daddy-kのいきあたりばったりⅡ

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レ・ミラディス/ジャズ・ア・ゴーゴー

2023-06-29 | 音楽つれづれ

10代の頃(60年代)はガール・ポップスも好きでした。アメリカのトイーズとかばかりでなく、シルビー・バルタンやマジョリー・ノエル、シャンタル・ゴヤなどのフレンチ・ポップスも時々日本のヒットパレードに登場したから知っていたけど、フレンチ・カナディアンとは初耳。

それにしても彼女たちが歌う 「ジャズ・ア・ゴーゴー」 はすごい破壊力で、ジャケットから「こんなキュートなお嬢さん達が束になって来たら、ジジィにはまったく抗う術など無く…」 なんて妄想も一気に砕け散ったのは、初めて聞いた時の感想。

この曲のオリジナルがフランス・ギャル、というのも初めて知ったのですが、後追いで聞いた彼女の盤もバックのオルガンが粋で、オルガン好きには刺さったのですがこれは余談。

こうしたジャズ・ポップ風の洒落た曲もあれば、ヒット・ポップスのカバーも素敵で、アルバム・タイトルになった、ナンシー・シナトラの「シュガータウンは恋の街」は、若いお嬢さんたちのキャピキャピ(死語)した笑い声も加わりオリジナルより好き。ポール・エヴァンスの「バックシートに娘が7人」なんてノベルティ・ソングも、やっぱり私には"キャピキャピ"…としか言いようがないんだけど。

ジャック・ブレルの「Un enfant」は、ドリーミーなコーラスが素敵で、間奏で入るしっとりとした語りも良くてごく良く(意味は分からないのですが)聞かせてくれる一方で、コミカルに二人が男装して歌う「ムッシュ・デュポン」と、多彩な顔を見せてくれて良いですね。

ほかにもS&Gの「59番街橋の歌」、アソシエイションの「チェリッシュ」、セルジオ・メンデスVer.の「フール・オン・ザ・ヒル」なども好き。現在は廃番となっているので、運良く手に入って嬉しい!最近一番のヘビー・ローテーションCDです。

 

カナダのミュージシャンと言えば、私は先日書いたゴードン・ライトフットや、ザ・バンドなどの英語圏の人しか思い浮かばず、フランス語のレコードが出ていたとは知りませんでした。… 思えば当然なのですが … そんな彼女たちの事を知ったのは、「オールディズ・アルバム・ガイド」からで、20組からのお嬢さん達が聞けて、わずか500円のこの音のカタログに感謝。

このコンピレーションからは外れますが、60年代に「夢みる想い」を歌ったイタリアの「ジリオラ・チンクェッテイ」や、70年代初めに「風に吹かれて行こう」を歌った「やまがたすみこ」などの、ピュアな年頃のお嬢さんの歌声は、真っすぐで、可憐で、破壊力がすごいですね。

確か二人ともこの時は16歳のはずで、つい気分はあの時代に戻って胸キュンになります。

とは言っても今の "団体アイドル" にはまったく興味が無く、それに比べて昔は良かった… となるのは、やっぱり ジジィ障害(?) だからなんでしょうねぇ。時代と共に、その世代にマッチしたヒットが生まれているからこそ支持されているのにねぇ。

 

以上【聞きたい365日 第353話】でした。