今日の地球と宇宙の画像 惑星テラ見聞録

ほぼ毎日、NASA、ESA、ハッブルなどの素晴らしい画像を紹介しています。画像未表示の時には、再読込みで・・・

愛と情熱が満ち溢れる惑星火星を垣間見る

2004年12月24日 18時26分41秒 | 太陽系の画像
 今日の宇宙画像は、そろそろ三の丸あたりまで近づいたかもしれない火星『生命』に関する話題です。
 主役の画像は、太陽系最大の火山、オリンパス山です。
 取り上げた内容は、今週発表された火星の火山の論文に関してです。
 火山といえば熱、熱といえば愛、という連想から、最後の締めは、溢れんばかりの火星の『愛情』表現です。
 時節柄、差し障りのある方も無きにしも非ずと思われますが、遥か遠くから『愛』を叶えようと努力しているかもしれない惑星火星の『愛情』の多さを見習うことも必要かもしれませんね。
 
* 現代の火星の不思議:火山?


Credit : USGS/NASA/ESA

 ヨーロッパのマーズ・エクスプレス人工衛星は、赤い惑星で目標の頭上で展望ショットを撮り続けます。
 著しい明瞭さは、一見したところシミュレーションであるように見えます。
 科学者は、飛行任務のゴールの1つとして、太陽系の最大の火山であるオリンパス山周辺で、それらのマッピング視察を続行しました。
 火星での比較的最近の火山の活動の今週の発表は、居住適性についての議論を加熱しそうです。

 ESAのマーズ・エクスプレス宇宙船に搭載してある高解像度ステレオカメラ(HRSC)で撮った斜視図は、火星にある私たちの太陽系の中で最も高い火山のオリンパス山の複雑なカルデラを表します。
 それは、また、火星で地質学上で最近の火山の活動を見つける最高の機会を提供するかもしれません。
 私たちが、火星の火山の『爆発』を見ることができるならば非常に幸いですけれども、それはとてつもなく大規模な事象になるでしょう。

 火星で衰弱した火山残りが散らばる一方、たった今活発であるような火山は、何も観察されませんでした。
 新しい映像は、これらの火山が単に休止中であるだけで、死んでいない一部があることを示します。
 複雑なオリンパス山カルデラの研究で提案されるスケジュールは、溶岩流が過去200万年以内に激しい火山の活動からあったことを示唆します。

 例えば、カルデラの南の部分の左と前景の湾曲した条線は、構造の断層です。
 溶岩産出が終わったあと、カルデラは空になったマグマ溜室上で崩れました。
 崩壊を通して、地表が拡張で損なわれて、非常に外延的な裂け目が作られました。

 これらの火山の詳細を研究するには、火星ローバーのスピリッツとオポチュニティーに採用されたエアバッグ技術が、将来の火星着陸場所としてはるかに面白い地形で大きく開いた入口に投下することも可能です。
 エアバッグ技術がそれほど素晴らしく機能した今、火山の近くの着陸現場が考えられるかもしれません。

 火星飛行任務の現在の世代は、テーマとして『水に続くもの』を採用しました。
 惑星の複雑な地質歴史を理解するために探索として、それはかつて重要な保存を持ったかもしれません。
 そんなに多くの暖めるものとより湿った火星の場合、生物学的温度範囲と潜在的に地熱の形で原始の「火」を含む微生物の生命に関する他の成分にとってこの標語も必要です。

 多くの場合、どんな惑星でも生命の証拠を探すための最高の場所は、火山に近いです。

 それは、直観に反したように聞こえるかもしれません。しかし、イエローストーン国立公園について考えるならば、それは、実際に巨大な火山です。
 ワイオミングの天候が零下20度以下である時でさえ、火山性の熱によって供給される全ての間欠泉は、水の中と周辺に流してバクテリアとありとあらゆる幸せな小さいものを群がせています。
 それ故に、地球上の生命にとって必要な成分が水と熱であったと考えるので、科学者たちは火星で同じものを探しています。そして、現在、確かに水の証拠を得た一方、まだ熱の源を探し出す課題が残されています。

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大きな太陽のプロミネンスとオーロラ・ギャラリー

2004年12月24日 07時38分38秒 | 太陽系の画像
 今日の宇宙画像は、太陽のプロミネンスです。
 時期に合わせて活発な太陽の今の姿をと試みたのですが、私のように控え目で謙虚になったみたいで、面白みがありませんでした。
 ここで引き下がっては緊縮予算に負けてしまいますので、過去の華やかりし時代よりバブル崩壊を連想させる太陽様にご登場いただきました。
 関連の題材もクリスマス休暇に便乗して窮したために、困ったときのオーロラさんたちのご出演です。
 イブでもまだ間に合うかもしれないと膝を抱えているかもしれない御仁様たちに、せめてもの太陽からのクリスマス・プレゼントとしてご賞味いただければと・・・

* 分点と突発的なプロミネンス



Credit: SOHO - EIT Consortium, ESA, NASA

 今年の冬至は、昨日でした。
 北半球では、昼間時間が、今日から次第に長くなります。
 活発な太陽は、1999年9月の昼夜平分時に、宇宙に拠点を置くソーホー天文台より、この過激な紫外線映像で見られる劇的な噴出性のプロミネンスを生み出しました。
 太陽は、北半球で夏から秋へ、南半球で冬から春へと季節変化で天の赤道を横断します。
 昼夜平分時は、太陽の位置によって定められて、昼と夜の長さが等しい事象として知られています。
 熱いプラスマは、磁場を巻きつけることによって太陽の表層より上に高く打ち上げられます。
 プロミネンスは、どれほど大きいのでしょうか?

 主役画像の説明での問いの答えを関連一枚目に用意しました。
 さて、あなたは地球を見つけることができるでしょうか?
 青い小さな球が、太陽のプロミネンスと比較したときの地球です。
 関連画像にマウスを当てたら隠れてしまいます。
 とてつもない大きさがあるプロミネンスですから、まともに地球を向いて襲うならば、甚大な影響を惑星地球に及ぼすこともあります。
 強力な太陽の影響から私たち惑星地球の生命を守っているのは、とても薄い地球大気圏と地球の磁場圏です。
 どちらかひとつでも欠けたり破損するならば、惑星生命の絶滅に至るのはとても容易なことです。
 そして、その危機が刻一刻と忍び寄っています。
 暖かさが恋しい季節ですが、今一度、惑星地球の環境に心を向けてみませんか?

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