私の日記帳

主に趣味の旅行やダイビングのことを記していましたが、
このごろは母の思い出日記のようになっています。

メダカ Oryzias latipes

2008-06-30 | 旧ブログ
ダツ目メダカ属
体長 4 cm 程の淡水魚。学名は『稲の周りにいる足(ヒレ)の広い魚』という意味である。
目が大きく、頭部の上端から飛び出していることが、名前の由来になっている。日本に棲息する最も小さな淡水魚である。
メダカの体色は、野生型では焦げ茶色がかった灰色だが、突然変異型では体表の、黒色、黄色、白色、虹色の4種類の色素胞の有無あるいは反応性の違いによって様々な色調を示す。突然変異型には、
ヒメダカ(緋目高) - 黒色素胞(メラノフォア)がないため体色がオレンジ色をしている。観賞用に流通している。
シロメダカ(白目高) - 黒色素胞がなく黄色素胞(キサントフォア)が発達していないため、体は白い。
アオメダカ(青目高) - 同上。
アルビノ(白子) - 黒色と黄色の色素細胞が全くない。体が白いだけでなく、眼が血液の色で赤い。実験用に作製された。
透明メダカ - 黒色、白色(ロイコフォア)、虹色(イリドフォア)の3種の色素胞を持っておらず、体が透けて脳や内臓まで見えるため、解剖を行わなくても生きている生物の内臓を研究できるようになった。名古屋大学の若松佑子によって作製された。
などがある。 これらと区別するため、野生型のメダカを通称クロメダカとも呼ぶ。
日本では、北海道を除く各地に生息している。流れのゆるい小川や水路などに生息し、動物プランクトンなどを食べる。また、1回の産卵に、約10個の卵を産む。通常、春から夏にかけて産卵し、孵った仔魚は夏、秋の間をかけて成長し、次の年に産卵する。早い時期に孵化したもののなかには、その年の秋に産卵をする個体もある。蚊の幼虫ボウフラを好んで食するため、ボウフラを退治する益魚としても知られている。

採集場所・・大阪狭山市狭山池(副池)
道具・・・・・・虫捕り網
天候・・・・・・晴れ

フナ Carassius

2008-06-30 | 旧ブログ
コイ科フナ属
日本を含むユーラシア大陸に広く分布し、河川、湖沼、ため池、用水路など、水の流れのゆるい淡水域ならたいていの所に生息する。
他のコイ目の魚同様背びれは1つだけで、ひれの棘条は柔らかくしなやかである。背中側の体色は光沢のある黒色か褐色で、腹側は白い。全体的な外見はコイに似るが、口元にひげがない。また、コイに比べて頭が大きく、体高も高い。体長は10-30cm程度だが、ゲンゴロウブナやヨーロッパブナは40cmを超えるものもいる。
ゲンゴロウブナとその品種改良種であるヘラブナは植物プランクトンを食べるが、他のフナはほとんどが雑食性である。水草、貝類、昆虫類、甲殻類など、さまざまなものを食べる。
産卵期は春で、浅瀬の水辺に集まって水草などに付着性卵を産みつける。
なお、フナ類はサイアミナーゼというビタミンB1を破壊する酵素を多くもっているために、他の魚類などが多く捕食すると体が曲がるなど異常をきたしやすくなるため、捕食する側からはあまり好んで捕食されないらしい。そのため熱帯魚ファンは餌に金魚等を与えないようにしている。また、コイとフナの雑種(コイフナ)が発見されていて、釣堀でヘラブナとマブナが混ざっているところは、アイベラと言う雑種も見つかっている。
これはまだ小さいので、何フナなのか不明。というよりフナなのかも不明確。

採集場所・・大阪狭山市狭山池(副池)
道具・・・・・・虫捕り網
天候・・・・・・晴れ

ヌマエビ Paratya compressa compressa

2008-06-30 | 旧ブログ
エサとして利用されることが多いが、水槽内では残りエサやコケを食べてくれる。
似た名前のミナミヌマエビとは属が違い、ヌマエビはヌカエビと亜種関係である。
ミナミヌマエビに比べると、明るい体色をしていて、透明色を主体に白く細かい色素胞が散らばり、頭部から白いラインが入る。両目もミナミに比べ離れていて、背中は明らかに“くの字”に曲がっているという相違点が見られる。
体色変異もミナミヌマエビほど多彩ではないようである。
亜種関係にあるヌカエビとはかなり酷似するが、目の上の小さな棘が後方に付くのが本種。
飛び跳ねて水槽から逃げ出すので、蓋が必要。

採集場所・・大阪狭山市狭山池(副池)
道具・・・・・・虫捕り網
天候・・・・・・晴れ

ルリヨシノボリ Rhinogobius

2008-06-30 | 旧ブログ
ハゼ科ヨシノボリ属(淡水魚)
日本では10種ほどの生息が確認されています。生態なども各種間でそれぞれ異なり,学問的に興味深い魚です。日本の河川では一般的なハゼで,北海道から琉球列島まで広く分布しています。腹びれが吸盤になっていて石やガラス面などに吸い付くことができます。「ゴリ」「ドンコ」といった呼び方(他のハゼ類との混称)で親しまれています。仔魚が一時的に海(湖)に流下する種が多いのですが,一生を河川上流域で過ごす種(カワヨシノボリ)もいます。
体色・体の大きさはオオヨシノボリに似ていますが、ほほや体側にルリ(コバルト)色の小斑が点在するためルリ型と呼ばれていました。胸びれの付け根に目立つ斑紋はありません。
九州~北海道南西部(山陰・東北太平洋側の一部は除く)に分布。
外海に面した比較的小さい河川の上・中流域に多く生息します。瀬の水流が速い所を好みます。大きいものでは11cm以上に成長します。仔稚魚期の生活はシマヨシノボリに似ています。
フィッシュイーターなので、他の魚と飼う時は注意。

採集場所・・大阪狭山市狭山池(副池)
道具・・・・・・虫捕り網
天候・・・・・・晴れ