CWJJ(タイスケ)のブログ

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コメント

2013年06月14日 | Weblog

懐かし~い (HSCJJ)2013-06-13 08:23:38
在りし?の見晴亭! 懐かしい~ですね。廃業してしまっても、時々は訪れたいツーリングコースです。


3.11以後の長尾峠(標高約900m)の茶屋

2013年06月10日 | Weblog

2009年1月1日付けで投稿したこの写真は、3.11以前の長尾峠の茶屋「見晴亭」です。

現在、東名高速御殿場ICから箱根に入るには乙女峠を越えるコースが一般的だが、東名も乙女峠ルートもなかった半世紀程以前は、きついカーブが続くダートを走り、長尾峠越えしたものだ。現在は全面舗装されているが、きついカーブはライダーには人気コースだ。
この峠の茶屋「見晴亭」は、ライダー達やハイカー達が一休みして、女将と談笑しながら箱根の景色を堪能する人気のスポットだった。

茶屋の窓からは真下に箱根CC、前方に芦ノ湖、駒ケ岳、その左は白い煙を吹き出す大涌谷が眺められ、窓の真下には、時々狸の親子が顔を見せに来ていた。

店の前に箱根町と御殿場市を分ける、全長150mの長尾隧道(通称長尾トンネル)があり、車やバイクが通過するたびに轟音が茶屋を襲った。

トンネル内から見ると、正面に茶屋がみえる。

トンネルの反対側、自衛隊東富士演習場で、訓練のため野砲や戦車砲を撃つと、20km程離れているが、まるでビル風の如く、トンネルを吹き抜けた砲声が空気砲弾となり、ドーンと崖にへばり付いている茶屋に襲い掛かり、茶屋全体がぐらっと揺れ、中でくつろいでいる我々に一寸したスリルを味合わせてくれていた。

さて、3.11東日本大震災の揺れは、店前の道路に亀裂を走らせ、地面と茶屋が数cm崖方向に移動させられた。次に大きな地震が来れば危ないので、今は閉店、無人になっている。今もここを走る度に、懐かしく当時を思い出すのである。

亀裂は補修されているが(道路に走る黒い線も補修跡)、地震直後は店の正面にクレパスのような深い亀裂が口をあけていた。