いつも利用しているクリーニング店が不渡りを出したのか、裁判所の差し押さえになっていました。
なぜ、そうなったんだろうと考えていると、事例が出来るかもと感じました。
ちなみにこのクリーニング店の状況を整理すると次のような感じ。
・このクリーニング店ですが、機械による24時間の自動受渡しを“うり”としたクリーニング店。
・他店舗展開しており、他の店舗も全て機械を導入している。
・ただ、機械による自動受渡しだけでなく、窓口(店員)受付もあります。
・なお、窓口は祭日(年末年始を含む)を除く11:00~19:00の開店。
・もちろん、前述の通り、機械は24時間受渡し可能。
・利用者は窓口利用者・自動受付利用者に関わらず会員カードを発行している。
・機械での受渡しは、次の様な流れ。
(受付)
(1)事前に手渡される袋にクリーニングするものを入れておく。
また、利用シートも記載の必要があり、氏名・会員番号・クリーニングに出すものの種類と数を記載し、袋に一緒に入れる。
※利用シートの記載も面倒。
(2)リーダーに会員カードを読ませ、モニタから受付を選択
(3)袋を入れる窓が開くので、袋をほおりこみ、窓を閉める。
(引取り)
(1)リーダーに会員カードを読ませ、モニタから引取りを選択
(2)事前に購入したプリペイドカードで料金精算を行う
※プリペイドカードは3000円、5000円、1万円のタイプがあり、自販機で購入。
ただし、お釣はでない自販機のため、両替して来ないといけない。
(3)中の機械が対象のクリーニングを選択し、窓口が開く
※ハンガーに釣り下がったままなので、自分で袋は持参しないと大量の場合は持ち帰れない。
・機械は3週間引取りがなければ、受付での引渡しとなる。
・機械の方が、価格は若干安いけど、細かい指示(しみ抜きなど)は難しい。
(窓口受付だと、ハンガー返却をすると値引き券がもらえるので、メリット感はあまり無。)
また、仕上がりが若干遅い。
・そのため、機械を利用しているお客と窓口を利用しているお客の比率は半々だと思われる。
・店員の対応(おそらくパート)はあまりよくない。
出来れば機械でやってよという態度が感じられる。また、クリーニングの知識もあまりなく、欠品(納品遅れ)に対する対応も統一されていない。
・窓口でのクリーニング品の引渡しもあまり手際がよくない。探すのにかなりの時間がかかり、閉店間際などは、行列ができ混んでいる。
・近くに競合店が出来た。クリーニングの仕上がりなどは差が無いが、店員の対応は競合店のほうが丁寧。 尚、競合店は窓口だけの受付。ただし、営業時間は長い。
<ここからは自分の推測>
本来は、機械の導入で、(1)顧客の利便性向上と(2)ローコストオペレーションを図ろうとしたが、実現出来なかった事が問題だったと推測します。
上記の2つが実現出来なかったこと、競合が出てきたことで顧客離れが起こり、売上減となる一方で、機械の投資負担が重くのしかかったのではと思います。
(1)は、機械での受渡しが時間の制約がないというメリットしかなく、利用の手間・価格面などで窓口利用と
比較して差がなく(むしろ窓口の方が有利だと感じる場合もあるため)、顧客を本来目玉である機械利用に誘導できなかったという点が大きいと思います。
結果、窓口を利用する人も多く、店員の教育や運営が徹底されなかったため、窓口でのCS低下も招いたのではないかと推測します。
(2)は、機械受渡しと窓口受渡しが併設しているため、両方(機械と窓口)のクリーニング物の管理(データの入力)が必要になり、普通の店舗(機械がない店舗)より業務負荷が高かったのではないかと推測します。そのため、本来削減したかったパート要員も減らせず、人件費も抑制できず、設備投資のコストと合わせ、コストアップに繋がったのではないかと推測します。
じゃあ、どうすればよかったのだろうと考えてみました。
機械一本に絞ってローコストオペレーションを目指すべきだったのか、窓口だけにして設備負担を減らすべきだったのか、、、、
