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今日の地球と宇宙の画像 惑星テラ見聞録

ほぼ毎日、NASA、ESA、ハッブルなどの素晴らしい画像を紹介しています。画像未表示の時には、再読込みで・・・

カリーナ星雲で太陽系範囲の変光星小鼓?バーベル?

2005年06月10日 18時02分24秒 | 星々の画像
 今日の宇宙画像は、先日の6月5日号で取り上げたエータカリナの続きです。
 調緒が無い小鼓やバーベルのような星雲で、先日号の同じ星雲内の一部とは思えないかもしれません。
 今日の画像は、NOAO等で見られる可視光像を複数の画像処理技術で作り出しています。
 天文の多方面観測調査のひとつとして、比較できるならばと編成しています。
 本来ならば、連日で取り上げるつもりでしけれども、ハッブルの超新星爆発の瞬間画像公開のニュースがあったために、1日飛びました。
 天体までの地球からの距離にシュピッツァーとハッブルでは、2000光年ほどの誤差がありますが、寸分違わぬ正確な距離は、神仏でも決められないでしょう。
 ここだけの話ですが、神仏も天文学の距離のようにアバウトな一面があるのですよ。
 ですから、人間が出来損なっていても不思議ではないのですね。
 
* 運命づけられた星のエータカリナ



 超大規模な星のエータカリナのガスと宇宙塵雲の巨大な膨らんでいるペアが、この衝撃的なハッブル望遠鏡画像で記録されました。
 たとえエータカリナが8,000光年以上離れていようとも、ほぼ私たちの太陽系の直径に近い160億キロメートル幅の特徴は、簡単に区別することができます。
 エータカリナはおよそ150年前巨大な爆発で苦しみました。そのとき、南空で最も明るい星々の1つになりました。
 星が超新星爆発と同じくらい多くの可視光を解き放ったけれども、この星は爆発を生き残りました。
 ともかくも、時速250万キロメートルで全て外へ動く爆発は、2つの大きな突出部と薄い赤道のディスクを生み出しました。
 私たちの太陽よりも100倍重いと推定されるエータカリナは、私たちの銀河の中で最も大規模な星々の1つであるかもしれません。

 運命づけられた星のエータカリナの超鮮明な眺めは、二段抽出による少ない表示色数でより多くの色数表現と形状解析の画像処理技術の組み合わせです。

 天文学者は、ハッブル宇宙望遠鏡でこれまでに作り出された拡張天体の最も高い解像度映像の1つを作り上げました。
 結果として生じた画像は、驚くべき詳細を現します。
 塵通路、小さい凝結と意外な放射線が、先例のない明瞭さですっかり現れています。
 中心にある星の外側の噴出物塊りは、その星よりも100,000倍も微かです。

 エータカリナは、およそ150年前に巨大な爆発の現場で、そのとき、地球の南空で最も明るい星々の1つになりました。
 この星は、超新星爆発と同じくらい多くの可視光を解き放ったけれども、星として生き延びました。
 新しい観察は、両極性の突出部の間で赤道面に沿って過度の紫外線光の流出を示します。
 明らかに、下方の突出部の星際の間に、比較的小さい塵塗れ破片があって、そこから大部分の青い光が、流出しています。

 他方、突出部は、優先して青い光を吸収する多量の塵を含んでいて、突出部が赤みがかったように見える原因になっています。
 この星は、私たちの太陽の500万倍以上のエネルギーを放射しています。
 またエータカリナは、星の天文学の大きな謎のひとつのままであると共に、新しいハッブル映像は、更なる難問を提起しました。

 結局、この星の爆発は、一般に控え目な他の星の両極性の爆発と星からの流体力学の流出に対して、ユニークな手掛かりを提供するかもしれません。

今日の宇宙画像 2005年6月7日号へは、ここをクリックすると移動します。


宇宙に重力波の氾濫を起こしている連星系

2005年06月06日 18時33分11秒 | 星々の画像
 今日の宇宙画像は、熱愛の激しい白色矮星の合体予測です。
 およそ5分に一回、体制を変えて激しい合体へと突き進んでいます。
 もし、惑星地球人類が真似するならば、確実に体力を消耗させ痩せ細り棺に包まれて、大気に薄れ行く運命になるでしょう。
 この連星系は、新たな親星となり合体の結果、惑星系を子として誕生させるのかもしれません。
 私たちの太陽は、天涯孤独な親星で、このような合体に向かう連星系は垂涎の的なのかもしれませんね。
 性の不思議項目で取り上げるべきか思案題材になりそうです。

