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【レビュー】カシオ プロトレック WSD-F30

2019-03-01 20:39:37 | トレッキング
カシオの新作スマートウォッチ、「プロトレック WSD-F30」を1か月使ってみました。



自分としても初めてのスマートウォッチ。

購入を決めた一番の理由が「YAMAPによるオフラインマップを使用してのハイキング」でした。

この部分を重点にレビューしたいと思います。

主な仕様や外観は他のレビューに譲るとして、使用感を伝えられたら、と思います。


<よかったところ>

・YAMAPがかなり使いやすい


 これを期待して買ったので大満足です。

 GPSがかなり正確なので道迷いはしないし、ログもしっかり取れます。


 画面上の「現在地ボタン」を押せば、現在地を示す赤丸が数秒間方位磁石になるので、分岐点での判断に便利。


・電池の持ちがよい

 心配だったところですが、今のところ問題ありません。WSD-F20より改善したらしいですし。

 入山中は「マナーモード」にしてWi-FiやBluetoothを切ることは必須です。このモードでもGPSは効きます。

 公称1.5日ということですが、まあ「1日分の行動中は確実に持つ」という感じです。

 2日以上にわたる場合には「エクステンドモード」を使用すればタイマー機能で電源オン/オフを管理して、電池残量を節約できます。

 もっともどちらにせよ充電電池は必須です。まあ、スマホ用に誰でも持ち歩いているとは思います。


・有機ELディスプレイが見やすい

 普通の液晶とは異なり、液晶自体が発光しているため、日光下でも視認性バツグンです。

 発色も良く、地図の画像もきれいです。



<ざんねんなところ>

・iPhoneとの相性があまりよくない


 iPhoneユーザーはこの点に注意!

 これはWSD-F30の問題ではなく、アンドロイド製スマートウォッチの問題です。

 iPhoneとはBluetoothで接続できますが、アンドロイド製スマホとは異なり、接続速度がかなり遅い!

 通常のマップは、オンラインの「グーグルマップ」とオフラインの「Mapbox」の2種類が用意されています。

 そのうち「グーグルマップ」はオンラインのため、まず実用レベルではありません。

 表示されるまでかなり待たされるため、それであればスマホでさっさと確認してしまった方が早い。

 オフラインマップの「Mapbox」も地域ごとに事前にダウンロードしておかなければならず、臨機応変性に欠けます。



・電車等で移動した場合、GPS測位まで時間がかかる

 電車や車などGPSの受信精度が落ちるところにいた場合、現在地を測位できるまでに時間がかかります。

 カシオもQ&Aで「10分程度かかる」としていますが、15分や20分かかることも。

 測位できるまでは記録を開始できないので、ゆっくり準備することになります。

 はやる気持ちもあるので、イライラすることも……。


・デザインが武骨

 これは人の好き嫌いもあると思いますが、学生ならともかく、会社員等が普段使いするにはカジュアルすぎる外観。

 せっかくメールやラインを時計で確認できても、普段使いしにくいと活躍の場がない。

 登山中はそもそも電波が届かないし。

 というわけで、私はプライベートオンリーユースということでオレンジ色にしました。


・5気圧防水は心もとない

 5気圧防水は「日常生活強化防水」と言われる水準で、手洗いなど水がかかるような程度では問題ありません。

 ただし水につかっての使用、例えば風呂やスイミングには使えません。

 G-SHOCK並みとまではいかなくても、汎用性を考えると10気圧は欲しいところ……。


・心拍計がついていない

 最近のスマートウォッチにはほぼついている心拍計がありません。

 そのため心拍数を参考にしての行動調整ができません。

 またジョギングやサイクリングのように心拍トレーニングができません。

 様々なスポーツ向けのアプリはついてきますが、様々なスポーツにスマートウォッチを使いたいならば別のものがいいかもしれません。


・充電コードが外れやすい

 これは前作・前々作から全く改善されていない部分。

 本当に簡単に外れる。触れただけで外れる。テント内ではイライラすること間違いなし。

 どうやらWSD-F20用の充電ホルダーが使えるらしいですが、2000円…。

 WSD-F30用のは今春に発売になるらしいけど…。デフォルトでつけていてほしい。




<まとめ>

・「YAMAP」を使っての登山・ハイキングは利便性がかなり高い。

・少なくとも1日は安心して使える電池容量。

・iPhoneユーザーは使用できる機能はかなり限定的。改善してほしいけどWEAR OSのアップデートには期待できないかも。


ざんねんなところも多いけど、登山用途に限れば幸せになること間違いなし。

私はこれで登山がますます楽しみに、かつ安全になった気がします。



御岳山-大岳山-日の出山③

2013-08-15 13:39:46 | トレッキング
鋸山縦走は諦め、日の出山縦走に切り替えました。
日の出山ハイキングは初心者向けのほぼ一直線。
めざすはつるつる温泉です。

