横浜の建築設計事務所 コア建築設計工房のブログ

建築のこと、 横浜のこと、保育や福祉施設のこと、介護のことを表現します。

YSK建築セミナー

2022年01月31日 | セミナー・講習会

おはようございます。
神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の井下です。

弊社が加盟している横浜市建築設計協同組合(YSK)主催にて、建築セミナーが開催されます。
講師には、山本理顕さんをお招きして、「これからの公共建築を考える」をテーマにご講演いただきます。
横浜市立子安小学校やチューリッヒ国際空港付属複合施設などの建築作品と共に、
建築家のあるべき姿やコンペの形などを語っていただきます。
オンラインによるセミナーで、定員500名です。
みなさまのご参加を心よりお待ちしております。

開催日時:2022年2月12日㈯13:00-15:40
開催方法:Zoomウェビナー
申込方法:以下のURLよりお申し込みください↓↓↓
https://us06web.zoom.us/.../reg.../WN_4JJvpAtNSHSL-B5npsLe8A





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〒231-0013 神奈川県横浜市中区住吉町6-69 馬車道STビル5階 
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プールの改修工事

2021年06月02日 | 改修工事の設計

おはようございます。
神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の伊部です。

今回、某小学校のプール改修工事の設計を担当させていただくことになりました。
プールの改修といってもプールサイドのPC床板とそれを支える架台の部分が改修対象です。

▲この扉から入ります

▲プールの下はこんな感じです

▲PC板(プールサイドの床)をつなぐボルトまわり

このようにコンクリートが剥離して鉄筋がむき出しになっているところを補修します。
元々アルカリ性のコンクリートが経年劣化で中性化し、中の鉄筋を錆びさせ、
膨らんだ鉄筋がコンクリートを破壊したことが原因です。

改修の方法は、ざっくり言うと。。。
まず脆くなったコンクリートを落とし、鉄筋を露出させます。
その後、亜硝酸リチウム入りの防錆ペーストを鉄筋に塗り、亜硝酸リチウム入含有ポリーマーセメントモルタルで成形し、仕上げに亜硝酸リチウムを表面に塗布するいう流れです。

亜硝酸リチウムの防錆ペーストは、鉄と化学反応を起こし、不動態被膜という鉄筋を守る膜を再生してくれます。
亜硝酸リチウム含有ポリマーセメントは、防錆環境の長期維持を手伝う役割を持っています。

明日から本格調査開始です。調査は高さ1m程度の部分にもぐって行います。
きつい体勢ときつい環境の調査ですが、不具合部分の見落としがないよう調査したいと思います。

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TOTOトイレセミナー

2020年09月28日 | セミナー・講習会

おはようございます。
神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の田中です。

2020年9月9日にTOTO様主催のトイレに関する講習会がありました。
現在、私は某小学校のトイレ改修設計業務に携わっており、設備的な知識を身につけて設計業務に活用できるようなるため受講してまいりました。

当日は基礎知識を学ぶ座学から実機説明による体験、ショールームの見学まで行っていただきました。
TOTO様、この度は大変お世話になりました。


▲ロータンクとフラッシュバルブのいいところを組み合わせたフラッシュタンク洋便器


▲和洋リモデル工法
既存和便器の上部のみを撤去し、その上に新規の洋便器に改修する工法


▲和洋リモデル工法の模型その1
写真の様に和便器上部のみ特殊な機械でカットするようです。


▲和洋リモデル工法の模型その2
新設した洋便器。向きを自由に変えられるとのこと。


▲ショールームにあったキッチンの一つ
詳しくはお伝えできないですが、TOTOの細かい所までこだわったキッチンとのことです。


▲ショールームにあったユニットバスの一つ
床が特殊な材質で、素足で乗ると非常に柔らかく気持ちがいいのが特徴的でした。


▲ショールームにあったトイレの一つ
壁掛けの洋便器でスタイリッシュな意匠でした。


弊社では保育園の設計の他に、公共建築物の設計業務も行ってます。
様々なビルディングタイプの建築物を満足に設計できるように、このようなセミナーを積極的に受講し、実際の設計に反映できるよう精進致します。