白色矮星渦



 およそ1,600光年離れてJ0806として愛情をこめて知られている連星系では、2つの密度の高い白色矮星が、321秒ごと一回、互いを軌道に乗って回ります。
 チャンドラ天文台のX線データを解釈した天文学者は、星々のすでに印象的に短い軌道期間が、一緒に着々とより近い星々の渦として、より短くなっていると主張します
 たとえそれらが、およそ80,000キロメートルの別れがあるとしても、熱愛する2つの星は、その結果、結合する運命にあります。ちなみに、地球と月の距離は、この連星系では熟年の家庭内別居と形容できそうな400,000キロメートルです。
 このアーティストの想像力で表される驚くべきJ0806システムの死の渦は、白色矮星が重力波を起こすことによって軌道エネルギーを失うと予測するアインシュタインの一般相対性理論の結果です。
 実際、J0806は、私たちの銀河の中の重力波の最も明るい源のうちの1つであり得て、それは、将来の宇宙に基づく重力波計器で直接、検知が可能なようです。


 互いに死を握り締め結合が予想される各々の軌道に乗って回る2つの白色矮星は、たった今、宇宙を重力波であふれさせているかもしれません。
 これらの波は、アインシュタインによって予測されていますが、直接、決して見つけられない時空内の波紋です。
 アインシュタインは、加速する大きい天体が、光速度で宇宙中に広がる重力波を発すると予測しました。
 通り過ぎる波は、地球や月などの全ての物質が、海上のブイの様に上下に動く原因になり、かすかに物質間の距離を変えます。

 RX J0806.3+1527またはJ0806と呼ばれている2つの白色矮星の連星系は、渦巻くと共に閉じこめられるように毎時150万キロメートル以上も移動しています。
 それらの軌道が、さらに狭まり合併の原因となって、さらに小さくなったシステムは、重力波でますますエネルギーを解き放つはずです。
 この特定のペアは、これまでに知られているどんな連星系よりも最も小さい(狭い)軌道を持つかもしれません。それらは、かろうじて5分を超える321.5秒で、軌道の周回を完了します。

今日の宇宙画像 2005年6月2日号へは、ここをクリックすると移動します。


宇宙塵幕の後方で見つかる銀河の化石

2005年04月12日 18時08分59秒 | 星々の画像
 今日の宇宙画像は、シュピッツァー宇宙望遠鏡が見つけた天の川銀河の化石です。
 可視光でほとんど何も見られない暗闇が、赤外線望遠鏡は、隙間なく星々が埋められていると教えてくれます。
 私たちの眼は、ひとつの見方だけで事象を見ているのではないのです。
 見ているけれど認識していないだけです。
 それが都合の良いものかどうかは別にして、異なる見方で事象を認識することで、隠れている真実に一歩近づくのです。
 そう、得た情報のひとつだけが真実とは限りません。
 複合情報を分析することで、事象をより正確に認識できます。
 複雑さや複合を煩わしく思うことは、真実から目を逸らす事になっているのですよね。

* 銀河の化石を掘り起こすシュピッツァー



Credit: NASA/JPL-Caltech/H. Kobulnicky (Univ. of Wyoming)

 NASAのシュピッツァー宇宙望遠鏡で撮ったこの偽色彩画像は、塵塗れの私たちの天の川銀河面に、今なお隠されている球状星団を示します。
 球状星団は、130億年ほども前の私たちの銀河の出生にまで遡る古い星々の密集した一団です。
 天文学者は、天の川の形成と年代を研究する道具としてこれらの銀河の「化石」を使います。
 ほとんどの星団が、銀河面で約100万年毎の短期間の通過の繰り返えしを行なう一方で、その塵に覆われたディスク、すなわち平面上や銀河中心の周辺で周回します。
 シュピッツァーは、この塵に塗れた銀河面の中を見ることができる赤外線の目によって、現在、通過中の星団を初めて発見しました。

 地球から見た星団の見かけの大きさは、腕を伸ばしてその先に摘んだ小さな米粒の大きさに相当します。
 この星団は、星座鷲座にあります。
 天文学者は、この星団が私たちの銀河の中で最後に発見されるうちの1つであるかもしれないと思っています。

