@wanko-ami

あなたのwankoの抜け毛を紡いで編みぐるみをお作りします。

アリス-ぐるみ

2018年03月01日 | ゴールデンR



アリスちゃんはスタイル抜群の美人さん。

7歳くらいまで、「毛の長いラブラドール」とか、
「犬種は何ですか?」と言われて来ました。
手・足・胴が長く、スリム。
若い頃はきつい顔をしていましたが、年齢が上がるにつれ優しい顔に…

と、ママさん。
確かに、12年前に若い頃のアリスぐるみを制作させていただいた時は、
好奇心満々で元気一杯、お茶目だった印象ですが、
その頃より毛がフサフサになり、お耳の位置も下がって、
優しく穏やかな印象になりました。
そんなアリスちゃんも、今はお空からご家族を見守っています。

 

大きさ   長さ46cm(伏せ)、長さ19cm(テディ)
毛の量   380g(伏せ)、30g(テディ)
生年月日  2001.5.14~2012.11.5

 

アリスちゃんの性格をママさんに教えていただきました。

生後5週間で我家に来たので、犬に興味がなく、
犬とすれ違っても、「見えてません」と知らんぷり。
飼主さんには、「私可愛いでしょ♪」と寄って行きます。

これは、完全に自分を人間と思っているパターンですね。

ゴールデンによくあるように、ボール大好き、ボール命!
とられてなるかと飲み込んでしまい、
2回も(どちらも他の子のボールで)開腹手術をしました。

自分を人間だと思っていても、ゴールデンの本能はどの犬より強かったようです。
もう~アリスちゃんたら~

 

アリスちゃんにはエピソードも沢山!

7歳の時に子宮蓄膿症になりましたが、
手術前に点滴を噛み砕いて針を飲み込んでしまい、胃も切開。
嘔吐・高熱・血尿・食べない…で死の淵をさまよい、
神様に、「どうかもう一度元気にしてやってください。
私は代わりになんでもします」と祈って、願い通りに復活。
その後は手作り食にして、ゴールデンらしく毛がフサフサに。
肉より魚が好き。特にサケが大好き。
アンチエイジング効果があると言うことで毎日使っていました。
上品なお嬢様で、大きなものは「小さくしてください」と持って来ます。
りんごは上手に傷つかないように持って来て、「むいてください」
魚は「むしって食べさせてください」
デラウェアも一粒ずつ上手に「チュッ」と食べていました。

神様に願いが通じてよかった!
ママさんに見せていただいた写真にも、
愛情たっぷりの美味しそうな手作りごはんが沢山ありました。
それにしても、点滴を噛み砕くアリスちゃんと、
ブドウを一粒ずつ食べるアリスちゃんが同一犬とは!

  

車に乗って出かける前には、ウンチをしてからと決めていたので、
1ブロックぐらいで出来る子でした。
留守番の前、夜寝る前には「シッコして来なさい」と庭に出すのですが、
ある日出窓から覗くと、行っただけで帰って来て、
「行って来たよ」と言うので、「チャンと行って来なさい」と
もう一度送り出しました。
それ以来「嘘つきアリス」と信用を無くして、
「チャンと行った?」と念を押されることに…
「チャンとする」と言う言葉を理解して、タラーッと座っている時に、
「チャンと!」と言うと、ピシッと座り直していました。

お土産大好き、大喜び!
食べ物でもその場で開けないで、私達のおやつの時に
「お土産持って来なさい」と言うと、ベッドや机の下から持って来て、
それまで我慢出来る子でした。

アリスちゃんは、ママさんの言葉を全てチャンと理解していたのですね。
どれだけ常にアリスちゃんに心を込めて話しかけていたかがよくわかります。
アリスちゃん、本当に人間みたい!

 

晩年、アリスちゃんは脊椎腫瘍により、
下半身麻痺で歩くことも排泄も自分で出来なくなったそうです。
クルエラが「お辛かったですね」とお伝えしたら、
ママさんはこんなメールを下さいました。

闘病中は辛いことはなかったですよ。
沢山の人に協力してもらい、支えられ、
人の思いやり・優しさを感じた期間だったのです。

アリスが今何がしたいか目や表情を見れば分かります。

リビングで添い寝をして、朝には外の見える窓辺にお布団を敷き、
いいお天気の日には、「お母さん外に行こうよ」と言うので、外にお布団を。
3組ぐらい布団がありました。
移動はマットに乗せ「ブーーン」と言いながらひっぱります。
ボール遊びも出来るんですよ。
食べる事も楽しみの一つでした。

 

私達もアリスも笑って楽しいことを見つけて過ごそうと…
1日でも長く一緒にいたいと… 

辛いと思わなかったです。
アリスが辛いとか痛いとか言わなかったですから。
赤ちゃんに戻ったアリスに添い寝をして、
寝返りをさせて、排泄の世話をして、美味しいものを作って、
ゆっくりお別れをする時間が与えられて… 

アリスは、我が家に来てくれた最初で最後の天使でした。
もう一度会いたいです。

写真を拝見して、辛くなかったと言うことが本当によくわかりました。
お家で横たわっている時も、お外で日向ぼっこをしている時も、
アリスちゃんはとっても穏やかな笑顔で…
アリスちゃんの視線の先には、同じように笑顔のママさんがいらしたのですね。

 

アリスぐるみの到着メールを頂きました。

ワクワクしながら紙を1枚づつ取り除いていきました。
アリスが現れて、胸が一杯…
思わず抱きしめて匂いをクンクンしちゃいました。
触り心地が優しくギュッとしたらもっとアリスを感じる事が出来ました。

お空のアリスちゃんも、抱きしめられて
ママさんのぬくもりを感じていたでしょうか…
何年経ってもママさんのアリスちゃんへの想いは変わりません。
アリスちゃんは最初で最後の天使なのですから…


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