杉林をひたすら進みます。
日の出山直下までは緩やかな登山道で、けっこうぐんぐん進みます。

鳥居をくぐると日の出山登山です。
100m近くの登りですが、石段が登りづらく、結構バテました…。

日の出山山頂です。
広くて展望がよく、一体を見渡すことができます。

青梅や立川方面もかすかに見ることができました。

下りは今度は木の階段です。
しかしあまり整備されておらず、かえって使いづらい…。
結果、みんな階段脇を下っているようです。

このあたりから「つるつる温泉」の看板が頻繁に出てきます。
道しるべとしては、非常にわかりやすかったです。

ひたすら森林の中を下っていきます。
御岳山・大岳山とは違い、山間を進んでいる感覚がします。
登山客も少ないのもあって、非常にゆったりとした時間が流れていました。


下りの道は思いの外長く、40分近くかかって、ようやく登山道を出ました。
あとはつるつる温泉へ一直線です。

20分ほど歩くと、「つるつる温泉」です。
着いたのは17時前でした。

標高は380m。830mから始まり、大岳山まで400m強を登り、そこからさらに900m近くを降りてきました。
足が痛い…。筋肉痛必至です。


というわけで、今回のトレッキングは、
行動時間:7時間
総距離:19キロ
でした。
我ながらよく歩いたと思います。平野でもこんなには歩かないし…。

奥多摩はたくさんの登山道があり、いろいろな楽しみがありそうです。
今回諦めた鋸山縦走ルートだけではなく、二俣尾からのルートや、白倉方面など。
今度は、道を間違えないようにしないと…。


御岳山-大岳山-日の出山②

2013-08-15 13:10:11 | トレッキング
さて、「御岳山-大岳山-日の出山」の続きです。


元の分岐に戻り、「大岳山方面」と「鍋割山方面」の分岐がある「芥場峠」に着いた時点で12時前になってしまいました。
予定ではこの頃には「大岳山」に登っているはずだったのに…。

とりあえず登ることにしました。
このあたりの標高は900m弱。大岳山は1266mなので約300mを登ることになります。

大岳山は岩場が多く、クサリ場もいくつかあります。
私にとっては初めての体験。手と足を使って、何とか登っていきますが、いや、キツイ…。

20分ほど登ると「大岳神社」が見えます。
反対側には廃業した「大岳山荘」があります。奥にはトイレもあります。
当然、きれいではありませんが、このあたりではここしかないので、仕方がありません。

さて、大岳山山頂にゆくには、大岳神社の方に行く必要があります。そう書いてある道しるべもあります。
しかし私はここでも「まさか神社の中を進む道などないだろう…。きっと地図にはない道に違いない」と思って、その脇の道を進んでしまったのです。

すると、道はあるものの、およそあまり人の通らないような登山道が続きました。

そして、着いたのがこの分岐。
この時点で、ようやく気づきました。「大岳山を迂回するエスケープルートを来てしまった…」と。

少し考え、「縦走が目的だから、大岳山山頂は諦めよう」と思い、鋸山方面に進むことにしました。

そして新たな分岐。
まっすぐ行けば「鋸山」、右に行けば「大岳山山頂」。そして分岐には「この先進むと4時間かかるぞ?ヘッドライトは持ってるかい?」という案内が。
また少し考えました。この時点で13時前。着く頃は16時~17時。
基本健脚向きのこの縦走路をこの時間帯に進むのは危険。
しかも、ちょっとお腹が痛い…。

ということ、鋸山方面への縦走は諦めることにしました。
残念だったけれど、これもまた、登山、と。

せっかくなので、一度諦めた大岳山山頂へ登りました。
距離が短い反面、先ほどの分岐から150m近く登らなくてはならず、しかもより難しい岩場が待ってました。
本日一番の難所。いやぁ、きつかった…。
山頂は展望が開け、少し休むことができます。

ちなみに、SUUNNTO COREの高度計は1255m、約10mの誤差でした。
このぐらいなら、合格かな?

