~3回吹けば十分なようです。
今回は2回吹きました。
このとおり,まだ光沢は出ていません。

エナメルを保護し終わったら,次は本格的に吹きます。
塗面をなめらかにする効果があるリターダーを加えたクリアーを使います。
塗面が濡れる程度に吹きます。
砂吹きとは違って,丁寧にじっくりと吹きます。
あまりに吹きすぎて,液ダレしないように注意!
吹いた直後にはきれいな光沢が!
でも,しばらくするとまた光沢が鈍ってしまいます。
まだ1回の塗装では十分に厚い塗膜が得られないんですね。
全てのパーツを塗装し終わったら,1時間ほど乾かします。
そしたら,再びクリアーを吹きます。
これを3~4回繰り返します。
そうすると,十分に厚い塗膜を得ることが出来ます。
ここまで吹くと,光沢もばっちり出てます。

今日はここまで。
十分に乾かしたあと,表面を#2000の紙やすりで水研ぎし,コンパウンドで仕上げれば出来上がりです。
これは明日以降です。
楽しみ楽しみ♪


HG キュベレイ vol.11 「スミ入れ」

2007-06-05 22:42:15 | ガンプラ - HGUC キュベレイ
いよいよキュベレイ製作も2工程を残すのみとなりました。
今日はその1過程,「スミ入れ」を行っていきたいと思います。

使うのは前回と同じタミヤ製のエナメル塗料。
今回は下の4色と溶剤を使いました。
あと黄色を買えばだいたいの色は作れるので便利。
スミ入れはあまり塗料を使わずに済むので。

まずはキュベレイの目入れから。
黒のエナメル塗料で瞳と周りの黒い部分を描きました。
はみ出た部分は溶剤を含ませた綿棒で拭き取りました。

次は紫と灰色のパーツへのスミ入れ。
これは黒でスミ入れをしました。
薄めて毛細管現象を使えば簡単です♪

次はピンクの部分へのスミ入れ。
赤と白と黒を混ぜて黒っぽいピンクを作り…薄い茶色になりました(笑)
まぁ,悪い色ではないので良しとしましょう…。

お次は一番パーツ数が多い白の部分へのスミ入れ。
白に対するスミ入れは薄いグレー系が定番なのですが,今回はキュベレイということでちょっと変えてみました。
赤と青と白を混ぜて薄い紫を作り,それでスミ入れをしてみました。
写真だとわかりづらいのですけど,全体の品を損わないテイストになったと思います。

とりあえずこれでスミ入れはおしまい。
残すは1工程のみ。
そう,クリアーコートのみです。
これで全体のツヤを出すのです!!
楽しみになってきました…!!
来週中には完成できそうです。


HG キュベレイ vol.10 「前腕と脛,および目,加えてショルダーバインダーの裏の塗装」

2007-06-02 23:56:04 | ガンプラ - HGUC キュベレイ
キュベレイ製作ももうVol.10となりました。
2ヶ月経っちゃいました。
が,いよいよ完成も間近です!!

今日は前回製作した前腕と脛を塗装するところから始めました。
サーフェイサーは面倒くさいのでもはや吹かずに始めています(笑)
まぁ,ガンプラ界のアイドル「オオゴシトモエ」という人もサフを吹かずに作っていたのを見たし,それでできているので,サフを吹かない選択肢も出来た,ということで。
新製品「クールホワイト」でホワイト下地を作ります。
継ぎ目のラインが消えるぐらい,何度も吹いて下地を作りました。
1時間ぐらい放っといて,それからパール塗装へ。
これまでと同様「ホワイトパール」を遠目から強めで吹きました。
さすがにうまくなりました(笑)

乾かしている間,別のパーツを塗装することに。
箇所はショルダーバインダーの裏。
ここはいくつかの設定画を見る限り「レッドブラウン」のようです。
ということで「クリアーレッド」と「スモークグレー」そして「クリアーオレンジ」で色合いを調整した塗料で塗装しました。
ここは簡単にぶわぁ~っと塗装。
少し赤く錆びたような色になってしまいましたが,これはこれで結構。

そして次は,前腕&脛のピンクラインの塗装に。
マスキングは今回はマスキングテープを使用。
テープではカバーしきれない曲線は,マスキングゾルを使いました。
圧を弱めにして,薄めたクリアーレッドで塗装。
最初,それでも圧が強すぎてうまくゆかず。
ある程度乾かしてから,さらに圧を弱めて吹きました。
焦ってはことを仕損じる,ということを感じました…(笑)
ま,とりあえず良しとしましょう。

次は目の塗装。
キュベレイの目も,他のモビルスーツと同様にピンクに光っています。
唯一違うのが,黒の瞳(猫みたいに細い)があるところでしょうか。
これをどう塗装するかを迷っていたのですが,マスキングして薄めたクリアーレッドで目を塗装。
その後,クリアーを吹いたあとに,エナメル溶剤で黒の瞳及び周辺の黒の部分を塗装することにしました。
エナメル溶剤で塗装した場合,修正が容易なため,一番上に塗装される黒の部分をエナメルにしたのです。
ということで,今回はピンクの目の部分を筆塗装。
はみ出さないように,目の上と下の部分だけをテープでマスキング。
そして面相筆で丁寧に塗装しました。
まぁ,きれいに塗れたのではないでしょうか?

ということで,今回でとりあえず一通りの塗装は終わりました!!
残す作業も,
・クリアー塗装による光沢出し
・スミ入れ
のみとなりました!!
来週,再来週あたりで終わらせられるといいなぁ…。

こうご期待!!