cotolife*

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ふっこうの里

2013-07-27 21:22:37 | やまみち
D200













ユーミン主題歌の映画が観たいな~なんて思いながら、
鼻歌まじりに山道を行けば、
ここへ出て、、、。

なんども訪れているが、
ずっと撮ることができなかった。


撮ってみようと思った。








もしあれが自分の家だったらどうだっただろう、、、。
朽ちていく姿は見たくない気もするが、
見れるという考えもある。

ふと育った昔の家を思い出す。
目を閉じれば、まだそこにあるかのように、
襖のすき間、柱の傷、廊下の感触、
縁側から反対の縁側へ通りぬける夏の風、
池の水の音、、、
光景も音も風も感触さえも感じることができるような気がする。

不思議だな、
きっと年を重ねると上手になる技かもしれない(笑

























父が亡くなり、
妹夫婦が住むには古くて大変だったため実家は建て直すことになった。
なので、昔の実家を見ることはできない。

大工の父が建てた小さな家だった。
台所部分が後から増築され、
その2階はしばらく物置だったのだけれども、
小学校4年生の時ワタシの部屋となった。
父は仕事先でもらってくるタンスの扉廃材で、
あっという間に壁一面のクローゼットを作り上げた。
その時のワタシは、もう天にも舞い上がる気分だった。

差金をグイと曲げてベニヤ板に線を引いたり、
シュルシュルと鉋から滑り出す木屑に、作業を見るのがとても楽しかった。
父を凄いと思ったし、
腕に職を持つということの意味を学んだんだと思う。

またその後、
北側の一階部分に2階が増築され兄の部屋となった。
2方向に窓があり、専用の階段も付いた。
ワタシの部屋よりずっーーと良く、すごく恨めしかった(笑

少しずつ形を変えていった小さな家。
今はもう存在しないが、
けして忘れることがない家。


お盆を前にちょっと思い出した。
さぁ、ビールを持って実家へ行こう(笑































































今年もこの黒い大きな瞳に会いたくて、
山古志にやってきました。
夏なので、キリリと刈られていますがモフモフ度は健在。
エサをたっぷりご馳走してあげてください。
*さすれば、唾などはかれることはない(たぶん