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某小学校基本構想

2019年11月25日 | 設計事務所の日々のこと

おはようございます。 神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の小川です。

9月から始まった某小学校の基本構想がまとまりつつあります。この後には地元の方々との検討会を経て基本構想をまとめていく形になります。
まとめていく中で感じたこ事は、配置計画、法規制、工事工程、概算工事費等多角的に検討していかないとダメなことです。細かい事で多少違和感がある部分があった場合に後で調整ができるだろうという考えで進めると手戻りをして逆に時間がかかってしまう事になったり、プランの検討についても、検討している中で思考がループしてしまい時間が過ぎていくこともありますが、とはいえ構想もまとまりつつありますので計画案比較表を作成し検討会に提出できる資料をまとめていきたいと思います。

▲各評価項目を評価しながら計画比較表を完成させます。

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神奈川県庁(本庁舎)の見学

2019年11月18日 | 建築旅行・建築巡り

おはようございます。
神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の宇都宮です。

10月21日に書いたブログ(「神奈川県庁」国の重要文化財に!)の続編です。

神奈川県庁の見学日には屋上にも上がることができます。
屋上に上がると、建築当時(昭和三年)に軒先の装飾用として施されている焼き物の一部が展示されています。


▲ 昭和38年に取外し、復元したものが展示されています。

現在本庁舎の向かい側に、分庁舎を建て替え建築中です。


▲ 屋上から見た建築中の分庁舎の様子


▲ 本庁舎の玄関に展示されている分庁舎の模型

本庁舎内部のいくつかの部屋が見学できました。

特に豪華だったのは「正庁」と呼ばれる大切な儀式などに使用されていた大広間です。


▲ 壁面はコルク吹付仕上

木の床には寄せ木細工が施されているのですが、バックヤードの部屋も大広間と同じ仕様になっていました。
とっても贅沢なバックヤード空間です。


▲ 寄せ木細工の床

現在も絶賛使用中の知事室を見学する事もできました。


▲ 知事室入口から見ることができます。

県庁見学は小学校の社会科見学以来でしたが、当時と見る視点も変わり楽しめました。


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二俣川小学校建替え基本構想業務を受託しました

2019年10月10日 | 設計事務所の日々のこと

おはようございます。
神奈川県横浜市にある建築設計事務所・株式会社コア建築設計工房の井下です。

二俣川小学校建替え基本構想業務を受託いたしました。
横浜市では市内小中学校485校のうち、1981年以前に建設された384校について、今後34年間で順次建替える基本方針を策定されました。
一昨年から3校ずつ選定されています。
二俣川小学校は、明治6年に開校した歴史ある小学校です。
現在の校舎は昭和42年に竣工しており、築52年の老朽化により建替えが決定されました。
基本構想業務とは、設計に入る前に建替えを実現させるための新校舎の配置計画を数パターンと、法規制、工事工程、概算工事費等をあらゆる角度から検討する業務になります。
新校舎の耐用年数は70年を想定していますが、70年後の学校という存在が今とは全く違う世の中になっているであろうと想像されます。
その時代に合った改修が可能な可変性に富んだ計画が望ましいと考えています。

▲現在の二俣川小学校校舎全景

二俣川といえば、先日運転免許更新に免許センターへ行ってきたところ、施設が新築されていました。
申請、支払、視覚検査、写真撮影、講習までの流れが分かりやすいレイアウトに様変わりしていました。