 天文学者は、現在銀河面を通過している新しい球状星団を見つけ、それから星団の過去の参照を捜して、2ミクロン全空調査から、1つの説明されていない姿だけを見つけました。
 まさに天文学者が私たちの銀河の最後の「化石」を掘り起こす可能性があったと考えたとき、銀河の裏庭に相当するところで、新しい発見をしました。

 天文学者は、天の川の年齢と形成を研究する道具として、球状星団を使います。
 NASAのシュピッツァー宇宙望遠鏡による新しい赤外線の映像とワイオミング大学赤外線天文台は、天の川の塵塗れの範囲の中で、かつて見たことがない球状星団を明かしました。
 それは、長い間所在不明だった親類を見つけることのようでした。

 新発見の星団は、天の川中心の軌道に乗って回ると知られているおよそ150のうちの1つです。
 星々のこれらのきつく束ねられた塊りは、私たちの銀河において最も古い天体の一つで、100億年から130億年前に誕生しました。
 この星団は、アーカイブ・データの中にあったけれども、誰もそれをこれまでに見つけていませんでした。
 この発見で、シュピッツァーがどんなに強力であるかを、完全に可視光線で隠されている天体を見つけた実演で示しました。
 これは、宇宙塵によって大部分の可視光が遮断されている私たちの銀河面の研究について強力な支援になります。

今日の宇宙画像 2005年4月11日号へは、ここをクリックすると移動します。


何百万もの星々を従えているような星団M7

2005年04月09日 21時29分57秒 | 星々の画像
 今日の宇宙画像は、背景の何百万もの星々にも負けない輝きの星団M7です。
 スパークしているのが主役の星団ですが、背景で塵のように見えているのも星々です。
 関連画像で見るとわかると思いますが、肉眼では星団の周辺が暗い空間のようにも見えますけれども、関連3枚目のアマチュア天文台画像でも無数の星々で空間が埋め尽くされています。
 天の川銀河中央の観測がいかに困難を極めるのかわかる画像ではないでしょうか。
 それ故に星々の煌きを掻い潜るX線や赤外線、電波望遠鏡が活躍することにもなるのですね。
 次号からは、赤外線観測のシュピッツァー宇宙望遠鏡画像を数回取り上げる予定です。

* さそり座内のM7散開星団



 M7は、空で星々の最も突出した散開星団のうちの1つです。
 明るい青い星々が支配する星団は、暗い夜空の星座さそり座の尾内に肉眼で見ることができます。
 M7は、全体でおよそ100の星々を含んでいて、およそ2億才で25光年の範囲があり、地球からおよそ1000光年離れて位置します。
 このカラー写真は、アメリカのアリゾナ州にあるキット・ピーク国立天文台の先進観測プログラムの一部として最近、撮られました。
 M7星団は、紀元130年にプトレマイオスが気づいた古代から知られていました。
 また星団の近くには、背景の下の部分と銀河中央の方角に、誇張なしに無関係な何百万もの星々が見えています。


 散開星団M7は、別名NGC 6475とも呼ばれていて、タイプは『e』で、さそり座の中の尾にあり、プトレマイオスの星団として知られています。
 赤経 17時53.9分、赤緯 マイナス34度49分で、約1000光年離れています。
 視覚の明るさは 3.3等級で、見かけの大きさは80弧分です。
 M7は、大きくて光り輝く星団で、夜空でも肉眼で簡単に見つけられます。
 バーナムは、「星団は、非常に多くのかすかで遠い天の川の星々を背景に突き出ているように見える」と述べています。
 この見事な星団を発見したプトレマイオスは、「さそり座の針の後の星雲」と記述しました。
 記述は、また、M6を含むかもしれませんが、その点については、不確実です。

今日の宇宙画像 2005年4月9日号へは、ここをクリックすると移動します。


さらば銀河よ、旅立つ星は、宇宙の孤児

2005年02月22日 18時06分54秒 | 星々の画像
 今日の宇宙画像は、生涯孤独な宇宙の一人旅を運命付けられた星です。
 広大な宇宙空間を超高速で駆け抜け、最後は燃え尽きると天文学者は予想しています。
 銀河と銀河の間は何も天体のない暗闇の空間ですけれども、しばらくの間は、この星から美しい天の川銀河が見え、宇宙時間でそれほど遠くない未来に、夜空に大きな銀河を数多く見るでしょう。
 天文学者の説によるならば、やがて、漆黒に溶け込むようにこの星は、たぶん、子孫を残すことなく一生を終えます。
 しかし、この星が存在する間、これから出逢うであろう銀河系で伴侶を得る可能性も、大海の砂の一粒にも満たないけれど離れることなくあります。
 私たち惑星地球の知的生命体は、『絶望』という言葉と概念を知っていますが、果たしてそれを知り得ていることが幸せなのかと考えてしまいました。

