『友罪』
2018-06-19 | 邦画
□作品オフィシャルサイト 「友罪」
□監督・脚本 瀬々敬久
□原作 薬丸 岳
□キャスト 生田斗真、瑛太、佐藤浩市、夏帆、山本美月、富田靖子
■鑑賞日 6月10日(日)
■劇 場 TOHOシネマズ川崎
■cyazの満足度 ★★★(5★満点、☆は0.5)
<感想>
真実が見えない事件の背景に、同じ釜の飯を喰う二人がそれぞれの過去が
互いの人生履歴を紐解くように、葛藤の中で少しずつ真実に近づいていく。
誰しも触れられたくない過去があるものだ。
最近事故に遭って、加害者と被害者というそんな立ち位置を経験し、
身体的・精神的に互いの置かれた状況を考える時間を与えられた。
そんな違ってはいるが、少し近い目線でこの映画を見たが、
やはり被害者としての視線で観たせいか、映画が語るそれとは別に、
やるせない、やりきれない、持っていきようのない「重さ」を感じてしまった。
斗真も瑛太も演技は上手かったが、織りなす違った加害者と被害者の対比に、
脇である、佐藤浩市や夏帆、富田靖子が、違った観点と感性で、
直接的な刺激を避けてくれたことが、観ている方もやや楽に観れたのかもしれない。
ただ、問題提起はされたものの、何が真実で、互いの立場を越えて、
どこに意志をもって事実に向き合ったかは不問。
山本美月は演技が上手くもないのに、何故良く使われるのか疑問・・・。