daddy-kのいきあたりばったりⅡ

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続 アメイジング・グレイス

2023-12-30 | 音楽つれづれ

私が世界一番好きな「アメイジング・グレイス」は、前回書いたジュディ・コリンズの歌声。最初に聞いたのが彼女の歌、と言うインプリンティング効果もあるのでしょうけれど。

次いで好きな歌声はギリシャの歌姫ナナ・ムスクーリ。四角い眼鏡に知的な眼差し、そして美人…などと言うとルッキズムがどうとか言われそうですが、ルックスとワザとらしくなくナチュラルに美しい声がピタッと合って、これはもう逆らえない…ですねぇ。

私の持っているのは伴奏付。72年にアカペラ・バージョンが出ていると聞きますが、それ聞きたいですね。もしかして「世界一好き」に同率で並ぶ事になるかも知れないし…でも、伴奏付きはこれはこれで好き。イントロにバグパイプらしき音が流れて来るのが良くて。

この曲の原曲はスコットランドの讃美歌と言われ、確かに、このメロディにバグパイプは合っている気がします。それを徹底した(?)のが、ロイヤル・スコット・ドラゴン・ガーズの「スコットランドの夕焼け(写真中)

これは二つの軍楽隊が一つになった記念に録音を残し、あるDJがその中のこの曲を自分の番組で流した所リクエストが殺到し、あっという間に全英チャート№1に輝いたそうで。どこで何が当たるかわからない、ヒット・パレードが楽しかった頃の72年の話でした。

私としては最近(といっても94年ですが)聞いた中では、アカペラという大胆な名(?)のグループの歌が良かったかな、文字通りアカペラで歌っていて、適度な重量感を感じました。

ゴスペルの人達は古くからこの曲を吹き込んでいて、私は50年代のカルテット・スタイルが中心なので、女性の歌はほとんど無いのですが、コンピ物が少しだけありました。

女王マヘリア・ジャクソンがゆったりと歌う47年録音の①、キャラヴァンズのリーダー、アルバ―ティナ・ウォーカーがパワフルに歌う②は良いな、でも後者は馴染みのメロディからはかなり離れてきます。

カルテット物はもっと離れて来て、すっかりカルテット・スタイルに仕上げ、ミディアム・テンポで歌うフェアフイールド・フォー⑤には驚きましたが、これにはまた別の魅力が。ファイブ・トランペッツのサーモン(説教)調の歌も新鮮!ゴスペルの沼は深いです。

付け足しですが、日本の歌姫、白鳥英美子もアカペラで歌っていて、私はネットでしか聞いていないのですが、これは中古レコード漁りリストに入れておこうっと。

そして気が付くと、断捨離を始めたはずの棚はいつの間にかまた増殖しているのですが…