何者かに狙われる

ちょっと学校へ健康診断の用紙を受け取りに行き、コンビニで食料を山のように買い込んだ帰り道。

私は両手に重いビニール袋をさげながらやや背を丸くして歩いていた。

今日は昨日と比べやけにあたたかい。

路面の雪もかなり融けていた。



さてようやく我がアパートへ辿り着き、階段を上ろうとしたその時だ。









ドッ！









！？








まるでハンマーで殴られたかのような突然の衝撃に思わず膝をつきそうになる。



・・・なんだっ！！？Σ(゜Д゜；≡；゜д゜)




なんとアパートの屋根から落ちてきた雪の塊が、私の艶かしい首すじを直撃したのだ。




まさにジャストミート。

これ以上ないタイミングと場所に、白い兵器は落ちてきた。


偶然にしてはできすぎた事態に、まず私は何者かの陰謀を疑った。

キッとアパートの屋上を睨みつけるが人影はない。


（やろう・・・息をひそめてやがる・・・！）



あたりに目撃者はいないかと見回したが、残念なことに誰もいない。

このままでは収まりがつかないので、テロリストがしびれをきらして投降してくるまで下からプレッシャーを与えて続けてやろうということになった。




・・・だがほどなく背中から入った大量の雪が私の素肌を過剰に冷やし、疼痛を訴えるほどになってきたので遺憾ながら部屋に入ることにした。

荷物も重いし。




・・・・その後部屋から屋上の物音にじっと耳をそばだてていたが足音は聞こえず、事件は迷宮入りとなってしまった。



しょうがないのでジャンプ読んで不貞寝した。