▲神奈川県民にとって二俣川といえば、運転免許センター

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つくばみらい市立陽光台小学校を見学しました

2019年08月08日 | セミナー・講習会

おはようございます。
神奈川県横浜市にある建築設計事務所・株式会社コア建築設計工房の井下です。

先日、横浜市建築設計協同組合(YSK)の建築見学会に参加しました。
一つ目は、つくばみらい市立陽光台小学校(梓設計、2015竣工)です。

木造校舎ですが途中に鉄筋コンクリート造を挟んで防火構造とすることで、室内も木質化されています。


▲木造校舎の途中に見えるコンクリートの防火壁。うだつが上がらないの語源「うだつ」


▲廊下と教室の間仕切りを三角形に切り取った、ハーフオープンスクール
 音と目線は遮りつつ、光、風、動線はつなげています。
 教室は、学年ごとにまとまっていて、中廊下型でありながらクラスター型のようなプランになっています。


▲吹抜けのメディアセンター、校舎の中央に配置され、どこからでもアクセスできます。


▲大階段の多目的ルーム。200人の集会ができるそうです。



▲中庭のビオトープ。



二つ目は、国立研究開発法人建築研究所CLT実験棟 です。

CLTとは、Cross Laminated Timber、繊維方向が直交するように積層接着した木質系材料です。
構造材として普及が望まれています。


▲CLT実験棟


▲CLTの断面



三つ目は、アキュラホームつくば支店 です。


▲吊り屋根構造


▲上棟時

一般流通材を束ねて9mのスパンを飛ばしています。


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横浜市内某小学校給食室改修工事 竣工!

2019年04月11日 | 竣工!

おはようございます。
神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の井下です。

先月末に横浜市内某小学校給食室改修工事が竣工いたしました。
この仕事は、横浜市のプロポーザルにて弊社の提案が選定されてスタートいたしました。
通常の給食室改修は一部増築して床面積を広げるのですが、増築せずレイアウトを工夫して新基準の給食室に適合させる提案を評価いただきました。
衛生管理の面から、床面に水を流さないドライ式の厨房にすることが今の基準となっています。
改修なので限られたスペースの中で、検収→保管→下処理→調理→配膳→下膳→洗浄という作業動線を効率よく配置させなければなりません。



▲調理室内部、回転釜5台、スチームコンベクションオーブン、IHコンロ


▲食育コーナー、子供たちがホール側から調理風景を見ることができる窓を設けました

この小学校は新築時に建築家内井昭蔵氏が設計された小学校です。
名建築の改修に携わることでたくさん勉強させていただくことができました。
夏休みから始まった工事でしたが、学校の先生方、教育委員会の方、建築局の方、設備設計、施工会社とたくさんの方のご協力をいただき年度内に無事竣工を迎えることができました。
この場をお借りしまして感謝申し上げます。本日4/11より新調理室での給食がスタートします!

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平成最後の年度末

2019年03月28日 | 設計事務所の日々のこと

おはようございます。
神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の井下です。

コア設計の仕事は年度単位で区切りがつく仕事が多いので、手帳も4月始まりのものを使っています。
ここ10年くらいは、糸井重里さんが発行人である「ほぼ日手帳」を使っています。
文庫本サイズ、1日1ページ、方眼、180°パタンと開く製本、バタフライストッパーが気に入っています。
バタフライストッパーとは、ペンホルダーがカバーの両端についていて閉じた時にその2つにペンを差すと手帳が開かないようになっているしくみです。
何気ないけど画期的な発想力に魅かれました。
この先も、グーグルカレンダーやワンノートなどのデジタルとアナログの併用になりそうです。


▲新しい手帳を買うとなぜだか不思議と気持ちがリフレッシュされます。


▲バタフライストッパー、ペンホルダーがカバーの両端についていて閉じた時にその2つにペンを差すと手帳が開かないようになっているしくみです。

2018(平成30)年度は、保育園4園、小学校の給食室改修1校、中学校のEV増築1校の工事を監理させていただきました。
竣工写真が整いましたらUPさせていただきます。
また、翌年度工事となる保育園、グループホームの設計が大詰めを迎えています。

