そろそろブレーキをかけなきゃ・・・と思いつつもまた買ってしまいました。
今回はSACDプレーヤー。
実は昨年、
Esoteric RZ-1 という製品を購入済み。
これはSACDプレーヤーにデジタルアンプも内蔵されているレシーバーと呼ばれる機器です。
しかし「多機能=コンポ」的な要素は微塵も感じさせない、ハイファイ・オーディオの製品です(価格も35万円)。
価格.com や
逸品館の評価もまあまあ。
RZ-1購入の際に私が注目したのは「USBポート」。
これがあると、パソコンにつなぐことによりネットオーディオを構築可能です。
iTunes にリッピングした膨大なCD群を本格オーディオで聴くことができるのです。
実際にそのようにして’
手作りジュークボックス’を楽しんできました。
しかし、一つだけ欠点がありました。
私はアンプを複数台所有しています。
RZ-1をSACDプレーヤーと位置づけ、真空管を含めたいろんなアンプをつないで楽しもうとしたところ、OUTPUTがないことに気づきました。
これでは他のアンプとつなぐことができません。
まあ、アンプ一体型ですから当たり前と云えばそれまでですが・・・。
いい音を出しているんだけど、私のオーディオ環境ではこの一点が残念。
そして他のSACDプレーヤーを物色し始めたのでした。
選択のポイントは、CDと比較してSACDの良さを堪能できるレベルにあることと、やはりUSBポートの存在です。
候補に挙がったSACDプレーヤーを低価格の物から並べてみます;
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Onkyo CR-N755(オープン価格、実売価格:\34,939 ~ \38,800)
・・・機能が盛りだくさんで楽しめそう。USBポートとEthernetポートがあり、パソコンをつないでのネットオーディオも、インターネットラジオも楽しめる。これはこれで良い製品ですが、音は価格なりのそこそこのものと思われます。寝室でBGMを流すにはよさそう。
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marantz UD7007(定価150,000円、実売価格:\116,799 ~ \129,980 )
・・・いわゆるユニバーサルプレーヤーでSACDにとどまらずBDやDVDも試聴可能。しかもバランス接続(XLR)ポートを有しているという気遣いがたまりません。もちろんUSBポート、Ethernetポートも装備。一時、本気で購入を考えました。しかしアンプ(Accuphase E460)とスピーカー(Sonus Faber ELECTA AMATOR)とはバランスがとれていない・・・ここはガマンか。
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Esoteric SA-50(定価:400,000円、実売価格:\360,000~\389,000 )
・・・SACDプレーヤーとしても優秀であり、USBポートも装備し条件を満たしています。ただ、Esoは「寒色系」の音色で有名なブランド。愛機 ELECTA AMATOR の「暖色系」の音色とケンカしないかが心配です。
□ DENON
SA-1(定価:500,000円、実売価格:398,000円)/
SX(定価:800,000円、実売価格:\672,000~\798,000)
・・・いままで縁のなかった中音域が充実したDENONサウンドを聴いてみたいけど、USBポートがないんですよねえ。
□
Accuphase DP550(609,000円)
・・・はずれ無しのAccuphase。音もいいけど高い、中古でも値崩れしない。本命だけど予算オーバー(涙)。
□
LUXMAN D-06(定価:500.000円、実売価格\420,000~\463,600)
・・・評価が高いけど、単発という印象が否めず。定期的に製品を発表して技術を練り上げ、信頼感を勝ち取ってきたEsotericやAccuphase の方が安心できます。USBポートなし。
等々。
で、結局 Esoteric SA-50 を選んだわけですが、その理由はやはりネットオーディオ機能です。
決定的なポイントは
USB入力音源のアップコンバート(アップサンプリング)機能。
SA-50はUSBでパソコンと繋げるだけでなく、その音源の高音質化が可能なのです。
CDをアップコンバートする機能は他の機種にもありますが、外部入力音源までもアップコンバートする機能は私の知る限りこのクラスではSA-50のみ。
気になる「寒色系」の音色ですが、購入先の店員さんに質問したところ「SA-50の音は素直なので Sonus の音とかち合うことはないでしょう」とのコメントをいただき一安心。
というわけで、SACDプレーヤーとしての基礎体力もあり、ネットオーディオの拡張性もあり、と辿り着いた選択でした。
※ 参考になったHP:
□ 「
DAC考察 原音忠実とアップサンプリングと補間 何がいい音?」
□ DYNAMICAUDIOの紹介記事:
その1/
その2/
その3
・・・これらの記事を読んでアップコンバートを知り俄然興味が湧きました。
□ 音に埋もれて眠りたい:
・
ESOTERIC SA-50 vs X-05、高域に嫌味がないぶんSA-50の勝ち
・
LUXMAN D-06 vs ESOTERIC SA-50、水と油なハイエンド対決の結果やいかに?
□
サブかるたん:Esoteric SA-50
□
快聴亭夢想録「SA-50」
そして昨日、SA-50が届きました。
四角くて無表情な顔の彼を見ていると「そんなにジロジロ見るなよ、武骨で悪かったな」という声が聞こえてきそう。
ラックに乗せる際その重さ(18kg)が腰に響きました。
早速セッティングしてUSB経由の音源のアップコンバートを試しました。
ところが・・・2倍、4倍にアップコンバート、DSDに変換しても私の耳では良さが聞き分けられません・・・(涙)。
体調が悪いのか、今までのセッティングで一定レベルの音に耳が満足してしまったのか・・・しばらくじっくり聞き込んでみたいと思います。
※ アップサンプリングの参考HP:
□ OK WAVE「
アップサンプリングで質問なのですが、44.1KHzから176.4KHzにアップサンプリングしたら音質が良くなるのでしょうか?」
・・・これを読むと、元々のデータは変わらないから計算式でかさを増やしても音質が劇的に改善することはなさそう。
□ 「
DAC考察 原音忠実とアップサンプリングと補間 何がいい音?」
・・・SA-50の兄弟機 K-05 のアップサンプリングのメカニズム(SA-50と同じ)について触れています。
<追記>
さて、一夜明けてさらに様々な音源を聴いてみました。
あれ、やけに音がキレイで澄んでいるような・・・
明らかに昨日とは違う。
1960年録音のオットー・クレンペラー指揮のワーグナーが驚くほど新鮮に迫ってきます。
カラヤン指揮のシンフォニー群も音場豊かに再生してくれます。
パット・メセニーやウィリアム・アッカーマンのソロ・ギターも静寂の中に美しく浮かび上がります。
小さな音量でも、音を大きくしても良し。
いい感じです・・・でも昨日と違うのはなんでかなあ。