* 天文学者が発見した最初の宿無し星


Credit : Harvard-Smithsonian Center for Astrophysics
 天文学者は、毎時200万キロメートル以上にもスピードを上げて、私たちの銀河から去っている星の発見に関して最初の報告をしました。
 この信じられないスピードは、たぶん天の川の中心のブラックホールとの近い遭遇に起因して、星は、パチンコから石のように外へ投げ飛ばされました。
 出来事がとても強かったので、速い星は結局、銀河系間空間の黒度の中で一人旅をして、完璧に迷子になるでしょう。
 天文学者は、私たちの銀河の範囲を逃れるのに十分速い星の移動をこれまでに全く見ませんでした。



 この星は、SDSS J090745.0+24507としてカタログに記載された星で、以前には伴星を持っていました。
 しかし、スピード違反星が激しく外に投げられた間に、銀河の中央の超大規模なブラックホールによる近い通過によって、その軌道の中に伴星が閉じ込められました。

 1998年にこのシナリオが提唱され、今回の最初の追い出された星の発見は、それを確認することになるようです。
 非常に大規模なブラックホールの強力な重力だけは、私たちの銀河から十分な力で星を追い出す出口になることができます。

 星の速度がその起源に1つの手掛かりを提供する一方、その通り道は別なものを提供します。

 その照準線速度を計った結果によると、この星は、銀河中心から離れてほとんど直接動いていることを示唆します。
 野球で例えるならば、ピッチャーが投げた球をブラックホールという全球をホームランできるバッターが、意図も簡単に場外ホームランで打ち返したとなるでしょう。

 また、その構成物と年齢は、星の歴史の更なる証明を提供します。

 最も速い星は、天文学者が集合的に金属と呼ぶ水素とヘリウムよりも重い多くの元素を含んでいます。
 今回の発見に加わった天文学者たちは、この星が金属の豊富な星であるので、銀河中心でそのような最近に星形成領域の出身と考えています。

 この星は現在、地球から18万光年の距離にあって、その軌道から予測して、この星は銀河系を飛び出し、広大な宇宙空間を超高速で駆け抜け、最後は燃え尽きると天文学者は予想しています。
 この星が現在の位置までに到達するのに8000万年未満を必要としていたので、その年数は、推定された年齢と一致しています。

 星は、銀河の脱出速度の二倍速く移動していて、天の川の重力がこの星を拘束し続けられないことを意味します。
 太陽圏外へと地球から打ち上げられたボイジャー宇宙船のように、この星は終点のない天の川銀河系外の宇宙へと銀河中心から投げ出されました。

 私たちの銀河から決して帰らない空間へと旅立ったこの星は、孤独な将来に立ち向かいます。

今日の宇宙画像 2005年2月6日号へは、ここをクリックすると移動します。


天の川の宝石箱と宇宙の惑星オアシス

2005年02月10日 17時46分47秒 | 星々の画像
 今日の宇宙画像は、塵に隠れている天の川銀河中心を透かして見た結果です。
 銀河中心近くの領域の現在までで最も濃いこの赤外線視界は、僅か6光年の範囲に何千もの星々が詰め込まれていることを示します。
 明るい星々の位置は、X線源の位置に合致していなくて、銀河中心がX線放射する白色矮星仲間と多くの微かな太陽のような星々を含むかもしれないことを示します。
 関連最後の画像は、宇宙画家による空想的な画像ですが、観測結果から推測される惑星風景で根拠のない想像図ではありません。
 宇宙のオアシスは、惑星地球だけではない証明も近いかもしれませんね。

