西友のCM「誰のおかげで編」で、逆コピーの練習をしてみましょう。
今回は広告の基本である「何を言うか」「どう表現するか」という2点に焦点を当てて考えます。
牛肉 「誰のおかげで篇」です。
家族でスキヤキを食べていて、家族から食べ方に文句を言われる父親。
耐えかねて激怒する父。
父
「誰のおかげでこんな肉が食えると思ってるんだ!」
娘
「西友じゃね」
くすっと笑ってしまいまう、おもしろいCMですね。
それでは逆コピーをやってみましょう。
■逆コピー
西友はKY(カカクヤスク)という戦略をとっている。
まずは、それを訴えることのベースだな。
カカクの安さを伝えることがメインだけど、今の時代、西友じゃなくても価格を下げることはどこでもやっている。
ただ、「値段が安いですょ~」じゃダメだ。
それじゃあ、どうしよう。
う~ん、困った。簡単そうで、なかなか難しい問題だ。
こんなときは基本に立ち戻るべし。
消費者ベネフィットを訴えることが基本だ。
「価格が安いと、消費者はどんなメリットがあるのか」
価格が安いことによる消費者ベネフィットは・・・。
とりあえず、思いつく限りあげてみよう。
・家計が助かる。
・家計が助かるから、余暇にお金が使える。
・エンゲル係数が下がる。
・趣味にお金を費やせる。
・洋服を買える。
・へそくりができる。
・貯蓄ができる。
・買い物が楽しくなる。
・買い物するときに、値段を見て躊躇しなくなる。
・我慢していたものを買える。
・ちょっと贅沢な食事ができる。
・安くおいしい食事ができる。
・あちこちのスーパーのチラシをチェックして、1円でも安いスーパーに行くという面倒なことをしなくてもいい。
・養育費に回せる。
etc.
ざっと並べると、こんな感じかな。
消費者ベネフィットとしては、
「ちょっと贅沢な食事ができる」
「安くおいしい食事ができる」
が、いいだろう。
近年は家食(内食)が流行っているし、これがいい。
コンセプトは、
「価格が安いから家で美味しいものを食べられる」
ということだな。
つまり、
『美味しいものが食べられるのは、西友のおかげ』
というわけだ。
よし、コンセプトは決まった。
次は、「どう表現するか?」だ。
一般大衆、庶民向けだから、そういったターゲットに刺さるような方向にしたいな。
普通に生活しているごく普通な家庭。
いわゆる平均的な家庭。
お父さんはサラリーマン。子どもが2人。
1人は学生。もう1人はフリーター。
あくせくと毎日頑張って働いているのに、住宅ローンの支払いや家族を養うためで精一杯。
旅行に行けるのは1年か2年に1度くらい。
お父さんよりもアルバイトをしている子供の方が、断然リッチ。
お母さんはお母さんで、家計を切り詰め、毎日家事をこなしている。
子育て、家事と、1年365日、年中無休。
お父さんより、よっぽど忙しい日々を長年続けている。
だけど、父親は、
「いや、頑張ってるのはオレだけ。我慢しているのはオレだけ」と思っている。
ストレスを抱えながらも、そんなことは口が裂けても父親は口に出せない。
「誰のおかげで・・・!」
なんか、この台詞って、よく聞くな。
「オレがお前を食わせてやっている」
とか、
「家族を養っているのはオレだっ!」
って。
よし、これを使って、家庭のワンシーンを「おもしろおかしく」表現してみよう。
一般庶民が家で食べる贅沢な食事は、スキヤキあたりかな。
そんな感じでできあがったのが、このCMです。
※逆コピーは、あくまでもコピーを考えるプロセスを身につけるためのひとつの練習方法です。
事実とは異なります。
西友 誰のおかげで CM
今回は広告の基本である「何を言うか」「どう表現するか」という2点に焦点を当てて考えます。
牛肉 「誰のおかげで篇」です。
家族でスキヤキを食べていて、家族から食べ方に文句を言われる父親。
耐えかねて激怒する父。
父
「誰のおかげでこんな肉が食えると思ってるんだ!」
娘
「西友じゃね」
くすっと笑ってしまいまう、おもしろいCMですね。
それでは逆コピーをやってみましょう。
■逆コピー
西友はKY(カカクヤスク)という戦略をとっている。
まずは、それを訴えることのベースだな。
カカクの安さを伝えることがメインだけど、今の時代、西友じゃなくても価格を下げることはどこでもやっている。
ただ、「値段が安いですょ~」じゃダメだ。
それじゃあ、どうしよう。
う~ん、困った。簡単そうで、なかなか難しい問題だ。
こんなときは基本に立ち戻るべし。
消費者ベネフィットを訴えることが基本だ。
「価格が安いと、消費者はどんなメリットがあるのか」
価格が安いことによる消費者ベネフィットは・・・。
とりあえず、思いつく限りあげてみよう。
・家計が助かる。
・家計が助かるから、余暇にお金が使える。
・エンゲル係数が下がる。
・趣味にお金を費やせる。
・洋服を買える。
・へそくりができる。
・貯蓄ができる。
・買い物が楽しくなる。
・買い物するときに、値段を見て躊躇しなくなる。
・我慢していたものを買える。
・ちょっと贅沢な食事ができる。
・安くおいしい食事ができる。
・あちこちのスーパーのチラシをチェックして、1円でも安いスーパーに行くという面倒なことをしなくてもいい。
・養育費に回せる。
etc.
ざっと並べると、こんな感じかな。
消費者ベネフィットとしては、
「ちょっと贅沢な食事ができる」
「安くおいしい食事ができる」
が、いいだろう。
近年は家食(内食)が流行っているし、これがいい。
コンセプトは、
「価格が安いから家で美味しいものを食べられる」
ということだな。
つまり、
『美味しいものが食べられるのは、西友のおかげ』
というわけだ。
よし、コンセプトは決まった。
次は、「どう表現するか?」だ。
一般大衆、庶民向けだから、そういったターゲットに刺さるような方向にしたいな。
普通に生活しているごく普通な家庭。
いわゆる平均的な家庭。
お父さんはサラリーマン。子どもが2人。
1人は学生。もう1人はフリーター。
あくせくと毎日頑張って働いているのに、住宅ローンの支払いや家族を養うためで精一杯。
旅行に行けるのは1年か2年に1度くらい。
お父さんよりもアルバイトをしている子供の方が、断然リッチ。
お母さんはお母さんで、家計を切り詰め、毎日家事をこなしている。
子育て、家事と、1年365日、年中無休。
お父さんより、よっぽど忙しい日々を長年続けている。
だけど、父親は、
「いや、頑張ってるのはオレだけ。我慢しているのはオレだけ」と思っている。
ストレスを抱えながらも、そんなことは口が裂けても父親は口に出せない。
「誰のおかげで・・・!」
なんか、この台詞って、よく聞くな。
「オレがお前を食わせてやっている」
とか、
「家族を養っているのはオレだっ!」
って。
よし、これを使って、家庭のワンシーンを「おもしろおかしく」表現してみよう。
一般庶民が家で食べる贅沢な食事は、スキヤキあたりかな。
そんな感じでできあがったのが、このCMです。
※逆コピーは、あくまでもコピーを考えるプロセスを身につけるためのひとつの練習方法です。
事実とは異なります。
西友 誰のおかげで CM