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北の丸公園 科学技術館

2018年12月25日 | 建築旅行・建築巡り

おはようございます。
神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の清泉です。

先日、北の丸公園内にある科学技術館に行ってきました。


▲1964年竣工 地上6階、地下2階 設計:松下清夫、平山崇


▲航空写真

東京近郊に住んでいると、小学校の社会科見学等で一度は行ったことのある建物なのではないかと思います。
航空写真からもわかる通り星のような形をしており、それぞれの棟に展示室があります。
私は今回1階の多目的ホールに行ったのですが、内部を歩いていると自分が今どこの棟にいるのかまったくわからなくなります。
そういった感覚の混乱というか、非日常的な場所で非日常的な体験や学習をするのに一役買っているデザインなのかなあと思いました。


▲六芒星形のプレキャストコンクリート

そしてこちらも特徴的な、六芒星形に抜かれたプレキャストコンクリートが建物の全面を覆っています。
建物を外から見たときに、階数をわからなくする意図があるそうです。

科学技術館はドラマや映画にもたびたび登場していますが、古さを感じさせない「未来感」のあるデザインなのではないでしょうか。

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研修旅行(ヴォーリズと近江八幡)

2018年12月12日 | 建築旅行・建築巡り

おはようございます。
神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の宇都宮です。

先日のブログでヴォーリズ設計の「旧豊郷小学校」について書きましたが、
滋賀の研修旅行ではヴォーリズととても関わりの深い近江八幡の街を散策
してきました。

近江八幡はヴォーリズが来日してから一生を終えるまで過ごした街で、
今でもヴォーリズが設計した建物がいくつか残されています。


▲ 旧八幡郵便局

建築家としてのヴォーリズは知っていたのですが、リップクリーム等で有名な
メンタームの創設者でもあったというのには驚きました。
こういった事業やキリスト教の伝道、建築と幅広い分野で日本の近江八幡の地を
拠点に活躍されてきました。

街なかにはすべての人が幸せになれるまちづくりを目指した彼の功績を称えて
ヴォーリズの銅像が建てられています。


▲ 近江八幡の人々に愛されいるヴォーリズの像

彼の建築は近江八幡にとどまらず、日本中、海外にもたくさん建てられました。
現存している建物も少なくなってしまいましたが、これからも機会があったら
ヴォーリズ建築を見ていきたいと思います。

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研修旅行(旧豊郷小学校@滋賀県犬上郡豊郷町)

2018年11月28日 | 建築旅行・建築巡り

おはようございます。
神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の宇都宮です。

前回に引き続き、滋賀県での研修旅行で行ってきた建物についてご紹介します。

滋賀県犬上郡豊郷町にある旧豊郷小学校です。


▲ 旧豊郷小学校 正面

この建物は地元の実業家 古川鉄治郎さんの寄付により1937年(昭和12年)に建てられた小学校です。
この小学校の設計はアメリカ人建築家 ウィリアム・メレル・ヴォーリズさんです。


▲ 木の床の長い廊下

長い廊下に面する教室の窓は木枠の開閉可能な格子窓がはめられています。

ここの見どころの一つ。階段の手摺には有名な童話の2匹が。


▲ 童話「うさぎとかめ」の主人公

階段を上っていくと、踊場には暖かい日差しが差し込んでいて気持ちよさそうにうさぎが眠っていました。


▲ 気持ちよさそうに眠るうさぎ


▲ ゆっくり少しずつ前進して、ゴールしたカメ

このうさぎとかめの彫刻は、
「グズでノロマでいじめられっこだった。」という古川さんに当時の小学校の先生が
「誰も見ていないところで努力をし、ゆっくりで良いから前に進んでいきなさい。」
と、その時に先生が教えてくれたのがうさぎとかめの物語だった。
・・・というのをヴォーリズさんに設計依頼した際に伝えたのだそうです。
ヴォーリズさんはその古川さんの幼き日の思い出とこの建物への思いをこのような形で残したのだそうです。


▲ 隣接している講堂

建物の両サイドには2階にも席がある大きな講堂とギャラリーがありました。

この小学校は過去に何度も取り壊しの危機を迎えていましたが、地元住民の希望と努力で現在も市民の交流の場として活用されています。
今では国の登録有形文化財に登録されています。

