私の音楽 & オーディオ遍歴

お気に入りアーティストや出会った音楽、使用しているオーディオ機器を紹介します(本棚8)。

「さだまさし」

2009年09月27日 |  My Favorite Artist
実は私、隠れ「さだファン」です。

かれこれ30年前、中高生時代に彼のレコードをすり切れるほど聴き込みました。
その頃の愛聴盤はソロになってから発表した初期3作である「帰去来」「風見鶏」「私家集」。
中でも「風見鶏」は多感な中学時代の私にピッタリとはまりました。

彼の歌の魅力はなんだろう?
少年のような、少女のような視点でピュアに恋愛を歌う。
そこには思春期特有のひたむきさ、孤独をかみしめる不安感が通奏低音のように流れています。

次のアルバム「夢供養」では歌がドラマ仕立てとなってきて興味を失い、それ以降はほとんど聴かなくなりました。
私の幼なじみでやはりさだファンの女性がいるのですが、彼女はその後もさだまさしを聴き続け、今は3世代でコンサートに行くという筋金入り。たまに彼女から「さだまさし情報」を受け取ります。先日は「ユーキャンでさださんの昔のラジオ番組トークがセットで発売されている」情報をもらい、早速購入しました。これも懐かしい! 「さだまさしのセイヤング」もよく聞いたなあ。

さて、この文章を書く気持ちにさせたのは「第23回さだまさしWORLDカーニバル」というコンサート(BS放送で視聴しました)です。
懐かしいなあ、と録画しておいたものを先日視聴。
うれしいことに、コンサートは私の愛聴した70年代の曲が中心に構成されていました。
随分高音がつらそう・・・57歳だから仕方ないか。
しかし、元オフコースの小田さんは還暦過ぎても高音が出るよなあ(彼は例外?)、などと思いを巡らせて視聴していたところ・・・

最後の曲は「飛梅」。そしてアンコールが「つゆのあとさき」。
エッ? あのマイナーな曲がラスト&アンコール?
実は二曲とも私のお気に入り中のお気に入り。
数十年もの間、口ずさんだ記憶がないにもかかわらず、なんとフルコーラスを一字一句間違えずに歌ってしまえた自分自身にビックリしました(最近は物覚えが悪くなってきたのに)。
脳のどこに仕舞っておいたんだろう。

当時つき合っていた女の子が懐かしく思い出されました。
ほろ苦く、ひたむきで輝いていた日々・・・青春まっただ中だった、あの頃の二人(彼女と自分)が愛おしい。

★ マリンバの宅間さん:今も一緒に演奏していたんですね。これも驚き!


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