東京 池袋駅徒歩1分 ハワイアン理容室(床屋) Baeber 癒しサロン CUT IN CHERRY

池袋駅徒歩1分ハワイアン理容室Baeberカットインチェリー
http://cut-in-cherry.com

地震直後の池袋の床屋の状況とその後の様子。

2011年03月22日 12時48分28秒 | 2011,3,11,東日本大震災

東北地方太平洋沖地震の発生した
3月11日(金)午後2:46

池袋にあるハワイアン理容室カット・イン・チェリー
建物の2階にあることもあり、強い揺れを感じました。

もちろん、この時、営業中で
店内には、お客様3名、スタッフ4名がいました。

私とABくんは縮毛矯正という技術中。
ママさんはカラーリング中。
店長はシェービング中でした。

最初はグラグラ。
「ゆれてるね~」
なんてお客様と話しながら、池袋の街を歩く人を窓から見て
「歩いてる人って気付かないんだね~」
なんてのん気に話してました。

ところが、数分も経たないうちに揺れは激しくなり、
「ABくん!そっち押さえて~!」(私)
お客様も「私もこっち押さえます!」と。
店長のお客様もシェービング中なので横になってましたが、
とても寝てる状態ではなく
起き上がり椅子につかまってました。

「テレビ!NHKつけて!」(ママさん)

NHKをみながら、
スタッフとお客様が一体となって物が落下するのを押さえました。
すでに大津波警報が出ていました。

揺れが落ち着いても、みんなが動揺しNHKに釘付けで
しばらく私たちも技術どころではありませんでした。

ふと外をみると、池袋ルミネのビルが
大きくユッサユッサと左右に揺れてました。
道に出てきた人々も、ルミネを指差し見上げてました。

約10分くらいでしょうか。
みんなが手を止め、NHKや店から見える街の様子を眺めてましたが
私の担当するお客様はおうちも近所だったので
「家の様子を見に行ってきていいですか?お母さんが一人なんで」
と言われ、技術も途中ですがいったん帰られました。

他の方は、余震の中、シェービングを始めました。
途中、強い余震だと、起き上がったりもしながら
なんとかシェービングも終わり店長のお客様は仕上げまで出来て帰られてました。
ママさんのお客様はABくんがカラーリングのシャンプーを担当し、
ママさんは、そのお客様のご自宅の様子を見に行きました。

私は、担当してたお客様が帰られたので
素に戻って、我が子を迎えに小学校と保育園に向かいました。

店にいる間は冷静だったのに、
表に出てみると、街は冷静さを失い、
余震のたび、人が車道の真ん中まで出て行く異様な光景でした。
そんな中にいるうちに、私もだんだん不安になり
手が震えてくるほどでした。
幸い、わが子は無事で一緒に帰宅し、
私が店にもどると、担当してたお客様も戻ってきて施術再開。
そのお客様のお母はお一人で号泣してたそうです。

NHKを見ながら施術し、ただ事ではないと話しました。
ちょうど、2階の店内から道が見えるのですが
駅に向かっていく人がどんどん増えていくのを感じました。

地震後の16:00。
店長担当のご予約のお客様はご来店されるのかな?と思っていたら
ご来店していただき、ビックリしながら
互いの恐怖を話し合いました。

その方ふくめ、施術が17時には終わったのですが、
さすがにその後にご来店される方はいませんでした。

いつもより早い時間に片づけを始め、
18:30、ABくんはチェリーの自転車で帰ることになりました。

池袋は異様な雰囲気でした。

17~18時ごろまでは、ルミネや駅付近の階段まで座り込む人も多く、人がどんどん集まってきてました。
でも、電車は動かないとわかった時間から、
駅周辺の人が少なくなり、
19時を過ぎると、
今度は目白方向から池袋駅に向かって歩く人の波になりました。
この人の波は22時を過ぎても途絶えませんでした。

プライベートで言えば
21:30ごろ、知人からメールがありました。
知人の知人が立教大学で一人でいるから泊めてもらえないか、
という内容でした。

それまで、すでに自分の無力さを感じてたので
もちろんOKしました。
でも、知人の知人なわけで携帯も通話も出来ない状態で
OKの返事を出したり、うちを教えたりするのにも時間がかかり、
結局、我が家にきたのは23:30でした。
それでも、知人は喜んでくれました。


この日のことは、本当に忘れられません。
そして、今後も忘れない為にも書かせてもらいました。
またいつ起こるかわからない天災に備えて、
今出来ることをしないといけないですね。


カット・イン・チェリー
   03~3985~1929

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