帰りの大岳神社方面の道も急勾配の岩場。
登るも、降りるも大変です。

芥場峠に帰ってきました。260m近く降りてきたことになります。
下山はやっぱり足に来ますね。

先ほど間違えて進んだエスケープルートを使って、御岳山に戻ることにしました。
ルート変更。「日の出山-つるつる温泉」の縦走にしました。
やっぱり最後は温泉じゃないとねぇ。

エスケープルートを少し行くと水場があります。
飲水可能の冷たい水です。みんなボトルに汲んでいました。

途中、熱中症で具合が悪くなってしまった方の助けを呼んだ後、神代けやきに戻って、日の出山方面へ進みました。
このあたりは宿坊が多く、すでに登山客の何人かは宿に入り始めていました。
この時点で15時前。つるつる温泉到着は17時前を予定しました。

日の出山のトレッキングは「御岳山-大岳山-日の出山③」に続く…。


御岳山-大岳山-日の出山①

2013-08-15 12:31:53 | トレッキング
お盆に一人で暇だったので、ちょっと登山に行ってきました。
登山と言っても初心者なので、1000m級の山へ。
この時期、1000m級の山は猛暑で死ぬ思いをする、とのことですが、
御岳山には初夏にも行っていて、結構樹林帯を歩くことになるので、そこまでじゃないかな、と考えました。

自宅を6時半に出て、御嶽駅に着いたのが8時20分。
そこからバスに乗り、さらにケーブルカーに乗って、御岳山駅に着いたのが9時。
御岳山駅で、カメラを出したり、サングラスを出したり、ハイドレーションパックを装着したり、虫除けムシペールを塗りたっくったりしてから出発しました。
ちなみに、先日買った「SUUNTO CORE Light Green」の高度計も高度を合わせて、どの程度の精度か調べてみることにしました。

今回の計画は、「御岳山-大岳山-鋸山-奥多摩駅」の縦走でした。
しかし後述の理由から、「御岳山-大岳山-日の出山-つるつる温泉」の縦走へと計画を変更しました。
ルートはこんな感じ。


「御岳山駅」を出発します。
ここで飲み物などの購入や準備、トイレを済ませておくといいと思います。

「神代けやき」。上方にあるので気づかずに通り過ぎてしまうかもしれません。
ここを南西に行けば御嶽神社、東に行けば日の出山です。

土産屋通りを抜ければ、「御嶽神社」です。
石段を登ってゆけば、本殿。狼の狛犬が見られます。
石段を見て左にゆくと、登山道になります。

御嶽神社ではちょうど「レンゲショウマ」が身頃でした。

しばらく進むと「天狗の腰掛杉」があり、いくつかの分岐があります。
「鍋割山方面」「岩石園を避けるエスケープルート」「岩石園方面」「七代の滝方面」です。
今回は「岩石園方面」を進みます。


しばらくするとせせらぎの音が聞こえ始めます。岩石園「ロックガーデン」です。

「奥多摩の奥入瀬」と言われるだけあって、とても心が癒される景観が待っています。

渓流沿いをしばらく歩くと「天狗岩」と呼ばれる大きな岩が見えてきます。
クサリが張ってあって上まで上れますが、今回はパス。


途中、四阿があり、休んだり、食事できたりできます。
トイレもありますが、臭いと虫がきついので覚悟を!



「綾広の滝」が見えると岩石園も終わりです。

この小屋の近くに分岐があります。
南にゆけば「大岳山」です。
が、私はここで何を思ったか「ん?まだ大岳山に直行する道に入るのはおかしい。さては地図にない登山道だな」と考え、西方面の道を進みました。
が進めども、いっこうに分岐が見えない。というか、6月に通った道じゃない気がする。
コンパスを見ると、なぜか北に進んでいる。
それでも「まあ、しばらく歩けばヒントも見つかるだろう」と思って進んでいると…
なんと、「天狗の腰掛杉」まで戻ってしまったのです。そう、「岩石園のエスケープルート」を歩いてきてしまったのです。

慌てて戻ったものの、往復で40分のロス。体力はロスしませんでしたが、焦りました。
おかげでこの後のスケジュールが乱れてしまいました。

後半は「御岳山-大岳山-日の出山②」で。