台風が来ていて、札幌への直撃は無い模様ですが、余波で海は荒れる事でしょう。
こうして一雨毎に水温は下がってゆき、ウェット・スーツの時期も終りとなるのですが、水温20度を切る前にもう少しウェットで、と、昨日は今年二度目の積丹の海へ。
この日はビーチからバディ潜水の予定でしたが、湾内の濁りがきつくボートに変更。
ポイントは「海底遺跡」とも称され、柱状節理が綺麗な「ビアノ岬の隠れ根」で、先回来た時は逆に、こちらのコンディションが悪く潜れなかったポイントでもあります。
まずはいつものメンバーにご挨拶、と言う訳で、こちらはキツネメバルの幼魚と成魚。
煮付けにして美味しい魚で、我が家でもよく食卓に上るのですが。
こちらも潜るとほぼ確実に出会うアイナメ。北海道ではアブラコと言い、こちらも美味しい総菜魚で、特に初夏は文字通り脂がのって、煮付けなどで美味しい魚です。
オスは産卵期になると見事な黄金色になり、秋の海を彩ってくれるのですが、今年は早くもそれらしい色に染まり始めた個体がいて、産卵の時期が待ちどおしいですね。
イシダイの幼魚(左)は、好奇心が旺盛なのか?人懐こいのか、カメラに寄って来たり、ダイバーの後をついて来たりと可愛い魚で、この辺では海水浴時期から見かけ、子供が自然の姿で海遊びをしていると、皮膚を噛むまれる被害?に合う事もあるそうで…
付いた別名が「チン〇カミ」とも。これは北海道だけの呼び方でしょうかね?
そして、夏の終りと共に姿を消し、成魚を見る事は無いので、南下するのか?死滅回遊魚となるのか?分かりませんが、ぜひ、前者であって欲しいですね。
右はウマズラハギのオスで、尾鰭を除いても私の手のひらサイズと、あまり見る事の無い大きさでした。刺身にして肝醤油で一杯…などと思ってしまいますが。
釣り人はこの魚「ばくち打ち」とも呼ぶそうで、身ぐるみ剥がされる…から来たそうで。
魚にもそれぞれ迷惑な異名があるものですね。
ヘビギンポは、道南から本州全域で普通に見られる魚のようですが、積丹の海では目にしないですね、私が見落としているのかも知れませんが。
こちらも、もしかして死滅回遊魚になるのでしょうか?無事温暖な海に返して上げたい所ではあるのですが。
さて、これからは透明度も上がり、婚姻色と産卵でカラフルな海に。楽しみな事です。