古く歴史ある建物がどんどん壊されてしまいますが、こういった形で今もこれからも有効活用されながら残される建物が増えていくと良いなと思います。

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コンクリートブロック塀の改修設計

2018年11月12日 | 改修工事の設計

おはようございます。
神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の清泉です。

今年6月に大阪で発生した地震により、小学校のコンクリートブロック塀が倒壊し、
女の子が下敷きになって死亡するという事故がありました。

毎日新聞記事より「大阪震度6弱 倒壊の塀、鉄筋不足 基礎との接合部分」

この事故を受け、横浜市でも早急にコンクリートブロック塀の改修工事を
行うこととなりました。
現在弊社でもブロック塀の改修設計を進めています。


▲コンクリートブロック塀改修場所(手前が横浜市の施設の敷地、奥が隣地)

長さで言うと3m程度のわずかな塀ですが、隣地の住宅は人が通れる幅が十分にあるため、
万が一の事態を防ぐために改修を行います。
こちらの物件では既存のブロック塀を撤去、鉄筋を組み型枠を立ててコンクリートを打設し、
コンクリート擁壁を新設します。他の物件では、写真手前のようなフェンスに改修するところもあるようです。


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子どものための建築と空間

2018年10月17日 | 展覧会・アート・本

おはようございます。
神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の宇都宮です。

まだ先の来年のお話ですが、

子どものための建築と空間展』が、2019年1月12日(土)~3月24日(日)まで、

パナソニック 汐留ミュージアムでの開催が決まり発表されました。


▲ ふじようちえん<設計:手塚貴晴+手塚由比(手塚建築研究所)>

幼児教育および初等教育の場、児童遊園、図書館等の児童施設作品を中心に展示されるようです。
この展示会の開催趣旨に、
「子どもの時に過ごした空間は、原風景として長く記憶に留まり、その後の生き方や考え方の形成に与える影響は少なくありません。」
とあります。

実際に私自身も数十年前に過ごした幼稚園や小学校で、友達と遊んだ思い出やそれぞれの行事等の記憶と共に、その場所の景色が今でも鮮明によみがえってきます。
特に、こういう空間づくりの仕事をしているから思い出せるのかもしれないし、そういった空間の居心地が良かったからこういう仕事をしているのかもしれません。
どちらにしても、私自身とても影響を受けています!

時代の流れによって、その時、子供達にとって必要な空間も変わっていきます。
これからの子どものための空間に必要なものは何なのか、、、
この展示会に足を運んで改めて考えてみたいと思います。

子どものための建築と空間展
2019年1月12日(土)~3月24日(日) @パナソニック 汐留ミュージアム

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デザインしています

2018年08月24日 | 設計事務所の日々のこと

こんにちは
神奈川県横浜市にある建築設計事務所・株式会社コア建築設計工房の長谷川です。

「デザイナー」という言葉から何を想像しますか?
単に何かをつくる人…でしょうか?計画する人?
私は小学生高学年の頃、デザイナーにあこがれていました。←このデザイナーとは
ファッションデザイナーです。今の時代ですとデザイナーを指す言葉として、
ウェブデザイナーやグラフィックデザイナーといったジャンルのほうがピタッと
くるかもしれませんね。
デザイナー。辞書では「服飾・建築・商業・工業などの分野でデザインを担当する人。
デザインの専門家。」となっていますが、最近では”生活をでデザインする”や”未来を
デザインする”といったように、形にならないものにもデザインという言葉は使われ、
デザイナーは多岐にわたって存在するのでしょう。

コア建築設計工房は読んで字のごとく、建築分野でデザインを担当している人の集ま
りです。建築デザイナー…ですね。
会社では今、井下を筆頭に小学校建替えに伴う設計のプロポーザル提案書を取り組ん
でいます。デザイナーが多岐にわたっているということは、1つのことをデザインす
るという行為も多様な要素をまとめるということにもなります。プロポーザルでは
あらゆることを一つにまとめています。

 


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