再☆シングル物語

~自分のための記録ブログなので気まぐれです~

リーダーの役割

2016年04月09日 | 犬ワンコのこと

「犬というのはリーダーを求めている」 


そんな犬の気質を、私は今の3匹目になるまであまり考えたことはなかった。

最初の犬は小学校の時から飼っていたのでそんな自覚は無く

2匹目は、キャバリアという犬種だったのもあり(気の強い性格じゃない)、
おっとりとしながら犬ライフを送っていた。


そして3匹目の今

雑種の男の子というのもあるだろうけど、とってもタフで気が強い
ある意味、すごく犬の気質を持っている。

当然、リーダーを求めている。

私は最初、戸惑った。

「私、群れのリーダーなんてなりたくない
 リーダーに向いてないタイプないし、目立ちたくないし、
 指示もしたくないよ~

しかし、
リーダーを求めている犬が、リーダー不在になるとどうなるか・・・・

犬 「この家ってリーダーいないんですか?
   それじゃ危険すぎるなぁ。
   アナタは頼りなさそうだから、俺、リーダーになります! 

そして
遠くで物音がすると 俺に任せろとばかりに
「何の音だ!?こっちに入ってくるなよワンワンワン!

他の動物に出会うと 
「おい、こっちに危害を与えるなよ!ワンワンワン!」 と、私の代わりに、私を守ろうとするのだった

それがエスカレートすると飼い主にも「俺のほうがリーダーだ俺の指示を守れ」となる。



私は犬を育てながらリーダーについて考えてしまった。

例えばジャングルの森の中、震災の救助、未曽有の事故、事件・・・・・
リーダーがいなければ困るのだ。

隊員  「リーダーどうしますか?進みますか!?」
リーダー「まだ待て!状況が落ち着いてからだ。今だ、行け!
隊員  「はい!」


これがリーダー不在だとどうなるか
隊員  「リーダー!どうしますか?進みますか!?」
リーダー「どうする?迷うよね~
隊員  「あの、、、リーダー、指示をください」


・・・・結果、とても不安だ

気の強い犬にとって、いつも優しく曖昧な態度というのは、この不安を抱かせてしまうのだ


ある時は褒められて、ある時は怒られる
こういう指示の仕方も、犬はちゃんと反発してくる。
「あんたの指示わかんないんですけどー。さっきは怒らなかったじゃないですかー
となる。


なので私は心を鬼にしてリーダー役をしている
(これで鍛えられた感じがある)


そして、飼い主が信頼できるリーダーであればあるほど、犬のほうも散歩中に鼻高々なのがわかる・・
(これ、本当に笑っちゃうんですが、わかるんです

散歩中に
「俺のリーダー、信頼できそうでしょ?
 俺ってこの人がリーダーなんすよーヘヘヘ

そんな顔をして歩くのだ。

・・・・・・だから今日も私は似合わないリーダー役を勉強している。
このワンコに恥じないように。このワンコに信頼されるリーダーになれるように