この東京の片隅で、先日観た「この世界の片隅に」を思い出している。
多くの人がボディブローと表現するのも納得で、
時間が経ってからもジワジワと心の奥に居座り続ける。
そんな感じで映画の事を考えてると、1つの花が思い浮かんできた。
タンポポだ。
この映画は主人公のすずが=タンポポとして描かれてるのだと思う。
この映画を観た後から、ずっとずっと心の中にタンポポが咲いてる気分なのだ。
ぽわ~んとして素朴で癒されるタンポポは、まさに主人公すずみたいだし、
白い綿毛がフワフワと飛んで行って
飛んで行った先での人生を受け入れるのもすずの人生とカブる。
飛んで行った場所で根を張って、
アスファルトの隙間でも根を張って生きて行くタンポポは
すずの素朴さと強さの両方を象徴しているんだ。
そう思って、改めて予告を見たら
実際にタンポポの映像が強く使われてるのに気付いた。
さらにエンディングテーマが「たんぽぽ」という曲だと知り、
余計に嬉しくなってしまった。
「ありがとう。この世界の片隅にウチを見つけてくれて。」
このセリフも道端の隅に咲いてるタンポポとしても一致する。
私の頭の中がクリアになった
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そんなことを考えてるのと同時に、
タンポポで思い出すのが大学のサークルの男の先輩に言われた言葉だ。
大学生の頃、
「リクコちゃんは花にたとえるとタンポポだね」と言われたことがある。
「Yちゃん(私の友人)はバラの花って感じなんだけど、
リクコちゃんはタンポポなんだよなぁ」と。
当時はタンポポって微妙に感じて、
「バラのほうがいいなぁ~。タンポポってどこにでも咲いてるって感じでしょ?」
なんて思ったんだけど、今はタンポポの良さが分かるなぁ
今はなんて言われるんだろう?