NHK-BS「プレミアムシアター 山田和樹 指揮 パリ管弦楽団演奏会」(2014.6.16放送)
○グリンカ:歌劇「ルスランとリュドミーラ」序曲
○ハチャトゥリアン:ピアノ協奏曲/ピアノ:ジャン・イヴ・ティボーデ
○チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調「悲愴」作品74
<番組説明>
山田和樹は今35歳。5年前、ブザンソン国際指揮者コンクールで優勝、一躍脚光を浴びた。世界の名だたる管弦楽団への客演や音楽祭など、活動をどんどん広げている山田に密着!音楽に向き合う今の姿を伝える。
<山田和樹>
1979年神奈川県生まれ。2001年東京藝術大学指揮科卒業。指揮法を松尾葉子・小林研一郎の両氏に師事。2009年第51回ブザンソン国際指揮者コンクールに優勝。同年、BBC交響楽団を指揮してヨーロッパ・デビュー。プラッソンの代役で指揮したパリ管弦楽団はすぐに再演が決定した。2010年には、小澤征爾氏の指名代役としてスイス国際音楽アカデミー、サイトウ・キネン・オーケストラを指揮、好評を博した。同年6月にスイス・ロマンド管弦楽団とセンセーショナルな初共演を果たした後、2012年に同管弦楽団の首席客演指揮者に就任。2013年12月にはウィーン・デビューを果たした。これまでに、NHK交響楽団をはじめとする国内主要オーケストラ、パリ管弦楽団、フィルハーモニア管弦楽団、ベルリン放送交響楽団、フランクフルト放送交響楽団、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団などへ客演。共演したソリストには、レーピン、ファウスト、ベレゾフスキー、トリフォノフなどが挙げられる。現在、スイス・ロマンド管弦楽団首席客演指揮者、日本フィルハーモニー交響楽団正指揮者、横浜シンフォニエッタ音楽監督他を務める。2014年秋にはモンテカルロ・フィルの首席客演指揮者に就任する。
新進気鋭の日本人指揮者の登場です。
外見は童顔で中肉中背なので、その辺にいる大学生のようにも見えます。
しかし一旦指揮を始めると、その振る舞いはすでにベテラン指揮者のような棒さばき。
うん、この人、いい。
パリ管弦楽団のリハーサルでは楽団員の信頼を勝ち得ていました。
「彼は音楽の新しい可能性を教えてくれる」
「新鮮な驚きがある」
皆、生き生きした表情で演奏していました。
なんというか、楽団員一人一人の音が立っている、という印象を受けました。
彼はインタビューで「音楽のツボ」という表現を使っています。
そのツボを押さえることができると、澄んだ音が広がる、オケが一体化するそうです。
大きなツボが見つからないときは、小さなツボを積み重ねるとか。
彼の魅力は何だろう。
下の新聞記事にあるように「歌心」かもしれません。
その指揮振りは一見オーソドックス、必要十分な動作でオーケストラをコントロールするタイプです。
時に踊っているように見えることもありますが、佐渡裕のようにオーバーアクションでオケから浮いている印象は皆無。
感極まる表情を見せることがあり、音楽を体全体で体現しているかのよう。
(私としてはサイモン・ラトルのように目力で統べるいぶし銀の指揮が好きですが・・・)
チャイコフスキーの「悲愴」、ライブで聴いてみたかった・・・。
間違いなく未来の巨匠(マエストロ)候補だと思います。
■ 小澤征爾が惚れ込んだ指揮者「ヤマカズ21」 パワー全開の夏 山田和樹、33歳の全貌
(日本経済新聞:2012/9/20)
○グリンカ:歌劇「ルスランとリュドミーラ」序曲
○ハチャトゥリアン:ピアノ協奏曲/ピアノ:ジャン・イヴ・ティボーデ
○チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調「悲愴」作品74
<番組説明>
山田和樹は今35歳。5年前、ブザンソン国際指揮者コンクールで優勝、一躍脚光を浴びた。世界の名だたる管弦楽団への客演や音楽祭など、活動をどんどん広げている山田に密着!音楽に向き合う今の姿を伝える。
<山田和樹>
1979年神奈川県生まれ。2001年東京藝術大学指揮科卒業。指揮法を松尾葉子・小林研一郎の両氏に師事。2009年第51回ブザンソン国際指揮者コンクールに優勝。同年、BBC交響楽団を指揮してヨーロッパ・デビュー。プラッソンの代役で指揮したパリ管弦楽団はすぐに再演が決定した。2010年には、小澤征爾氏の指名代役としてスイス国際音楽アカデミー、サイトウ・キネン・オーケストラを指揮、好評を博した。同年6月にスイス・ロマンド管弦楽団とセンセーショナルな初共演を果たした後、2012年に同管弦楽団の首席客演指揮者に就任。2013年12月にはウィーン・デビューを果たした。これまでに、NHK交響楽団をはじめとする国内主要オーケストラ、パリ管弦楽団、フィルハーモニア管弦楽団、ベルリン放送交響楽団、フランクフルト放送交響楽団、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団などへ客演。共演したソリストには、レーピン、ファウスト、ベレゾフスキー、トリフォノフなどが挙げられる。現在、スイス・ロマンド管弦楽団首席客演指揮者、日本フィルハーモニー交響楽団正指揮者、横浜シンフォニエッタ音楽監督他を務める。2014年秋にはモンテカルロ・フィルの首席客演指揮者に就任する。
新進気鋭の日本人指揮者の登場です。
外見は童顔で中肉中背なので、その辺にいる大学生のようにも見えます。
しかし一旦指揮を始めると、その振る舞いはすでにベテラン指揮者のような棒さばき。
うん、この人、いい。
パリ管弦楽団のリハーサルでは楽団員の信頼を勝ち得ていました。
「彼は音楽の新しい可能性を教えてくれる」
「新鮮な驚きがある」
皆、生き生きした表情で演奏していました。
なんというか、楽団員一人一人の音が立っている、という印象を受けました。
彼はインタビューで「音楽のツボ」という表現を使っています。
そのツボを押さえることができると、澄んだ音が広がる、オケが一体化するそうです。
大きなツボが見つからないときは、小さなツボを積み重ねるとか。
彼の魅力は何だろう。
下の新聞記事にあるように「歌心」かもしれません。
その指揮振りは一見オーソドックス、必要十分な動作でオーケストラをコントロールするタイプです。
時に踊っているように見えることもありますが、佐渡裕のようにオーバーアクションでオケから浮いている印象は皆無。
感極まる表情を見せることがあり、音楽を体全体で体現しているかのよう。
(私としてはサイモン・ラトルのように目力で統べるいぶし銀の指揮が好きですが・・・)
チャイコフスキーの「悲愴」、ライブで聴いてみたかった・・・。
間違いなく未来の巨匠(マエストロ)候補だと思います。
■ 小澤征爾が惚れ込んだ指揮者「ヤマカズ21」 パワー全開の夏 山田和樹、33歳の全貌
(日本経済新聞:2012/9/20)