* 透けて見える銀河:天の川の中央を明かす

Credit : Harvard-Smithsonian Center for Astrophysics
 私たちの銀河の中心は、ハッブル宇宙望遠鏡さえそれを透過することができないほど、厚い塵が不明瞭にする「れんが塀」の向こうに隠されています。
 天文学者は、星々で群がっている美しい眺望を明らかにするためにその幕を持ち上げました。
 さらに、X線放出源と関連した特定の星々の探究は、これらのX線源の性質の2つのオプションのうちの1つを除外しました。
 ほとんど明らかに大規模な星々と関係していなくて、濃い赤外線の映像で明るい対照物として現れました。
 ブラックホールまたは中性子星ではない白色矮星のX線源に対するこの特質は、低い質量の連星である伴星からの物質降着を示しています。

 銀河中心の凝視には、チリにある直径6.5メートルのマゼラン望遠鏡の素晴らしい性能を使いました。
 とても簡単に塵を透過する赤外線光線を集めることによって、天文学者は、違った形で何千もの星々が隠され続けているのを見つけることができました。
 これらの研究のゴールは、チャンドラX線天文台で元々発見された微かなX線源である白色矮星、中性子星、ブラックホールの軌道に乗って物質を供給する星々のX線放出を確認することでした。


 チャンドラは、以前に私たちの銀河の中心75光年範囲で、2000以上のX線源を検出しました。
 源のおよそ5分の4は、主に激しい高エネルギーのX線を発しました。それらの激しいX線源の正確な種類は、謎のままでした。
 2つの可能性が、天文学者によって提案されました。
 ひとつは、大規模な星の仲間と中性子星またはブラックホールを含む高い質量X線連星系で、もうひとつは、低い質量の星の仲間を伴って、非常に磁化した白色矮星を含む激変型変光星です。
 源の本質の決定は、銀河中心の近くの星の形成履歴とについて活動的な展開を教えるかもしれません。


 遠くない未来に、あなたは近隣へ「さようなら」と言って宇宙の新世界に移住するかもしれません。
 左で太陽が地平線の方へ沈みかけて紫の空を描く惑星は、天の川の中心の近くのこの推測に基づく世界です。
 しかし、上部の右で爆発する明るい超新星が、その放射でこの世界の異国の生活を拭き取ろうとしている不吉な印象を与えます。
 銀河中心は、非常に濃く明るくて曇った薄明かり空を介して熱い星々のいくつかを見ることができます。

今日の宇宙画像 2005年1月31日号へは、ここをクリックすると移動します。


これが本当の空中衝突。織女星物語。

2005年01月31日 07時36分28秒 | 星々の画像
 今日の宇宙画像は、私たちの近隣にある恒星体系の惑星同士の衝突についてです。
 真冬に真夏の話題になりますが、彦星の恋しいお星様の織女星で起こった出来事でございます。
 宇宙はとても神秘的なもののようで、あろうことか惑星クラスの天体が衝突していました。
 地球の砂粒よりも小さい数ミクロンの塵粒状物の検出から、わずか100万年ほど前の出来事でした。
 関連は、ハッブル宇宙望遠鏡のアルプ220と呼ばれる独特な銀河の核にある2つの球状星団が、銀河が衝突する前に2つの渦状銀河の残り核であったかもしれないという話題です。
 ということで、2つの巨大な本当の『空中衝突』画像です。

* 織女星のすごい衝突

Credit: NASA/JPL-Caltech/T. Pyle (SSC/Caltech)

 天文学者は、近くの星の織女星(ヴェガ)周辺で渦巻いている塵塗れディスクが、以前に考えられていたよりも大きいと言います。
 それは、多分、直径が2,000キロメートルほどの惑星冥王星と同じ大きさの天体との衝突に起因したでしょう。
 NASAのシュピッツァー宇宙望遠鏡は、この『対決』の余波を塵塗れで見ました。
 天文学者は、未発達の惑星が一緒に壊れて、ばらばらに粉砕されて、繰り返し他の断片に衝突し、さらに細かい破片を生み出したと思っています。
 ヴェガの光が破片を熱し、シュピッツァーの赤外線望遠鏡が放射を検出しました。
 ヴェガは、25光年離れて星座琴座に位置し、夜空で最も明るい5番目の星です。
 それは、60倍、私たちの太陽より明るいです。

