楽園の泉

自転車とかカメラとかのブログ、たまにねこ。

横須賀上町教会

2016-06-25 | 建築探訪

行ってきました。





佇まい。





祭壇。





シャンデリアは重さに耐えかねて、センターのオーナメントが落ちてしまったとのこと。台座の4ヶ所から小さなネジで、中心に向かって絞め込むタイプなのが、年代を感じさせます。





尖塔型の窓は吊り戸式で、両脇のレールの中に釣り合い錘が入ってます。多いのは「外に押し出す」タイプなので、これは珍しい。因みに修理できる技能を持ってるヒトが少ないらしい。





祭壇の両脇にステンドグラス。3年ほど前に信徒の方々のから寄付されたとのこと。




祭壇の手前、向かって左側に、十字架とリードオルガン。共に教会に相応しいかたちです。因みにオルガンはかなり貴重な年代物です。



ヴォーリズ建築の特徴的な部分。

靴箱の奥に隙間が開いていて、砂埃などはそこから一番下の段に落として回収する仕組み。普通は各段毎に掃き出しますよね。





園庭から見た教会。


文化財として登録されたものの、基本的には「自助」とのこと。修繕などで補助金が出るということは無い、という話は始めて知りました。

あと、この教会は日本基督教団という組織に所属しているのですが、キリスト教の中にギリシャ正教やカトリック、プロテスタント、などを基本にした宗派がありますが、その中でも細かな組織に分かれていて、祭壇の様式にも違いがある、ということも新しい発見でした。

建築探訪としては初めての『取材付き』となりました。今後も話を集めながら良い写真が写せれば幸いです。

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