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「マイケル・ジャクソンTHIS IS IT」を見て

2009年10月29日 | Weblog
マイケル・ジャクソンが急逝する前に行われた、ロンドン公演に向けたリハーサルを収録した映画「マイケル・ジャクソンTHIS IS IT」を鑑賞した。
私は特に彼のファンではなかったし、「スリラー」等に見られる、動きが速く甲高い声で歌うスタイルにはあまり興味が湧かなかった。
しかし、この映画を見て彼の音楽に対する真面目さ、エンターテイナーとして如何にしたら観客を喜ばす事が出来るかを模索する真面目さに感動し、ロックよりもむしろバラード風の曲が多かったが、いつの間にか曲にあわせて身体や手足を揺すっている自分に気付いた。
歌やダンスは当然素晴らしいが、バンドやヴォーカル共演者、またスタッフ達との調整や意見交換などでも、相手を尊重した会話のやり取りは、非常に好感が持て本当に格好良い男だと思えた。世界中に多くのファンがいる訳が頷ける。何故彼があのような形で死なねばならなかったのか、非常に残念でならない。
本番の舞台よりも、むしろこのリハーサルのような本音が覗ける場でこそ、その人となりが良く解ると思われ、見てよかったと思える映画だった。この映画はもう一度機会を見つけて見に行くつもりだ。

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