タチコマ編第2弾でございます。
台風も去り,湿気が異様に高い状態も終わったので,さっそく塗装に入りたいと思います。
今回の塗装法は,キュベレイと同じ「グロス塗装」。
戦車であるタチコマが目立つグロス塗装を施されているはずはないと思うのですが(笑),まぁ,こういうのは趣味なので。
キュベレイでは白地にパール塗装を施してグロス塗装としましたが,タチコマはよりメカニックな感じを出すためにシルバー地でグロス塗装を施したいと思います。
まずは,タチコマの色分けを研究するためにアニメを見ました(笑)いや,説明書だけでは細かい部分の色分けがわからなかったので…。
ある程度イメージが付いたので,とりあえず全パーツをシルバー塗装。
シルバーは隠蔽力が強いので,エアブラシでブワーッとやってしまえばあっという間です。
こんな感じです。

なんかレトロなロボットって感じがします(笑)
次は基本色であるブルーに塗装したいと思います。
クリアーブルーに1/3ほどスーパークリアーを混ぜて色を薄くし,色合いをコントロールしやすくしました。
初め,銀色のままの部分をマスキングして保護しようと思ったのですが,あまりにもタチコマが小さすぎて断念。
面倒くさいので全部ブルーに塗装することにしました。
部品が小さいので塗装はあっという間でした。

だいぶタチコマらしくなってきましたね。
ブルーが光り輝いてとてもきれいです・・・。
ここでエアブラシはいったんお休み。
ここからは筆塗りの出番です。
銀色の部分を丁寧に筆塗り…。
細かいパーツの細かい部分を緻密に筆塗りするのはかなりの集中力を要しました…。
疲れた…。
悪戦苦闘の果て,何とか筆塗りを終えました。

多少はみ出ても気にしません!
私の完成度の基準は「30cm離れて見て,気にならなければOK!」です(笑)
次はスミ入れ。
ブルーの部分はブルー+ブラック。
目(目なのかな…3つの点は…)はブラックでスミ入れしました。
腕や脚の先の部分に甲みたいなのがあって,そこに5つほどくぼみがあるのだけれど,そこはスミ入れしませんでした。
スミ入れするには大きいし,しない方が手甲の感じが出ると思ったからです。
そのほか,左手の先にクリアーグリーン(クリアーブルー+クリアーイエロー)を塗装したり,尾部の後ろのライト4つをクリアーオレンジで塗装したりしました。
ここらへんはアニメの設定を活かしました。
さて,ほぼ塗装は終えました。
最後の仕上げ,トップコート塗装です。
キュベレイのときと同様,今回もスーパークリアーⅢを使用しました。
砂吹き(キュベレイ製作を参照)を20分おきに2回,本塗装を1回の簡略型で塗装しました。
まぁ,十分でしょう。
さて,完成です。

予想以上の完成度です。
もちろん,はみ出ているし,塗装剥げの部分もあるのですが,30センチ離れて見ればかなりきれいです!
特にグロス塗装がバッチリ決まりました。
さて,先に作ったジガバチAVと比べてみようと思います。

タチコマ,ちっちゃいですね~(笑)
2nd GIGSの中でよくジガバチに立ち向かったな…。
こうして一緒に展示してみると,マット仕上げにしたジガバチが異様におどろおどろしく見えて,いっそう良し!と感じます。
やはりこの二つはペアにして飾るべきですね。
[タチコマ]
公安9課が所有する思考戦車。
高性能なAIを持ち,思考・判断が可能のほか,言語を操ったり,テレビゲームをしたり,トルストイを読解することができる。
思考のみならず,経験も蓄積することが出来るため,経験に比例してより高度な思考や判断が可能となる。
なお,9課には複数が装備されているが,任務が終わるたびに使用されたタチコマとその他のタチコマで並列化が行われ,任務において得られた経験が等しく分配されるようになっている。
そのためタチコマにおいては”個性”は生じないはずであったが,バトーが自分が気に入っている1機だけ特別に天然オイルを使用した結果,AIに変化が起こり”個性”が芽生えてしまった。
また,経験を蓄積していったタチコマは次第にゴースト(人を人たらしめる魂のようなもの)の存在をうかがわせるようになっていった。
武装は左腕のマシンガン,口のような部分にあるガトリングガン(グレネード弾と換装可能),尾部にあるトリモチなど。
光学迷彩を装備しており,隠密行動も可能。尾部には人一人が乗車できる。
<カラーレシピ>
下地:シルバー
基本色:クリアーブルー+スーパークリアーⅢ=3:1
目:クールホワイト
タイヤ:ブラック(エナメル塗料)
尾部ライト:シルバー→クリアーオレンジ
左腕先端:シルバー→クリアーブルー+クリアーイエロー
トップコート:スーパークリアーⅢ(砂吹き×2回&本塗装1回)