サッカー日本代表フィンランド戦

mixiからのコピペ


日本2－0フィンランド

2006年、Ｗ杯イヤーの第２戦はとりあえず勝利で飾ることができた。

・・・しかし残念ながらフィンランドでは強化試合の相手とするにはいささか物足りなかったようだ。
アメリカ戦の敗戦ショックからのリハビリとしてはいいかもしれないが、Ｗ杯本番で戦うチームの実力ははるかに上であり、本番に向けた準備にはならなかったように思う。

そしてそんな弱いチームに２点しか取れない日本。ここでも決定力不足が露呈されたわけだが、欧州組がいないとはいえかなりお粗末な結果になってしまった。

まあそんなことばかり言っていても仕方ないので、収穫の面に目を向けることにしよう。

まず先制点の久保。
まだまだ本調子には程遠いが、得点したことで弾みがつくことだろう。８５分プレーできたことも明るい材料。
ただ、何回かボールが収まらずチャンスを潰してしまったこと、腰をかばってか動きがほとんどなかったこと(特に前半）が今後の課題であろう。

久保とコンビを組んだ巻はレギュラー奪回に燃え精力的に動き回っていた。ちょうど平山と鈴木のいいところを足したような選手になってきた。

途中出場の佐藤はポストに弾かれた惜しいシュートもあった。ゴールを狙う姿勢は評価できる。

サントスに代わって先発出場した村井もよかった。
強豪国との対戦ではサイドから崩されることが多く、サントスより守備能力の高い村井は有効に思える。あとはクロス精度を上げることか。

小野はこのレベルでは圧倒的な存在感を示していた。

小笠原は前半こそいつものように球際を競らない、走らないの地蔵プレーが目立ったが、後半は別人のような動きで１ゴール１アシストの活躍。久々にチームに貢献した。

坪井もパス回しに不安はあるが、１対１には強さを見せた。田中とどっちがいいだろうか・・・


しかしまあ今回は何度も言うように相手が弱すぎた。
ボールポゼッションなんてへたしたら80％くらいかもしれない。
これだけ相手からのプレッシャーがなければ、そりゃどの選手もいい動きができるに決まっている。
問題は強豪とやった時にどれだけできるかなのだ。

今回よかった小笠原も、強豪国との試合では通用しないということは周知の事実である。

村井の守備も本当にＷ杯で通用するかも分からない。（少なくともサントスよりは安全であるだろうが）

得点も意表をついたスローインからやロングシュートで、崩した形からの得点はなかった。
本番、得点をとらなければならない事態に追い込まれたとき、日本は果たして得点できるのだろうか。

早く海外組の合流したフルメンバーでの試合が見たい。





では採点

川口 5.5　ほとんど出番がなかった。ミスキックはなくして欲しい。
坪井 5.5　セーフティプレイであるはずのバックパスに不安。守備自体はまあまあ。
宮本 5.5　いいカバーもあったが、安定感を感じない。
中澤 5.5　上がりすぎ。まあ相手の力量を見切ったのか・・・
村井 6.5　守備の良さを見せる。あとはクロスと連携か。
加地 6.5　縦への動きがさらによくなった。日本の攻めの形になりつつある。
小野 6.0　格下相手にはテクで通用したが・・・スタメンになるには決定的なパスも欲しい。
福西 6.0　隠れたところで地味に体を張る。今回もよかった。
小笠 7.5　前半は死んでくれと思ったが後半は見違える動き。
久保 6.0　じわじわと復調か。落ち着いてよく決めてくれた。
巻 　7.0　まさに献身的といったプレー。運動量はすばらしい。

佐藤 5.5　次はもうちょっと長い時間みたいところ。おしい！
サントス 5.0　アピールしようとしすぎて周りが見えてない。
駒野 6.0　加地とはタイプが違うけど、この相手ならもっと攻めて欲しかった。
本山 -.-　出場時間が短いため採点不能。