東京 池袋駅徒歩1分 ハワイアン理容室(床屋) Baeber 癒しサロン CUT IN CHERRY

池袋駅徒歩1分ハワイアン理容室Baeberカットインチェリー
http://cut-in-cherry.com

「3,11,」池袋の理容室での震災

2015年03月11日 09時27分52秒 | Weblog

2011年3月11日 金曜日 14:46
東日本大震災

あの日から4年が経つのですね。

ここ日本に住む人なら
誰しも個々にいろんな記憶がよみがえる日だと思います。

もちろん私も
ここ池袋のハワイアン理容室カット・イン・チェリーでこの時を迎えました。

その時間、私はこの席で
子供のころから来て頂いているご近所のお客様に
縮毛矯正(ストレートパーマてきな技術)を施術中でした。



ぐらぐら・・・
「あ、地震ですね」
そんな会話をしながら数秒・・・
普段の地震ではないことを感じながら
店の外が見えるこの席で
お客様と外を歩く人たちの様子を眺めてました。

ハワイアン理容室カット・イン・チェリーから見えるこの景色は
池袋駅にほど近く、
平日の昼間は多くの人が通行してます。

でも14:46、この時は通行人は地震に気付きません

「歩いてる人って分からないんだね~」
なんてのんきに私達も話してましたが
どんどん強くなる揺れに壁につかまり、それでも外を見ると
ようやく地震に気付いた通行人の人達もざわめき
道路にしゃがみこむ人まで。

ここまで1分なかったと思います。

そして、私達も普通ではいられなくなって、
キャスター付きの家具や42型の詠唱テレビがぐらぐら・・・・
お客様と一緒になって揺れる家具をおさえながら身を構えました。

この時、スタッフは店長、私、ママさん、ABくんの4人。
お客様は3名いらっしゃいました。
店長はシェービング中。
さすがに横になっていたお客様も椅子から起き上がりました。
ママさんはカラーリング中。

みんなビックリしたけど、
怪我もなく事なき得たので施術再開!
東京は停電も断水もなかったので、
理容室で行われる施術は難なくこなすことが出来ました。

普段はハワイのローカルFMラジオをインターネット経由で流してるのですが
この時はすぐにテレビをつけると
民放各局もアナウンサーがヘルメットをかぶって地震速報を伝えてる。
この時はまだ「そんなに重大な地震なの」とお客様と話してたのものの
度重なる余震で事の重大さに気付きました。

余震の揺れは
池袋でも大きいものは震度5以上に感じるほどで、
外を歩いてる人を見るとみんなルミネ池袋を方を見えげたり
走ってこちらに逃げてくる人も。
どうやら外壁がガラス張りのルミネ池袋が右に左に揺れるのが目で見えるほどなのです!

私のお客様も、施術は途中だったものの、
「ちょっと家におじいちゃんとお母さんがいるので家を見に行って来てもいいか?」
と言われいったんお帰りに。

私は、ふと、小学校と保育園に行っている子供が
心配になってきて
電話をしてみたがつながらず・・・。
とりあえず、店を出て小学校へ向かうと激しい余震が。
メトロポリタン前の大通りなのに
車も止まり人々が歩道から車道に出て行く光景は忘れられません。
みんな高いビルが崩れてくるのでは、という思いで車道に出たのだと思います。

なんとか無事、学校でも保育園でも子供を引き取り、帰宅。

店にはまだ私のお客様も戻ってなかったのでテレビにくぎ付け。。。
ヘリコプターが津波の様子を生放送で追っかけ放送してる。
その光景も信じられなくて
人も車も、家もどんどん流されてる。
今考えれば、生放送だしこんな残酷なこと、瞬間だからカットも編集もなし。
本当にこわい映像をほかのお客様と見ながら鳥肌がたちました。

1時間ほどで私のお客様もお店に戻ってこられてので
縮毛矯正を最後まで施術し終了。

お店は地震後の17時のご予約のお客様を最後にこの日は臨時閉店。

スタッフのABくんは練馬区富士見台からの通勤だったので
CHERRYの自転車で帰宅することに。

夕方になると帰宅困難者で
CHERRY前の道も歩く人であふれていて
おとなりのセブンイレブンもローソンも人人人・・・・
トイレも公衆電話もすごい行列・・・・

その一方、
我がハワイアン理容室カット・イン・チェリー
の店内は
店閉まいをしてガラーン。
歩いてる人にトイレを貸しだそうかと思ってしまうほど。
でも
後日談ですが
それはやらなくて良かったと近所のコンビニの方などに聞きました。

ありとあらゆる人がパニックで
ビジネスホテルでも「なんで泊まれね~んだ!」「いくら出せばいいんだ!」と
言いがかりをつける人も多く
コンビニでは万引きも発生したりしたそうです。。。

考えさせられます。。。


次の日の土曜日は
スタッフもみんな出勤できたので通常営業!
朝にご来店されたお客様のほとんどは会社で1夜をあかした方ばかりでした。

普段の土曜日よりは客足も少なかったものの
夕方には池袋の雰囲気も異様なものになり
翌日曜日にはデパートでさえ一部のみの営業となってました。

ここからは
東京人がみんな体験した買い貯めの為の品薄状態などの状況になりました。


理容室ですから、いろんなお客様から後日談はたくさん聞きました。
その中には
報道やインターネットには出てこないような話もたくさん聞きました。

私達はこの日を決して忘れてはいけないですよね。
沢山の方が亡くなり、被災され、
今もなお避難生活の方もいらっしゃり、
全てが元に戻るまではまだまだ時間はかかると思いますが
復興を祈りつつ
この大惨事を語り継ぐことも忘れないようにしたいと思います。