 赤外線天文人工衛星による1984年のヴェガの観測は、典型的な星周辺で最初の証拠を塵粒子で提供しました。
 ヴェガが近くてその極が地球に面するので、その周辺の宇宙塵雲の詳細な研究に素晴らしい機会を提供します。
 ヴェガの破片ディスクは、惑星状体系の展開がかなり混沌とした過程であることを証明するもう一つの証拠です。
 グラスの水面に落ちた1滴のインクが広がるように、ヴェガの宇宙塵雲での粒状物は、長く星の近くにとどまりません。
 シュピッツァー映像で見られる塵は、星から激しい光によって吹き飛ばされています。私たちは、おそらく100万年前の比較的最近の衝突の余波を目撃しています。

 科学者は、このディスク事象が短命であると言います。

 大多数の検出された物質は、地球上の海砂の100分の1の大きさしかなくて数ミクロンです。これらの小さい塵粒状物は、1,000年より短い時間的尺度で体系から離れて恒星間空間に消えます。
 しかし、それでもまだ多くの小さい粒状物があります。それらは、私たちの月の重さの3分の1の総質量と同等です。これらの短命な粒状物の群は、高い塵生産を意味します。
 ヴェガ・ディスクは、私たちの太陽の13分の1である3億5000万年の若く短い星の人生を通じて、塵生産のこの量を維持するために、ありそうもない惑星構造物質との衝突で巨大な蓄積を持たなければならないでしょう。

 科学者たちは、さらなる一時的なディスク現象の見込みがあると思っています。彼らは、その物理的な大きさを含むヴェガの破片ディスクの他の特性を掘り当てました。

今日の宇宙画像 2005年1月27日号へは、ここをクリックすると移動します。


ブラックホール理論のハムレットは夢物語か?

2004年11月26日 20時40分35秒 | 星々の画像
 今日の宇宙画像は、アンドロメダ銀河を周回している球状星団G1です。
 このとても大きな球状星団が、その核に「中規模」のブラックホールを隠していました。
 発見を確認できたこのブラックホールは、銀河の超大規模なブラックホールの「種」のようなものかもしれません。
 球状星団は銀河に属していますから、似たような構造の銀河中心のブラックホールの謎をひとつくらいは解明できる手がかりになるでしょう。
 ハッブルの発見は、ブラックホールの2つの構造理論のうち、一方にとても有利な情報を提供した模様です。
 傍観者としては、今回不利な立場になったもうひとつの理論に有利な情報をハッブルが提供することも有り得るなら、含み笑いを通り越して爆笑するか完璧に混乱するか、ブラックホール理論のハムレットになれるかもしれませんね。

* ハッブルが、予想外の場所でブラックホールを発見



Credit :NASA, STScI, UCLA

 NASAのハッブル宇宙望遠鏡による最新の調査結果によれば、中型のサイズ・ブラックホールが実際に存在しますが、科学者はそれらを見つけるために予想外の若干の場所を覗き込まなければなりませんでした。
 以前に発見されなかったブラックホールは、どのようにブラックホールが成長するかについて、光を投じる重要な関連を提供します。
 とても風変わりな、これらの新しいブラックホールは、私たちの天の川や他の銀河を周回している「蜂の巣」と呼ばれる星々の群れの球状星団の核の中で発見しました。
 非常に大きい球状星団G1は、私たちの太陽の約20,000倍と、とても大規模なブラックホールを隠しています。

 この画像の球状星団G1は、何十万もの星々を収容しています。
 しかし、中程度の大きさクラスのブラックホールが、密集した中心の範囲内で深いところに予想外の賓客として鎮座しています。
 ブラックホールは見えませんが、ハッブル宇宙望遠鏡の徹底調査する瞳が、混雑した中心部を回転する星々の速さを計ることによって見つけました。
 天文学者は、スペクトルの観察を使ってM15とG1の核を周回する星々が、非常に速い速度で動くということを発見して、目に見えない大きい天体の存在を提起しました。
 これらの以前に発見されていないブラックホールは、ブラックホールがどのように発展するかについて、光を投じる重要な関連を提供します。

 球状星団は、宇宙で最も古い星々を含みます。
 ハッブル望遠鏡による発見は、どのようにして銀河と球状星団が何十億年も前に最初に形成されたかについて、よりよい理解につながる見込みがあります。
 球状星団が、もし現在ブラックホールを持っているならば、初めに形を成した時に、既におそらくブラックホールを持っていました。
 新しい結果は、球状星団の非常に落ち着いた初老の環境が、非常に若干の銀河の激しい核と違った風変わりで面白い天体を収容することを示します。
 これらの調査結果は、初期の宇宙で星団とブラックホールの形成について、私たちに非常に意味深い何かを話しているかもしれません。
 ブラックホールは、以前に思われていたよりも、宇宙でとても一般的です。

