カシオの新作スマートウォッチ、「プロトレック WSD-F30」を1か月使ってみました。

自分としても初めてのスマートウォッチ。
購入を決めた一番の理由が「YAMAPによるオフラインマップを使用してのハイキング」でした。
この部分を重点にレビューしたいと思います。
主な仕様や外観は他のレビューに譲るとして、使用感を伝えられたら、と思います。
<よかったところ>
・YAMAPがかなり使いやすい
これを期待して買ったので大満足です。
GPSがかなり正確なので道迷いはしないし、ログもしっかり取れます。

画面上の「現在地ボタン」を押せば、現在地を示す赤丸が数秒間方位磁石になるので、分岐点での判断に便利。
・電池の持ちがよい
心配だったところですが、今のところ問題ありません。WSD-F20より改善したらしいですし。
入山中は「マナーモード」にしてWi-FiやBluetoothを切ることは必須です。このモードでもGPSは効きます。
公称1.5日ということですが、まあ「1日分の行動中は確実に持つ」という感じです。
2日以上にわたる場合には「エクステンドモード」を使用すればタイマー機能で電源オン/オフを管理して、電池残量を節約できます。
もっともどちらにせよ充電電池は必須です。まあ、スマホ用に誰でも持ち歩いているとは思います。
・有機ELディスプレイが見やすい
普通の液晶とは異なり、液晶自体が発光しているため、日光下でも視認性バツグンです。
発色も良く、地図の画像もきれいです。
<ざんねんなところ>
・iPhoneとの相性があまりよくない
iPhoneユーザーはこの点に注意!
これはWSD-F30の問題ではなく、アンドロイド製スマートウォッチの問題です。
iPhoneとはBluetoothで接続できますが、アンドロイド製スマホとは異なり、接続速度がかなり遅い!
通常のマップは、オンラインの「グーグルマップ」とオフラインの「Mapbox」の2種類が用意されています。
そのうち「グーグルマップ」はオンラインのため、まず実用レベルではありません。
表示されるまでかなり待たされるため、それであればスマホでさっさと確認してしまった方が早い。
オフラインマップの「Mapbox」も地域ごとに事前にダウンロードしておかなければならず、臨機応変性に欠けます。
・電車等で移動した場合、GPS測位まで時間がかかる
電車や車などGPSの受信精度が落ちるところにいた場合、現在地を測位できるまでに時間がかかります。
カシオもQ&Aで「10分程度かかる」としていますが、15分や20分かかることも。
測位できるまでは記録を開始できないので、ゆっくり準備することになります。
はやる気持ちもあるので、イライラすることも……。
・デザインが武骨
これは人の好き嫌いもあると思いますが、学生ならともかく、会社員等が普段使いするにはカジュアルすぎる外観。
せっかくメールやラインを時計で確認できても、普段使いしにくいと活躍の場がない。
登山中はそもそも電波が届かないし。
というわけで、私はプライベートオンリーユースということでオレンジ色にしました。
・5気圧防水は心もとない
5気圧防水は「日常生活強化防水」と言われる水準で、手洗いなど水がかかるような程度では問題ありません。
ただし水につかっての使用、例えば風呂やスイミングには使えません。
G-SHOCK並みとまではいかなくても、汎用性を考えると10気圧は欲しいところ……。
・心拍計がついていない
最近のスマートウォッチにはほぼついている心拍計がありません。
そのため心拍数を参考にしての行動調整ができません。
またジョギングやサイクリングのように心拍トレーニングができません。
様々なスポーツ向けのアプリはついてきますが、様々なスポーツにスマートウォッチを使いたいならば別のものがいいかもしれません。
・充電コードが外れやすい
これは前作・前々作から全く改善されていない部分。
本当に簡単に外れる。触れただけで外れる。テント内ではイライラすること間違いなし。
どうやらWSD-F20用の充電ホルダーが使えるらしいですが、2000円…。
WSD-F30用のは今春に発売になるらしいけど…。デフォルトでつけていてほしい。
<まとめ>
・「YAMAP」を使っての登山・ハイキングは利便性がかなり高い。
・少なくとも1日は安心して使える電池容量。
・iPhoneユーザーは使用できる機能はかなり限定的。改善してほしいけどWEAR OSのアップデートには期待できないかも。
ざんねんなところも多いけど、登山用途に限れば幸せになること間違いなし。
私はこれで登山がますます楽しみに、かつ安全になった気がします。