う~ん、難しい。
なぜ、そうなったんだろうと考えていると、事例が出来るかもと感じました。
ちなみにこのクリーニング店の状況を整理すると次のような感じ。
・このクリーニング店ですが、機械による24時間の自動受渡しを“うり”としたクリーニング店。
・他店舗展開しており、他の店舗も全て機械を導入している。
・ただ、機械による自動受渡しだけでなく、窓口(店員)受付もあります。
・なお、窓口は祭日(年末年始を含む)を除く11:00~19:00の開店。
・もちろん、前述の通り、機械は24時間受渡し可能。
・利用者は窓口利用者・自動受付利用者に関わらず会員カードを発行している。
・機械での受渡しは、次の様な流れ。
(受付)
(1)事前に手渡される袋にクリーニングするものを入れておく。
また、利用シートも記載の必要があり、氏名・会員番号・クリーニングに出すものの種類と数を記載し、袋に一緒に入れる。
※利用シートの記載も面倒。
(2)リーダーに会員カードを読ませ、モニタから受付を選択
(3)袋を入れる窓が開くので、袋をほおりこみ、窓を閉める。
(引取り)
(1)リーダーに会員カードを読ませ、モニタから引取りを選択
(2)事前に購入したプリペイドカードで料金精算を行う
※プリペイドカードは3000円、5000円、1万円のタイプがあり、自販機で購入。
ただし、お釣はでない自販機のため、両替して来ないといけない。
(3)中の機械が対象のクリーニングを選択し、窓口が開く
※ハンガーに釣り下がったままなので、自分で袋は持参しないと大量の場合は持ち帰れない。
・機械は3週間引取りがなければ、受付での引渡しとなる。
・機械の方が、価格は若干安いけど、細かい指示(しみ抜きなど)は難しい。
(窓口受付だと、ハンガー返却をすると値引き券がもらえるので、メリット感はあまり無。)
また、仕上がりが若干遅い。
・そのため、機械を利用しているお客と窓口を利用しているお客の比率は半々だと思われる。
・店員の対応(おそらくパート)はあまりよくない。
出来れば機械でやってよという態度が感じられる。また、クリーニングの知識もあまりなく、欠品(納品遅れ)に対する対応も統一されていない。
・窓口でのクリーニング品の引渡しもあまり手際がよくない。探すのにかなりの時間がかかり、閉店間際などは、行列ができ混んでいる。
・近くに競合店が出来た。クリーニングの仕上がりなどは差が無いが、店員の対応は競合店のほうが丁寧。 尚、競合店は窓口だけの受付。ただし、営業時間は長い。
<ここからは自分の推測>
本来は、機械の導入で、(1)顧客の利便性向上と(2)ローコストオペレーションを図ろうとしたが、実現出来なかった事が問題だったと推測します。
上記の2つが実現出来なかったこと、競合が出てきたことで顧客離れが起こり、売上減となる一方で、機械の投資負担が重くのしかかったのではと思います。
(1)は、機械での受渡しが時間の制約がないというメリットしかなく、利用の手間・価格面などで窓口利用と
比較して差がなく(むしろ窓口の方が有利だと感じる場合もあるため)、顧客を本来目玉である機械利用に誘導できなかったという点が大きいと思います。
結果、窓口を利用する人も多く、店員の教育や運営が徹底されなかったため、窓口でのCS低下も招いたのではないかと推測します。
(2)は、機械受渡しと窓口受渡しが併設しているため、両方(機械と窓口)のクリーニング物の管理(データの入力)が必要になり、普通の店舗(機械がない店舗)より業務負荷が高かったのではないかと推測します。そのため、本来削減したかったパート要員も減らせず、人件費も抑制できず、設備投資のコストと合わせ、コストアップに繋がったのではないかと推測します。
じゃあ、どうすればよかったのだろうと考えてみました。
機械一本に絞ってローコストオペレーションを目指すべきだったのか、窓口だけにして設備負担を減らすべきだったのか、、、、
う~ん、難しい。