 それだけでなく、私たちはハッブルのこれらのデータによって、どのように銀河構造が宇宙で形をなすのかなどの、今日の天文学における最も重要な未解決の問題に関して、球状星団を銀河と関連させることができるひとつの情報を提供します。

今日の宇宙画像 2004年11月22日号へは、ここをクリックすると移動します。

近くの宇宙の身に沁みる与え続ける側の悲話

2004年11月20日 17時56分00秒 | 星々の画像
 今日の宇宙画像は、与える一方の悲しい性を身を持って私たち惑星地球生命に示している謎の天体です。
 パートナーに与え続け痩せ細り、なおかつ、離れようにも離れられない宇宙の「実話」が今日の主題です。
 釣った魚に餌をやらないの教訓は、惑星地球の知的生命体のいずれの性に当てはまるのでしょうか?
 愛が冷めても生涯離れることができない謎の天体の身の上話ですが、あなたが決してこのようなパートナーに出会っていないことを切望いたします。
 少なからずも身に沁みる話でどなたかの心に突き刺さるかも知れずと思いながらも、心を鬼にして制作しました(T_T)/~~~

* 恒星でもなく褐色矮星でもない謎の天体


Credit: NOAO, Gemini Observatory

 NOAO-WIYNの天文学者は、相互作用する星の一方が、そのパートナーにとても多くの質量を与えすぎたので、現在知られている星の種類と全然似ていない奇妙で不活発な物体に退化した対象を探し出すために、EFエリダヌスと名付けられた激烈な連星体系の凝視にジェミニ北とケックII望遠鏡を利用しました。
 その中心部で核融合をすることができず、数百万年もの間、その非常に精力的な白色矮星パートナーと周回することを運命づけられた廃墟の星は、本質的に星の新たな不確定の種類の天体です。
 提供者星は、左側の典型的な線のような内側の小さなパートナーとのロマンチックな関係で、与えても与えても限りなく与え続けても、全く相手にされず苦しみ続けました。
 現在、提供者星は、与える物質の行き止まりに到達し、この天体を超惑星と考えるには非常に大規模で、その構成物は、知られている褐色矮星と合致しませんし、星(恒星)と分類するには非常に低い質量になりました。
 そのような忘却の淵の天体に関する正確な種類は、現在までに何も確立されていません。

 連星系のEFエリダノス(略称、EF Eri)は、星座エリダノス座内にあり地球から300光年に位置していると知られています。
 EF Eriは、元々は、太陽の質量のおよそ60パーセントの星でしたけれども、微かな白色矮星パートナーに与え続けた結果、現在では、太陽の質量の20分の1と推定される未知の種類の提供者天体になっています。
 この種類の連星系は、これらの『燃えさし』天体について、科学者が理解していることよりも多くの真相をもたらすかもしれません。
 これらの種類の連星系は、一般に典型的な銀河のスター・システム(星体系)の通常の個体調査形態で説明できません。
 このような謎の天体は、疑いなく慎重に考慮するべきです。

 現在、2つの天体は、地球と月との距離の2倍ほどしか離れておらず、互いに軌道に乗って回っています。
 それでもまだ、パートナーの白色矮星には見向きもされず、愛の証どころか手を握らせてももらえません。
 物質提供天体は、物質を与え続けた結果、心労が重なり太陽と同じ大きさだったにもかかわらず、ざっと惑星木星と等しい直径の物体にまで退化しました。
 現在、連星系からの大部分の放射は、電磁スペクトルの赤外線部分です。

 ジョージア州のデリク・ホマイアー大学は、EF Eriで状況を繰り返すことを試みる一連のコンピューター・モデルを構築しました。
 けれども、惑星地球生命の個々の連れ合い関係が複雑極まりないと同じく、最善のモデルでさえもEF Eriの完璧に近い結果を作ることができませんでした。
 EF Eriの観察は、ちょうど今、そのような連星系の一部に関する研究に端緒を切り開き始めたところで、これからは赤外線スペクトルに合致するモデルへと進歩することになるでしょう。

今日の宇宙画像 2004年11月17日号へは、ここをクリックすると移動します。