自分としても初めてのスマートウォッチ。
購入を決めた一番の理由が「YAMAPによるオフラインマップを使用してのハイキング」でした。
この部分を重点にレビューしたいと思います。
主な仕様や外観は他のレビューに譲るとして、使用感を伝えられたら、と思います。
<よかったところ>
・YAMAPがかなり使いやすい
これを期待して買ったので大満足です。
GPSがかなり正確なので道迷いはしないし、ログもしっかり取れます。

画面上の「現在地ボタン」を押せば、現在地を示す赤丸が数秒間方位磁石になるので、分岐点での判断に便利。
・電池の持ちがよい
心配だったところですが、今のところ問題ありません。WSD-F20より改善したらしいですし。
入山中は「マナーモード」にしてWi-FiやBluetoothを切ることは必須です。このモードでもGPSは効きます。
公称1.5日ということですが、まあ「1日分の行動中は確実に持つ」という感じです。
2日以上にわたる場合には「エクステンドモード」を使用すればタイマー機能で電源オン/オフを管理して、電池残量を節約できます。
もっともどちらにせよ充電電池は必須です。まあ、スマホ用に誰でも持ち歩いているとは思います。
・有機ELディスプレイが見やすい
普通の液晶とは異なり、液晶自体が発光しているため、日光下でも視認性バツグンです。
発色も良く、地図の画像もきれいです。
<ざんねんなところ>
・iPhoneとの相性があまりよくない
iPhoneユーザーはこの点に注意!
これはWSD-F30の問題ではなく、アンドロイド製スマートウォッチの問題です。
iPhoneとはBluetoothで接続できますが、アンドロイド製スマホとは異なり、接続速度がかなり遅い!
通常のマップは、オンラインの「グーグルマップ」とオフラインの「Mapbox」の2種類が用意されています。
そのうち「グーグルマップ」はオンラインのため、まず実用レベルではありません。
表示されるまでかなり待たされるため、それであればスマホでさっさと確認してしまった方が早い。
オフラインマップの「Mapbox」も地域ごとに事前にダウンロードしておかなければならず、臨機応変性に欠けます。
・電車等で移動した場合、GPS測位まで時間がかかる
電車や車などGPSの受信精度が落ちるところにいた場合、現在地を測位できるまでに時間がかかります。
カシオもQ&Aで「10分程度かかる」としていますが、15分や20分かかることも。
測位できるまでは記録を開始できないので、ゆっくり準備することになります。
はやる気持ちもあるので、イライラすることも……。
・デザインが武骨
これは人の好き嫌いもあると思いますが、学生ならともかく、会社員等が普段使いするにはカジュアルすぎる外観。
せっかくメールやラインを時計で確認できても、普段使いしにくいと活躍の場がない。
登山中はそもそも電波が届かないし。
というわけで、私はプライベートオンリーユースということでオレンジ色にしました。
・5気圧防水は心もとない
5気圧防水は「日常生活強化防水」と言われる水準で、手洗いなど水がかかるような程度では問題ありません。
ただし水につかっての使用、例えば風呂やスイミングには使えません。
G-SHOCK並みとまではいかなくても、汎用性を考えると10気圧は欲しいところ……。
・心拍計がついていない
最近のスマートウォッチにはほぼついている心拍計がありません。
そのため心拍数を参考にしての行動調整ができません。
またジョギングやサイクリングのように心拍トレーニングができません。
様々なスポーツ向けのアプリはついてきますが、様々なスポーツにスマートウォッチを使いたいならば別のものがいいかもしれません。
・充電コードが外れやすい
これは前作・前々作から全く改善されていない部分。
本当に簡単に外れる。触れただけで外れる。テント内ではイライラすること間違いなし。
どうやらWSD-F20用の充電ホルダーが使えるらしいですが、2000円…。
WSD-F30用のは今春に発売になるらしいけど…。デフォルトでつけていてほしい。
<まとめ>
・「YAMAP」を使っての登山・ハイキングは利便性がかなり高い。
・少なくとも1日は安心して使える電池容量。
・iPhoneユーザーは使用できる機能はかなり限定的。改善してほしいけどWEAR OSのアップデートには期待できないかも。
ざんねんなところも多いけど、登山用途に限れば幸せになること間違いなし。
私はこれで登山がますます楽しみに、かつ安全になった気がします。